2023年7月30日1,088 View

ついに猛暑の8月。 フレブルオーナーに心がけて欲しいこと

ドアを開けて外に出た瞬間、往年の名優ばりに「なんじゃこりゃあ」と叫びたくなるほどの暑さ。毎年暑さを更新しているのではないのかと疑うほど、この夏も猛暑です。毎月25日になると気象庁がこの先3ヶ月の予報を発表するのですが、7月25日に発表された8月から10月の予報は、東日本も西日本も沖縄&奄美も平年より高く、北日本も平年並みか高い、という絶望の結果に…。予報に示されていた日本地図の大部分は真っ赤でした。夏はフレブルオーナーにとって心配の多い季節ですが、そんな時こそ「無理をさせない」のが一番なんですよ。

夏のお散歩は必須項目ではない

フレンチブルドッグ,健康,夏

sanjagrujic/shutterstock

 

犬にとってお散歩は欠かせない日課。

 

ですが、これだけ暑い日が続くと散歩自体が危険行為になることも十分あり得ます。

 

夏場は早朝&夜の散歩が鉄則ながら、つい寝坊をしたり、はたまた仕事の都合で安全な時間に行けないことも多々あるもの。

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Africa Studio/shutterstock

 

そんな時に真面目なオーナーさんほど「散歩させなくちゃ」と無理をしがちだけど、無理をさせる可能性があるのなら散歩を取りやめる勇気を持つことも大事。

 

中にはご近所の犬が散歩をしているのを見かけたり、散歩に行かないなんてかわいそうだと言われてしまうこともあるかもしれないけれど、こういう時こそ「よそはよそ、うちはうち」なのです。

 

かわりに自宅でストレスを発散して運動できるよう知育玩具を取り入れたり、ロープの引っ張り合いっこをするなどして、安全な環境で楽しめる工夫をしてあげましょう。

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Pau Novell Aran/Shutterstock

 

なお、涼しい時間帯でも散歩中に愛ブヒが疲れた様子だったり帰りたがるそぶりを見せたら、それはもうお散歩終了の合図。

 

多くのフレブルには定番の散歩コースがあるかと思いますが、夏場はコースを短縮し、愛ブヒの様子を確認しながら歩いて。

 

息が荒くしんどそうであれば、例え家を出てから数分しか経っていなくても切り上げることが熱中症を防ぐためにはマストなんです。

 

お腹の具合や倦怠感を見逃さない

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Margarita Mindebaeva/shutterstock

 

無理をさせないことの見極めが難しいのは、少しの体調の変化。

 

ちょっぴりお腹が緩い、なんだかしんどそうにしているなど、病気とまでは断定できなくても普段より元気がないなと感じる時です。

 

通常なら少し様子を見るかと思いがちですが、夏は他の季節に比べて格段に体力が落ちやすい時期。

 

冷房の効いた室内と猛暑の屋外の気温差によるダメージをはじめ、冷房による乾燥で皮膚のバリア機能が低下するために起こる皮膚トラブル、高温多湿な環境で悪化しやすい外耳炎などの耳の病気が隠れている可能性があります。

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Tienuskin/shutterstock

 

いつも愛ブヒに接しているオーナーさんだからこそ気づく少しの変化は、やはり何か原因があるもの。

 

フレブルたちは言葉を喋ることができないため、調子の悪さを教えてはくれません。

 

「しんどいんだけど気付いてもらえないから我慢」をさせるのは、つまり無理をさせてしまっているってこと。

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Unchalee Khun/shutterstock

 

何か変化を感じたらまずは病院へ行き、先生の診断やアドバイスに頼りましょう。

 

ちなみに病院が苦手な、もしくは大好きなフレブルの場合、行き先が病院だとわかると興奮しがち。

 

暑い中で興奮するとさらに体温が上がって熱中症になりやすくなるので、なるべく朝一番や日が暮れてからの診察を選ぶのも熱中症防止のコツです。

 

人の遊びに付き合わせすぎない

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Tienuskin/shutterstock

 

世の中は夏休み。

 

夏といえば川遊びにBBQなど、アウトドアで遊ぶ機会も増えますよね。

 

家族だからどこに行くのも一緒だよ、と愛ブヒを連れていくのはもちろん賛成なのですが、やはりこれも気温やお出かけ先をしっかり吟味する必要が。

 

人間にとっては快適な温度でもフレブルたちには暑いと感じる場所や気温だったり、長時間の屋外活動にお供させるのは危険なケースも。

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Firn/shutterstock

 

お出かけ時は愛ブヒの様子を確認しつつ、適宜クーラーの効いた車内や場所で休ませて無理をさせない配慮を。

 

また、夏の時期は夕方から開催される犬グッズ中心のマルシェといったドッグイベントも多いけれど、場所によっては夕方でもまだまだ暑いことが多々あります。

 

夕方だし大丈夫と過信するのではなく、自分がまだ暑いと感じたら人間だけで参加するか、イベントの参加を見送ることも大切な判断。

 

夏のお出かけでペットカートを利用するオーナーさんも多いけれど、カートの中は空気がこもりやすいのでひんやりマットを敷いたり凍らしたペットボトルを入れておくなど、カート内の温度にも注意してあげてくださいね。

 

おわりに

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Phasin B/shutterstock

 

場所によっては40度に迫ろうかという尋常じゃない暑さ。

 

こんな高温の中では、いくら元気なフレブルでもすっかり参ってしまいます。

 

私たち人間の熱中症や体調不良もそうですが、このくらいならまだ大丈夫だろう、というちょっとの無理が引き金になって倒れるケースが大半。

 

フレブルたちも毎年1歳ずつ年を重ねていくので、例え去年の夏は大丈夫だったことでも今年も大丈夫だとは限らないのです。

 

昨今の暑さをよく「災害級」だなんて表現しますが、ブヒもヒトも無理をしないことが夏を元気に乗り切る秘訣なんですよ。

 

 

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