【9月の知恵袋】フレブルに影響大!気温差と秋のアレルギーにご用心
“今月、愛ブヒに何をすべきか・何に気をつけるのか”がわかるトピックスを毎月ピックアップし、毎月読むことで1年後にはその月に応じた「フレブルとの暮らしに必須の知識」が自然と身に付く知恵袋。そんなイメージでスタートしたのがこの企画です。新たにフレンチブルドッグと暮らし始めた新米ブヒオーナーさんはもちろん、フレブルと長く暮らしているフレブルマスターの人にも再確認のつもりで読んでほしい、そんな「今、役立つ知識」をぎゅっと詰め込んでお届けします。
9月テーマ:フレブルは特に気をつけたい、季節の変わり目の落とし穴
季節の変わり目はとにかく動物病院が混む。これは筆者が長年フレブルと暮らしていて実感していることで、先生に尋ねても「体調不良で受診する子が非常に多い時期です」とのご回答。
特に夏から秋への移行期間は、夏の疲れが残った体に寒暖差が直撃し、さらに秋特有のアレルゲンも飛散する時期。
もともとアレルギー体質の子が多いうえ、鼻ぺちゃ族ゆえに体温調節が苦手なフレブルにとって、特に体調管理が難しくなる時期でもあるんです。
朝晩と昼の気温差がフレブルを脅かす

Gryllus/Mshutterstock
日ごとにゆっくりと涼しくなれば自然と体が気温に慣れるものですが、猛暑の今年は昼間の気温は夏と変わらず高いまま。
けれど朝晩はそこそこ涼しさを感じる日が増えてきました。この朝晩と昼間の気温差が9月中旬にもなるとかなり大きくなり、1日の中で激しい寒暖差が起きるようになります。
この寒暖差で私たち人間も体調を崩しやすくなるけれど、鼻が短く呼吸による体温調節が苦手な短頭種であるフレブルにとって、大幅な気温差というのは私たち以上にしんどいもの。
暑いと脱ぐ、寒いと着る、なんて自分でできるわけもないため、激しい寒暖差にさらされることで自律神経が乱れ、それが原因で体調を崩してしまうのです。
具体的には消化器や呼吸器に負担がかかるため、胃腸トラブルや呼吸トラブルが頻発します。
消化機能が落ちることで食欲が減少したり下痢をしたり、ぜいぜいという呼吸や咳が出るなども代表的な症状。
自律神経の乱れによって体調不良になることで免疫力も低下するため、免疫バランスが崩れ皮膚や食物アレルギーも悪化するなど、気温差が引き金になってさまざまなトラブルが連鎖してしまうこともあるんですよ。
秋特有のアレルゲンが弱った免疫を攻撃

Tatiana-Buzmakova/shutterstock
寒暖差によって免疫力が低下しているフレブルにとって、厄介なのが秋に飛散するアレルゲンです。
ブタクサやヨモギの花粉は秋に飛散し、どちらも公園や道端など日本全国の非常に身近な場所に生えている植物。
また、肌寒くなるとブランケットなどの使用頻度が増えますが、その結果ハウスダストやダニに触れる機会も多くなってしまうんです。
さらにさらに、秋になると湿度が下がって体感的には過ごしやすくなりますが、空気が乾燥することで皮膚も乾燥し、皮膚のバリア機能が低下します。
バリア機能が弱ると外部刺激を受けやすくなるため、アレルギー反応が出やすくなったり悪化してしまうんです。
花粉にダニ&ハウスダスト、そして乾燥と、アレルギーがあるフレブルにとってはこの時期は3重苦なのかもしれません。
せっかく散歩しやすい気候になってきたのにと腹立たしいですが、花粉については散歩後に濡らしたタオルで全身をしっかり拭く、草むらに立ち入らないようにする、花粉の付着を防ぐために服を着せる、などである程度は予防できます。
なお、秋以降はシャンプー剤を保湿力の高いものに変えたり、保湿剤をプラスして皮膚のケアを強化するとバリア機能を保つことができますよ。
9月に起きる不調に打ち勝つデイリーケア

Marieindublin/shutterstock
なんだかんだと不調になる原因が多い季節の変わり目ですが、この厄介な時期を元気に乗り切ることは、秋以降の健康管理をするうえでとても大事になってきます。
まずは気温差に対抗すべく、昼夜の温度差をなるべく小さくする工夫を。
冷房は入れっぱなしにせず、朝晩はオフにして必要なら加湿器を使い湿度を調整したり、涼しい時間帯は薄手のTシャツなどを1枚着せ、冷え対策をしてあげるのもおすすめです。
また、昼間冷房を入れた状態で愛ブヒを留守番させる場合は、寒くなったらくるまれるようブランケットを出しておけば安心ですよ。
皮膚の健康を維持するにはオメガ3脂肪酸がおすすめなので、青魚などをフードにトッピングしたり、いつものフードをアレルギー対応のタイプに切り替えるなど、なるべくアレルギー反応が起きる可能性のあるものを遠ざけるのも一案。
季節の変わり目に起きる不調は一見すると「少し疲れているのかな?」程度で目に見えにくいケースも多いので、体調が揺らぎやすい時期だということを念頭に置き、普段以上に愛ブヒをよく観察して、変わったことがないかをチェックするようにしてくださいね。
いつもとはなんだか少し違うという小さな変化に気づくことこそ、不調や病気を早期に発見する最大の近道なのです。
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