2018年1月5日9,726 View

甘えたのフレブルと暮らす君へ。キミとの時間、自分の時間。

フレンチブルドッグは愛情深い性格のコが多くとびきり甘えん坊な犬種。お家の中でも片時も離れないワン!とばかりに、常にあなたの横をキープしているのでは?もちろんそんな甘え上手な姿はフレブルの大きな魅力ではあるものの、その反面お留守番が苦手でオーナーが自分の時間を持ち辛くなるという反面も。いつでもどこでも一緒に出かけられるわけではないだけに、ブヒとヒト、お互いがストレスなくそれぞれの時間を持つにはどうすればいいのでしょうか?

ペットと暮らすということは

フレンチブルドッグ分離不安

Teerawut Bunsom/shutterstock

犬と暮らすということは、それがフレンチブルドッグではなくてもある程度の自分の時間は制限されるもの。もともと犬は群れで生活していた動物なので基本的にひとりでいるのは得意ではなく、ペットとしてヒトと暮らすようになった今でもその本能は残っています。

 

だからこそヒトとワンコが良きパートナーとして共に生活できるのであり、一緒に過ごしているうちに一体感を感じられるようになるのはワンコと暮らす大きな魅力。

 

また、彼らは自分で勝手に散歩に行ったり料理をしたりして食事を取れるわけではないので、必ず世話をする必要がありますよね。そのためワンコを迎えると、自分自身のライフスタイルを変えざるを得なくなる部分が出てきます。

 

とはいえ、仕事でどうしても留守にする時間以外にも、例えば趣味やお付き合いなどに費やす時間は必要。それらを全て投げ打ってワンコと過ごす、という選択をすればきっと愛ブヒは喜ぶけれど、結果それがオーナーのストレスや負担になってブヒに八つ当たりしてしまっては元も子もなくなってしまいます。

 

愛犬に過度な我慢をさせることなく自分の時間もちゃんと持つこと、これはフレンチブルドックに限らずどんな犬種のオーナーも望んでいること。では、みんなどんなふうに自分時間を捻出しているのでしょうか。

 

時間を決めてストレスをためない

フレンチブルドッグ分離不安

Andi Berger/shutterstock

趣味にしろ友人との食事や飲み会にしろ、何時から何時までと自分の中で時間を決めて出掛ける。このように自分の自由時間に制限をつけることで、楽しむ時間はそれに集中し、愛ブヒがひとりで留守番していても大丈夫と思える時間内に帰宅するようにしているオーナーは少なくありません。

 

人間が1日24時間であるのに対し、私たちの3倍のスピードで生きる犬の1日は約7時間の感覚だと言われています。つまり、私たちにとっては数時間の留守番でも、ブヒにとっては約3倍の長さに感じるということ。

 

これを思うと、あまり長い時間お留守番をさせておくのは胸が痛みますよね。だからこそ、自分で時間を区切って切り上げることはとても重要。

 

とはいえ何時に終わるかわからないイベントも多く、そういう場合には家族間で在宅時間の調整をしたり、ペットホテルなどを利用するという方法もあります。

 

家族が多忙な人や一人暮らしをしている人の場合、同居家族に頼れない分だけブヒを留守番させておくことに罪悪感を覚えるケースも多く、その結果それがストレスになってワンコとの生活を諦めてしまう人も…。

 

そうなってしまわないように、「留守番させる=ブヒに対して罪悪感を抱く」のではなく、「留守番させる=させた分だけ一緒の時間を楽しむ」と考え方を切り替えることはとても大切。

 

甘えん坊のフレンチブルドッグと暮らすなら、自由になる時間は常にブヒと一緒に過ごす。これは理想論ではあるものの、現実的ではありませんよね。

 

中にはそういった生活を実践している人もいますが、それはあくまでも理想。甘えたのフレンチブルドッグはオーナーの気持ちを機敏に察するため、大好きな飼い主がストレスフルな状態だとそれがブヒにも伝わってしまいます。

 

これはヒトにとって都合の良い考え方なのかもしれないけれど、ブヒだってたまにはひとりでくつろぎたいかもしれませんよ。ブヒとアナタのお互いが良い距離感で心地よく過ごすためにも、それぞれの時間を持つことは決して罪悪感を感じることではないのです。

 

ワンコですもの。フレブルだって留守番できます!

フレンチブルドッグ分離不安

joke50e/shutterstock

思えばひと昔前、犬といえば屋外で飼う動物という認識が一般的でした。家の中で飼う小型犬をあえて「お座敷犬」なんて呼んでいた時代もあり、そのころは犬の分離不安なんて多くの人が耳にしたこともなかったでしょう。

 

分離不安という言葉が広く認識されたのは、犬種やサイズを問わず犬を室内飼いするようになった比較的最近のこと。それこそ昭和の時代は番犬として犬を飼う家も多かったため、「犬=留守番できるもの」という意識が強くあったのです。

 

もちろん、これは私たち人間の思い込みだったかもしれないし、ワンコにとっては決してハッピーな状況ではなかったかもしれませんが、同じ空間で一緒に暮らすようになったからこそ離れて過ごすことに対しての不安(分離不安)が生まれたのではないでしょうか。

 

分離不安の半分は、実は人間の側にあるのかも。必要以上に心配したり留守番させたりすることに罪悪感を覚えるのは、愛ブヒを大切に思うからこそ。

 

でもね、あなたのブヒはちゃんとわかってます。アナタが絶対に自分の元に帰ってくることを。そして離れている時もブヒの存在をずっと気にかけていることを。だから大丈夫。ブヒがアナタを信じているように、アナタもブヒを信じて。

 

おわりに

フレンチブルドッグ分離不安

Antic Milos/shutterstock

お互いが心地よく感じる距離や関係というのは、ヒトによって様々。だから正解なんてないけれど、アナタとアナタのフレブルの間にも、きっと互いにとってベストな距離感があるはず。

 

甘えることが大好きなブヒと暮らすヒトにとっては、留守番は何年経っても心配が尽きない大問題です。だからといって、自分だけの時間を我慢することもありません。もちろん制限はされるけれど、それ以上に多くのハッピーをくれるのがフレンチブルドッグという犬種。

 

できればいつも一緒が楽しいけれど、離れている時間があるからこそ一緒の時間がかけがえのないものになるのかもしれませんよ。

 

「分離不安」については、コチラの記事もご覧になってみてくださいね。

最近よく耳にする分離不安とは。フレブルは分離不安になりやすい?

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