育児放棄されるフレンチブルドッグたち【イギリス】
世界中でまだまだ人気が高まっているフレンチブルドッグ。一緒に暮らすフレンチブルドッグをテレビで紹介する芸能人も増えていますよね。しかし残念ながら、「人気があるから」、「可愛いから」という理由で安易にフレブルを家族に迎えて悲しい結果を迎える家族も少なくないようです。
今回は、イギリスから入ってきたそんな悲しいニュースをお伝えします。
人気ゆえに、手放されるフレンチブルドッグたち

Javier Brosch/shutterstock
今やCMやテレビ番組に引っ張りだこなフレンチブルドッグ。キュートな外見と面白い行動、甘えん坊な性格が世界のみんなをトリコにしています。イギリスでは2017年に人気の犬種1位になったほど。でも、そんなイギリスから悲しいニュースが入ってきました。
ニュースのタイトルは『Why French Bulldogs are Getting Abandoned(なぜフレンチブルドッグが捨てられているのか)』。
ニュースに出てくるブリンドル(黒)のフレンチブルドッグの名は「オスカー」。オスカーは、ロンドンで家族と暮らしていた4歳の男の子。しかし悲しいことに、その愛する家族に捨てられてしまったのです。
それも、病気があるとわかったから。鼻の穴が狭く、息をするのが困難なため手術が必要と聞いて、家族は「それでは飼えない」と手放したのだそうです。
育児放棄、多くの理由は「医療費がかさむ」から

Tyler Olson/shutterstock
もっと悲しいのは、オスカーを含み、今年ロンドンでは30頭を超えるフレンチブルドッグが家族に育児放棄をされたという事実。理由のほとんどが「医療費がかさむから」なのだそうです。
フレンチブルドッグに限らず犬を迎える前には、その犬種の特性、食費、医療費などを見据えた上で「それでも育てられる環境か」を事前に判断するのがマスト。そうすれば、フレンチブルドッグは病気になりやすく、医療費がかかることも自ずと見えてきます。
本当に犬の幸せを願うならば、「飼わない」という判断も不可欠。それをしなかったために、こうして手放される子が増えているのかもしれません。
これはイギリスに限ったことではなく、私たち日本人にもいえること。事実、過去に持てはやされたハスキーやチワワが大量に育児放棄されたことを忘れてはなりません。
ネガティブな表現…その伝え方にも疑問が残る

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とはいえ、その呼びかけ方も難しいところ。フレンチブルドッグが育児放棄をされている事実について、イギリスでも犬情報専門サイトのライターたちが現状を伝えようとしています。これはとても大切なこと。
ただし、そのタイトルは『なぜフレンチブルドッグを飼うべきではないか』や『フレンチブルドッグがペットに適さない理由』など、ネガティブなものばかり。フレブルたちが抱えがちな疾患や問題点などに注目し、いかに不健康な子が多いか、いかにお金がかかるかということを主に書いたものばかりなのです。
これでは子犬はもちろん、今施設にいる子たちが、家族を見つけられないのではないかという心配の声も出ています。安易に飼うべきではない、でもそこにはたくさんの家族を待っているフレンチブルドッグがいる…そんなジレンマのような状態が、今のフレンチブルドッグをめぐるイギリスの状態なのかもしれません。
フレブルと暮らす私たちにできること

Viva_Viktoriia/shutterstock
フレンチブルドッグは、確かに飼いやすい犬種ではありません。暑さや寒さに弱く、徹底した温度管理が必要なのは周知の事実。さらに皮膚も弱く、食物アレルギーで食べられるものが限られる可能性だってあります。
また、オスカーのように鼻の穴が狭い「鼻腔狭窄症(びくうきょうさくしょう)」や、「軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)」といった病気は、フレブルオーナーなら絶対に一度は耳にしたことがあるはずです。
もし誰かに「フレンチブルドッグを迎えたいんだけど…」と相談されたら「難しい犬だから、心して迎えた方がいい」とアドバイスしてあげるのがわたしたちの務めかもしれません。「お金がかかるかもしれないし、甘えん坊だから今まで通りお仕事やお出かけができなくなるかもしれないよ」と。フレンチブルドッグと暮らすということは、それだけ覚悟がいることなのです。
そして、もうひとつ。
アドバイスをするときには、ぜひ伝えてあげてください。「フレンチブルドッグと暮らすということは、何にも変えられない幸せだ」ということを。
おわりに
フレンチブルドッグの人気が上がったからこそ増えてきた悲しいニュースのひとつをお伝えしました。オスカーを含む、放棄されたフレブルたちが一日も早く新しい家族を迎えられますように。
遠いイギリスでの出来事とはいえ、私たちもこのようなニュースをきっかけに改めて考えなければなりません。「悲しいね」で終わるのではなく、そこから何ができるかを考えることが、すべてのフレンチブルドッグとオーナーの幸せにつながることを願っています。
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