2018年7月9日8,738 View

西日本の記録的豪雨…今、私たちがブヒにできることは?

西日本を襲った記録的な豪雨。総務省の発表によれば7月8日の時点で20府県の避難所には3万人を超える人が身を寄せ、避難指示や避難勧告の対象となったエリアは19府県の260万世帯に上りました。各地で起きた土砂崩れや河川の氾濫によって道路が寸断され、今なお孤立状態にある地域もかなりあり、現在は被害の状況を把握するのもやっと、という状況下にある方々も多いと存じます。もちろん今回の被害に遭われた方の中には、ペットと暮らす人も多かったはず。私たちFrench Bulldog Lifeとしては、何かしらペットと避難する人に有益な情報を提供できれば、また、同じ犬種を愛する者として被災したフレブル達に何かできることはないかと考える人に向け、少しでもお役に立てるような内容をまとめたいと思います。

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まずは同行避難、そしてSNSで情報を得て!

フレンチブルドッグ子犬

Natalie Shuttleworth/shutterstock

今回の豪雨で避難しているペットオーナーの多くは、ペットの精神的安定や周囲への気遣いからかマイカーで避難が可能な場合は車中での避難生活を送っている人が多い様子。

 

確かに避難所にペットを同伴するのは気を使う、という気持ちはわかりますが、環境省は「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」にて、必要な措置としてペットの同行避難を推奨しています。

 

これはつまり、ペット連れで避難してください。ということで、東日本大震災の際には多くの飼い主がペットを置いて避難してしまったことで、動物愛護や環境保全、公衆衛生上の観点から様々な問題が持ち上がり、飼い主とペットとの同行避難の重要性が見直されたことがきっかけでした。

 

そう、避難所はペットを伴って避難しても大丈夫なのです。

 

これ、意外にまだ広く知られていないようで、マイカーを持たない年配のオーナーさんなどは周囲への気遣いからか避難を断念し、自宅でペットとともに被害に遭うケースもあるのです。

 

とはいえ、やはり避難所にペットを伴うのは気がひけるという人もおられるでしょうが、中にはペット連れ向けの避難所としてあえて「ペット同伴」を告知している避難所もあります。

 

ここで注意したいのは「同行避難」と「同伴避難」の違い。

 

「同行避難」は各避難所にペットのためのスペースを設置してあるということで、環境省によって避難所を設置する際のガイドラインとして推奨されていますが、飼い主と同じスペースで過ごせるとは限りません。

 

ペットスペースが屋外に設置されていることも多いため、フレブルなど暑さに弱い犬種の飼い主は注意が必要です。

 

一方、「同伴避難」は公的な避難所内にペットも一緒に連れて入れることを意味します。

 

今回の豪雨でもペット同伴に関しての避難情報は様々なSNSで「#ペット同伴避難」で拡散されているので、避難をする際は「同伴避難」が可能な避難所を探すと安心です。

 

その際には、その内容が最新の情報であるかどうかを確認してください。

 

なお、ペットのレスキュー状況ですが、基本的に災害時の救助活動は何よりもまず人命が優先となります。

 

ペットと一緒に救助を待つ場合はそこに人間(人命)がいるのでレスキューが来ますが、ペットだけを残してきた場合だと救助は後回しとなってしまいます。

 

だからこそ、まず避難する際はペットと一緒に、というのを忘れないで下さいね。

 

ちなみに、現在は「一般社団法人民間災害時動物救助本部(CDCA)」などにペットのレスキュー依頼が寄せられているものの、二次被害を避けるため水が引かなければ民間の救助団体は活動に入れないのが現状です。

 

さらに今回の豪雨災害は広範囲で同時に起きたため、人間の救助の人手も足りていない状況が続いています。

 

ペット用の物資は不足中。

フレンチブルドッグ病気

Lined Photography/shutterstock

被災した地域に届く救援物資ですが、これらの物資の多くは人間が対象のもの。

 

なお、交通が遮断されているエリアでは物流がストップしているため、地域によって物資が到着しているところと全く支援の手が届いていないエリアの差が広がっているよう。

 

その中でもやはりペットシーツやフードといった動物の物資は少なく、ようやく雨が降り止み、各地に出ていた特別警報が解除されて間もない現時点ではどこに送れば良いのかも不確定と言えるでしょう。

 

ただ、動物病院やペットサロンなど普段から動物のためにある施設は同伴避難ができる一時避難所として解放されているケースが多いので、もし何かしら支援物資を送りたい場合はこういった施設に問い合わせをし、何が必要かを聞いてみてはいかがでしょうか。

 

しかし、いかんせんまだ水が引いていない状況下では、実際の被害の全貌も明らかになっておらず、ペットに対するケアや救助まで手が回っていません。

 

何か支援をしたいと考えているのなら、信頼できる動物レスキュー団体に寄付をするという方法も検討してはいかがでしょうか。

 

なお、地震など突発的に発生する災害とは異なり、今回の豪雨は事前に注意喚起がなされていて準備できる時間があったからか、災害で迷子になったワンコの情報は現在少なめです。

 

ただ、拡散されていないだけで実際には迷子となった動物も少なくないと思うので、見慣れない犬や猫を見かけたらどうか注意を払ってあげてください。

 

今できる支援を考える。

フレンチブルドッグ保護犬

joerendell/shutterstock

まだ被害の全貌が明らかになっていない現時点で、被災したペットに何ができるのだろう。現状では物資やボランティアの受け入れ態勢も整備されておらず、気持ちだけが空回りしている人もいるかもしれません。

 

現在把握している情報では、被災地のスーパーなどでは水やドリンク類は売り切れ状態でパンや冷凍食品の類はほぼない状態らしく、今後の暑さのことを考えると何よりも飲み水を確保するのが人にとってもペットにとっても重要になるかと思います。

 

次に、水害の後は自宅の片付けに大変な労力と時間を要します。その際にペットを安心して預けられる預け先があればとても助かるのではないでしょうか。

 

特にフレンチブルドッグなどの鼻ぺちゃ族は暑さに弱いので、真夏日の予報が続くこれからの時期にクーラーなしの状況下にいては命を落とす危険性も考えられます。

 

そこで、SNSなどで日頃からワンコを介して繋がっている人に直接支援したいという意思を伝えたり、暮らすエリアが近ければ預かり先として名乗り出るなど、まずは草の根的に身近なところの支援から始めましょう。

 

なお、これからの蒸し暑さを考えると、被災したワンコにとって心配なのが熱中症と感染症。特に水害被災地の水溜りにはボウフラが湧きやすく、蚊が大量発生することが考えられます。

 

そのため被災地では手に入りにくいであろうフィラリア予防薬やダニ、ノミの駆除薬などを支援物資にするのもオススメです。

 

おわりに

フレンチブルドッグ角膜

Liga Gabrane/shutterstock

この記事を書いている現時点では、この豪雨による災害の死者は80名、行方不明者も80名。引き続き土砂災害などに警戒をしなければならない状況で、一体どれほどのペットが被災しているかもわからない状態です。

 

ペットは大切な家族の一員でありながらも、悲しいかな救助は後回しにされてしまう現状において、まず何ができるのか、何に気をつけるべきかを取り急ぎまとめました。

 

被災された方々には心よりお悔やみとお見舞いを申し上げるとともに、今後も何かしらペットと災害を乗り越えるための情報を発信していければと思っています。

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。

【地震リポートfrom大阪】フレブルと備える地震対策

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