【脳腫瘍の早期発見に繋げる】フレブルに「MRI脳ドック検査」という選択肢を。
生まれつき、脳腫瘍になりやすいフレンチブルドッグたち。てんかん発作が出てMRI検査を受けた子の「68.3%」が、脳腫瘍と診断されたというデータも出ています。これは人気犬種のトイプードルと比較すると、4倍以上…。
今回は、愛ブヒが脳腫瘍で旅立った編集メンバーの経験をもとに、初期症状についてお話ししたいと思います。そして、早期発見に繋げるために「MRI脳ドック検査」という選択肢についてもお伝えさせてください。
どうか1頭でも多くのフレンチブルドッグが、豊かなフレブルライフをおくれますように。
(PR 株式会社 キャミック)
目次
フレンチブルドッグは「脳腫瘍」になりやすい犬種

KarinR/shutterstock
「フレブルライフ」では、フレンチブルドッグと脳腫瘍の関係について、何度もお伝えしてきました。
その理由は、フレンチブルドッグが先天的に脳腫瘍になりやすい犬種だから。
てんかん発作を主訴にMRI検査を受けたフレンチブルドッグの「68.3%」が脳腫瘍だった、というデータも出ているほどです。
たとえばトイプードルの場合、同じ症状でMRI検査を受けて脳腫瘍と診断される子は、16.4%。
上記のデータを見ても、フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種と言わざるを得ません…。
【編集部の経験談】脳腫瘍で旅立った愛ブヒの前兆

hypersoulz/shutterstock
筆者も約2年前に、愛ブヒが脳腫瘍で旅立った経験があります(当時11歳)。
初めて病院へ行ったのは、最初に「てんかん発作」を起こした時。
犬種の特性や年齢を踏まえると「脳腫瘍の可能性が高い」と言われ、愕然としたのを覚えています。
脳腫瘍が厄介なのは初期症状がわかりにくく、てんかん発作を起こした時点では症状が進行していて、予後が期待できないこと。
愛ブヒもご多分に漏れず、すでに腫瘍が転移していて、投薬で発作を抑えるしか治療の選択肢はありませんでした。
ところが改めて振り返ってみると「あれが初期症状だったのかな…」と思うことがあった気がするのです。
振り返って気づいた、脳腫瘍の初期症状

hypersoulz/shutterstock
愛ブヒの場合、初めててんかん発作を起こす2-3ヶ月ほど前から「3つの症状」があったように思います。
①立ち上がるスピードが遅くなった
※後ろ足に力が入りにくくなっていた
②お散歩で歩く速度が落ちた
③お散歩が大好きなのに、帰りたい仕草を見せるようになった
シニアブヒの特徴だと思い「足の治療」を行っていた

Trin-Wi/shutterstock
先ほどの3つは、シニアブヒの症状とも重なります。
当時愛ブヒは11歳だったこともあり「年をとったな〜それもかわいいな〜」なんて、脳の病気を疑うことはありませんでした。
ただ、後ろ足に力が入りにくくなっていたので、東洋医学の先生の元でお灸をしたり、いわゆる足の治療は行っていたのです。
通院のたびに足取りも軽くなった気がしていたので、すっかり安心していました。
その矢先に、初めてのてんかん発作を起こした…というのが大まかな経緯です。
「MRI脳ドック検査」という選択肢。動物検診センター・キャミックが提供

キャミックでMRI検査を受けるワンコ
今回みなさまにお伝えしたいのが、「MRI脳ドック検査」という選択肢です。
犬・猫のMRI検査を主軸とする動物検診センター「キャミック」が、2023年4月から「MRI脳ドック検査」をスタートしました。
いわゆる人間の脳ドッグと同じように、症状が出る前に検査をし、早期発見と予防に繋げるのが目的です。
「早期発見」で広がる未来

Banana-Images/shutterstock
脳の病気は厄介ですが、早期発見によって治療の選択肢が増えやすくなります。
たとえば「脳腫瘍」には放射線治療という方法がありますが、これは毎回麻酔を伴うので、なかなかの体力勝負。
発作が頻発して体力が低下していたり、高年齢の場合は避けた方が良いケースもあるでしょう。
もちろん治療の選択はご家族で決めるべきですが「体力があればできること」があるのも事実です。
麻酔リスクは減少傾向にある

Hryshchyshen-Serhii/shutterstock
MRI検査と聞くと、どうしても麻酔が怖い…という印象を受けます。
事実フレンチブルドッグをはじめとした短頭種は、麻酔リスクが高いと考えられてきました。
ところが医療の発展に伴い「麻酔薬の進歩」「モニタリング技術の改善」「その子に合わせた麻酔プラン」などにより、リスクは軽減しています。
いくつかの研究や報告によれば、麻酔の死亡リスクは「0.05%〜0.1%」ともいわれています。
ただしフレンチブルドッグは他の犬種に比べて気道が狭いなどといった特徴がありますから、できれば「麻酔に慣れている病院」を選ぶのがベターです。
MRI/CT検査専門という「キャミック」の実績

MRIの検査中、獣医師が画像をチェックする場所
動物検診センター「キャミック」はMRI/CT検査を主軸としているため、今までに何万頭の犬たちを検査してきました。
さらに、フレンチブルドックの検査件数は約3,000頭にも及びます(2007年〜2023年11月)。
またその子に合わせた麻酔方法や事前のヒアリングを徹底しているのも、安心できるポイントです。
ただし、フレンチブルドッグに限らず「絶対に安心」ということはありませんので、ご家族や獣医師とよくご相談の上、検査を受けることを推奨いたします。
キャミックで「MRI脳ドック検査」を受けるには
キャミックは「MRI脳ドック検査」も通常検査も、主治医(かかりつけ医)の紹介が必須になります。
「MRI脳ドック検査」をご希望の方は、気になる症状を主治医に伝えた上で、その先生に予約をしてもらいましょう。
オーナーさんが直接申し込むことはできませんので、ご注意くださいね。
全国の動物病院から予約が可能

キャミックで検査を受けるフレンチブルドッグ
「キャミック」での検査予約は、全国の動物病院から行うことができます。
近くの大学病院の予約が取りにくい方、フレンチブルドッグの麻酔に慣れた場所で検査を受けたい方は、ぜひ主治医に相談してみてください。
キャミックは関東を中心に3施設展開
キャミックは、城南(東京都世田谷区)、ひがし東京(東京都江戸川区)、城北(埼玉県さいたま市)の3施設。
すべての施設で「MRI脳ドック検査」を受けることができます。
もちろん通常のMRI/CT検査を受けることも可能です。
フレブルは年齢に関係なく、脳腫瘍になりやすいから…。

hypersoulz/shutterstock
多くの犬たちは、5-6歳未満で発作が起きた場合は、「特発性てんかん」を疑われるケースが多いです。
「特発性てんかん」とは、脳に異常は認められないが、てんかん発作が起きることをいいます。
命に直結する可能性は低く、発作を止める薬を飲むことで寿命を全うできるケースも多いのです。
ところがフレンチブルドッグの場合は、年齢に関係なく「発作」が起きたら脳腫瘍を疑わなければいけない…という特徴をもっています。
・最近フラつくようになった
・急に足腰に力が入らなくなった
・お散歩を嫌がるようになった
といった症状がありましたら、獣医師に相談の上「MRI脳ドック検査」を受けるのも選択肢のひとつかもしれません。

キャミックで使用しているMRI機器
もし気になる方がいましたら、ぜひ一度、動物検診センター「キャミック」の公式サイトをご覧になってみてください。
これからも、1頭でも多くの子が豊かなフレブルライフをおくれることを、私たちは願っています。
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