2025年3月3日8,022 View

フレブルは子犬に優しい。その理由は?

これぞフレブルパピーだぜと言わんばかりのヤンチャなパピー期を過ぎ、生後10ヶ月をもうすぐ迎える筆者の愛ブヒ。とはいえ1歳未満なのでまだまだパピーの面影や仕草を色濃く残してはいるのですが、そんな愛ブヒが「お兄ちゃん」ぶる姿を目にして驚きました。それは、友人が迎えた4ヶ月の他犬種パピーとの対面時のこと。友人の愛犬はイングリッシュコッカースパニエルで、成犬になれば体のサイズはフレブルと同じくらいか一回り大きいぐらいにはなりますが、対面時はまだ両手の掌に乗るサイズ。勢い余って怪我などさせはしないかとハラハラしながらの対面だったのです。

犬同士もパピーってわかるのか?

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Goami/Shutterstock

 

筆者の愛ブヒには近所に仲良くしてくれるフレブルが数頭おり、みんな3歳以上の兄ブヒや姉ブヒばかり。

 

散歩で会えば躊躇なく体当たりをかましブヒレスを挑み、先輩ブヒ達は少し手加減をしてくれながら遊んでくれます。

 

その様子を見て犬同士でも「こいつはまだおチビだから、程々の力加減にしてやらないと」的な暗黙の了解があるのかと思っていたのですが、今まではご近所犬達と会っても大抵自分が一番幼いからか、愛ブヒは誰にでも猪突猛進。

 

もし自分よりも幼い犬と触れ合うと、どんな反応をするのだろうかと気になっていたんです。

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bozsja/shutterstock

 

そんな折、仲良しの友人が迎えたパピー。

 

早速愛ブヒとご挨拶へと出かけました。

 

ケージ越しの初めましてを経ていざ互いにフリーにすると、遊び相手を見つけたパピーは怖がることなく遊べ遊べと飛びついてきて、その姿はまるで先輩ブヒに絡む我が子そっくり。

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Ann Tyurina/shutterstock

 

体のサイズや体重が大きく違うのでトラブルが起きないよう私たちオーナー同士は常にふたりを引き離せる体制でじゃれあいを注視していたのですが、なんと、普段は豆タンク級の体当たりをかます愛ブヒがすごく気を遣っていることに気づきました。

 

踏まないように、強く押さえつけないように、何度もパピーのパンチを受けつつも怒ることはせず上手に遊んでいます。

 

まだ自分だって子犬のくせに、こんなふうに自分より幼い子には加減をしながら遊ぶことができる、この事実は結構な驚きでもあったのです。

 

多頭飼いのヒントになるかも!?

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DuxX/shutterstock

 

我が家のブヒはひとりっ子で、多頭飼いに憧れを持ちつつも現在新たに家族を迎える予定はありません。

 

が、フレブルオーナーさんは多頭飼い派も多く、いつかはもうひとりフレブルをお迎えしたいという希望を持っている人も多いでしょう。

 

その際に気になるのが先住ブヒとの相性ですが、件の愛ブヒとパピーの様子を見ていると、幾つか多頭飼いを成功させるヒントのようなものが見えてきました。

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NASTIA KHITIAEVA/Shutterstock

 

まず、さほど年齢差がなくお互いに好奇心旺盛だったこと、そして、我が子は男の子、友人の愛犬が女の子だったこと、さらに、犬種は異なるもののフレブルも友人の愛犬も陽気で好奇心旺盛、かつ社交的な気質である犬種ということ。

 

この3つは多頭飼いを考える際のポイントになるかと思います。

 

もちろんこれらの条件が揃わなくても犬同士の相性が良く、多頭飼いを成功させている人はかなりいるけれど、多頭飼い前提で犬同士の相性を見る際、やはり上記の3点はかなりのポイントになってきそう。

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Goami/shutterstock

 

多頭飼いをする場合、ライバル関係にならないように4〜5歳くらい年齢が離れている方が良いという説もありますが、この場合先住犬が新参犬を受け入れるかどうか、にかなり左右されるように思います。

 

まだ経験の少ないパピー同士だと先入観なく好奇心から相手を受け入れ兄弟のような関係で育つのと、シニアとパピーのような体力差がなく、同じペースで遊べるのも魅力でしょう。

 

ただ、年齢が近いとシニアになるタイミングも同じで、介護が必要な場合労力が2倍になることもあります。多頭飼いを考える際はその辺りのことも考慮しておきたいですね。

 

フレブルは子犬に優しい犬種らしい

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Rosanne de Vries/shutterstock

 

まだまだ自分がヤンチャ盛りにもかかわらず、自分よりも幼いパピーに優しく接した愛ブヒ。

 

うちの子ってすごい! と一瞬親バカ全開になりかけましたが、ふと気になって調べると、犬には子犬に優しいと言われる犬種が存在するのです。

 

我らがフレンチブルドッグもその中に入っていて、他にはトイプードルやパグ、ゴールデンレトリバーやラブラドールなど。

 

どの犬種も人懐こいとされる犬種達で、人懐っこい子ほど子犬に対しても愛情深く接するよう。

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yhelfman/shutterstock

 

また、ペットショップなどそれぞれが孤立した小部屋に入れられて育つ犬よりも、ブリーダーさんの元で兄弟犬と遊びながら育った犬の方が他の犬を受け入れやすい性格になることが多く、これは幼少期に社会化の練習ができるから。

 

もし今後愛するフレブルに兄弟や姉妹犬を迎えようと考えているなら、これらの情報を参考にして犬種や年齢、育った環境を選ぶのも良いかと思います。

 

おわりに

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Amornpant Kookaki/Shutterstock

 

他犬種パピーと対面し予想外にお兄ちゃんな一面を見せてくれた我が家のブヒですが、改めてフレブルという犬種を振り返ってみれば、愛情深くて社交的、好奇心旺盛と、多頭飼いに適している犬種だと実感しました。

 

フレブルオーナーさんの中には3頭以上の多頭飼い猛者も数多く存在しますが、なんだかなるほどと腑に落ちた気がしたのです。

 

 

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