フレブルについて悩んだら、これを思い出して。
フレンチブルドッグとの暮らしに悩みはつきもの。健康ケアやお散歩回数に食事まで、毎日の暮らしの中で「何が一番の正解なのだろう」と頭を抱えることは少なくありませんよね。そんな時に頼りになるのは、同じくフレブルと暮らしている人たちのアドバイスや暮らしぶり。実際そこには多くの参考になる事例があるけれど、そっくり全部がうちの子に当てはまる、というわけではないのです。
誰かの正解がうちの正解とは限らない
お散歩が大好きなブヒもいれば苦手な子もいるし、何を出してもぺろりと平らげる食欲旺盛ブヒから食べムラのある子まで、フレブルだってみんなそれぞれ違うんです。
だからこそオーナーさんごとに愛ブヒに対する悩みが異なるわけですが、その解決策として挙げられる方法というのは、あくまでも「こういうやり方もありますよ」という提案のひとつ。
「これが正解です」というものではないので、オーナーとしては数多ある解決策を色々試しながら、うちの子に向いている方法を手探りで導くしかないんですよね。
そうやって試行錯誤していくうちに完成するのが「我が家らしいフレンチブルドッグライフ」なわけです。
もちろん先輩ブヒオーナーのアイデアや事例はとても役に立つけれど、こうじゃなければいけない、というものではありません。
ただ、人間だもの。
どうしたって比べてしまうし、同じ悩みを持つ人が何かの工夫をして解決に至ったのなら取り入れようと思うのは至極当然のこと。
けれどここで注意したいのが、「比べる」ことです。
多彩なアイデアで愛ブヒにまつわる悩みを解決し、理想的なフレブルライフを送っている人たちだって、そもそもは試行錯誤を繰り返して今のフレブルライフを手に入れたはず。
そしてその背景には「いかにうちの子に合っているか」を見極めながら、何度もトライ&エラーを繰り返した結果ベストに辿り着いたという経緯があるのだと思います。
アドバイスや参考事例の多くが「悩みに対するアプローチ方法と結果」だけを抜粋して紹介されるため、その結果に辿り着くまでのプロセスを知らないままに真似してしまう。
これって愛ブヒにとって本当に正解なのでしょうか?
お悩み解決に不可欠なこと
フレブルを健やかに育む事例やアドバイスの多くは非常に理に適っているし、実際にそこの子はそれで悩みが解決しています。
けれど、うちの子に当てはまるかどうかは分からない。
まずはやってみることが大事だけれど、その「成功例」を盲信するのはアウトです。
なぜならうちの子とよその子は体質や性格、嗜好も異なる「別のフレブル」だから。
もちろんフレンチブルドッグや犬全般に対して言える「良き生活習慣や食事、環境」はあるけれど、個々の悩みに対してはもっとオーダーメイドな対処が必要。
そしてそのオーダーメイドな対処をするために不可欠なのは、愛ブヒの性格や体質を一番よく理解しているオーナーさん自身の創意工夫。
成功例をそっくり真似するのではなく、それをベースに愛ブヒの好みや体質、性格といった、一緒に暮らしているからこそ知り得るデータを重ねていく。
それがオーダーメイドの解決策の基本レシピなのです。
その上で試行錯誤をし、ようやく解決の兆しが見えてくる。
細かく説明すれば、これが「お悩み解決策」の中身なんですね。
だから「試してみたけど結果が出ない」と諦めるのではなく、試す際に我が家流のアレンジを加えることがどんなお悩みに対しても重要。
先輩オーナーさんの成功事例には「あくまでもうちの場合は」という枕詞がついていることを忘れないで。
お散歩やおやつに対しても同様
フレブルと暮らしていると、よそのブヒのライフスタイルって気になるもの。
雨でもお散歩は欠かさない子、食事回数に留守番の長さや方法まで、素敵なフレブルライフを送っている人と比べては迷うことばかり。
ここでも「比べる」というのがキーワードですが、オーナーさんもみんな異なる仕事や生活をし、家族構成もバラバラ。
その家なりのルールの中で、その家に適したスタイルでブヒと暮らしているのです。
フレブルに必要な運動や食事の基本はあるけれど、その基本をどう応用していくかはオーナーさん次第。
仮に高齢のフレブルなら長時間の散歩は負担になる可能性があるし、食事の量や回数なんてブヒによって変わりますよね。
だから散歩は必ず1日2回とか、おやつは必要か不要かなど、絶対的な決まりなんてありません。
唯一の絶対的ルールは、生涯を通して愛し可愛がり、ブヒの心身の健康に留意することぐらいです。
今ってSNSを中心に他者が発信する情報が難なく手に入る時代だから、それを目にしてはつい比較をし、自分と異なる点ばかりが目につきがち。
それが先輩ブヒオーナーさんの意見だとなんとなくそちらの方法が正しいのかもなんて思ってしまいがちだけれど、愛ブヒを一番よく知る人、つまりあなたでなければ、愛ブヒにとっての正解なんて分からないんです。
おわりに
筆者も愛ブヒに対して試行錯誤しまくった経験があり、あれが良いらしい、これがおすすめらしいと情報を仕入れては片っ端から試したクチ。
しかしそのうち、そこに愛ブヒらしさを加味していくことで、食生活やケア、運動などの全てに対して「我が家流」の正解ができました。
こればかりは愛ブヒと過ごす歳月がモノをいうけれど、悩んだ時はまず愛ブヒをじっくり観察してみること。
そうすればうちの子にはどんな解決策が適しているのかが、なんとなくでも見えてくるのではないでしょうか。
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