フレブルが寒がりな理由はこれ
寒い、寒い〜。と外出後は慌ててお家に飛び込む日々が続きますが、寒さに震え暖かい場所から動きたくないのはフレブルも同じ。って、え? 犬って雪が積もれば大興奮で庭を駆け回るものだと童謡でも歌われていませんでしたっけ。でもそれは、相棒であるフレブルを見るとあくまで歌の中だけのお話のようです。筆者にとって初めてのフレブルだった先代の愛ブヒも、今現在傍らで大いびきを発している2代目愛ブヒも、とにかく暖かな場所が好き。うちだけかしら? と調べてみたところ、フレブルだけでなく暖かな場所が大好きな犬たちは相当数いて、中には北国の犬のはずでは…と首をかしげるケースも。そこで犬も暖かい場所が好きという、この現象を追ってみました。
こたつの味を知ってしまったフレブル…

KPV89/shutterstock
筆者宅にこたつはありませんが、よくSNSなどで投稿されているペット画像ではこたつから一向に出てこない犬たちの姿が投稿されていますよね。
全身被毛で覆われているから流石にこたつの中は暑いだろうになと思ってたのですが、まさか筆者の愛ブヒも「こたつ族」になるとは…。
ことの発端はこのお正月のこと。
毎年帰省する夫の実家のリビングにはこたつが設置されているのですが、生まれて初めてコタツを目にした愛ブヒは、当初特に興味を示す様子はありませんでした。
が、人間がこたつに入ると興味津々で一緒に中に入っていき、そこから帰宅するまでの間、彼の姿を見ることはほぼなくなったのです。

yellow objects/shutterstock
ええ、愛ブヒはすっかりこたつの魔力に囚われ、以降トイレやご飯、おやつの時にのみのそりとこたつから這い出て来て、目的を果たすと瞬時にこたつへ戻るという正月を過ごしていたのです。
本当に犬なのか。
よくこたつの快適さ、心地よさを表現するために「こたつを背負って暮らしたい」などと言いますが、それを現実に実行したフレブル。恐るべしです。
ちなみによほどこたつが快適だったのか、散歩に連れ出してもものの3歩で家に戻りこたつへと姿を消していました。
こんな犬ってどうなのかと思い友人に話すと、なんと友人宅のフレブルもこたつが大好きだそうで、スイッチを入れると流石に暑すぎるのではないかと危惧した友人は、愛ブヒがこたつに立てこもっているがゆえにスイッチはオフにしたまま厚着して過ごしているそうで、なんのための暖房なのかと嘆いておりました。
フレブルたちが寒がりな理由とは

Patryk Kosmider/shutterstock
こたつはひとつの例ですが、そもそもこたつがない環境でも愛ブヒたちは暖かい場所が大好きです。
暖房の入った部屋でもブランケットに潜り込んだり、夜になれば布団の中に入ってきて朝までグースカ寝ることも。
実は犬が暖かい場所を好むのには、快適さだけでなく最近のペット事情がありました。
それは室内で暮らす犬の増加です。

Southworks/shutterstock
フレブルは完全室内飼いがマストな犬種ですが、昨今は大型犬でも室内飼いするのがデフォルトになっていますよね。
パピーの頃から家の中で人間と一緒に生活している犬は、常に快適な温度に保たれている室内暮らしに体が慣れてしまっています。
それゆえに暑さや寒さに晒されることが少なく、寒さ慣れしていないために寒さに弱い傾向にあるそう。
確かに室内飼いの犬たちは本来春と秋に起きる換毛期の時期がずれるなんてことをよく耳にしますが、これは年中快適な温度の中で暮らしているからこそ。

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また、子犬や高齢犬、痩せている犬も寒さに弱く、大型犬よりも小型犬に近くなるほど寒さを感じやすくなります。
愛ブヒが寒さを感じているかどうかは、体を丸めて小さくなっていたり震えていないかがサインとなりますが、他にも興奮したり警戒しているわけではないのに背中の毛を立てている時も寒さを感じている印。
背中の毛が逆立つのは立毛筋という筋肉が収縮することで起きるのですが、寒さによって立毛筋が収縮し、毛が逆立つことがあるのです。
そのため毛を逆立てる要因がないときに背中の毛を立てている場合、寒いと感じている可能性があるので室温などを確認しましょう。
フレブルに寒さ対策はマスト

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ずっと室内で暮らし、かつ長毛種でもないフレブルは寒さに弱い犬種です。
寒さを我慢させていると下痢や嘔吐、気管支炎を起こすこともあるため、防寒対策は必須。
とはいえ熱中症になりやすい犬種でもあるため、室内にいる時に必要以上に部屋を暖めるのもお勧めしません。
ポイントは暖かい場所とクールダウンできる場所を自由に行き来できるようにしておくこと、そしていつでも水を飲めるようにしておくことです。

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留守番中だと暖房をつけっぱなしにしておくのも不安なので、ペットの体温で暖かくなるマットや寒さを感じたら潜り込める大きさのブランケットを置いておくなど、寒さを凌げるアイテムを投入しましょう。
なお、ケージでお留守番をしている子の場合、ケージを外から毛布で覆うなどもかなり有効です。
またフレブルたち犬は乾燥肌になりやすく、乾燥した空気によってドライアイや呼吸器系疾患のリスクが上がります。
そのため暖房を使用する際には加湿器も併用し、室内の乾燥対策にも気を配ることもお忘れなく。
おわりに

bozsja/shutterstock
暖かい場所を好むフレブルたち。
その背景には室内暮らしゆえに寒さに不慣れなことや、そもそも寒さに強い犬種ではないことが挙げられます。
暑さに弱く、決して寒さにも強くない。
そのため夏も冬も温度管理は抜かりなく、というのがフレブルオーナーの鉄則なんです。
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