こんなにも愛おしい! “フェアリー期”のフレンチブルドッグとの生活
10歳を超えたフレンチブルドックのことを、妖精時代を迎えたことへの尊敬と感謝を込めて「フェアリー期」と呼びます。
昨年も多くのお友だちが、今世を全うして、虹の橋を渡っていきました。そんな報せを聞くたびに、胸の奥が“ぎゅっ”と痛くなるけれど、飼い主さんたちは口々に「後悔はなかった」といいます。
それはきっと最後まで、愛ブヒらしいペースで過ごさせてあげることができたから。そして、歳を重ねて生きるその姿で、“出逢えたこと自体が最高のプレゼント”だということを、私たちに教えるからなのです。
フェアリー期は可愛くて愛おしい

MARCHPN/shutterstock
SNSでハッシュタグ「♯フェアリー期」と入力すると、そこに並ぶ画像は見事にフレブルだらけ。もちろんほかのワンコもチラほら登場するのですが、この検索結果を眺めていると、「フェアリー期」という単語は、フレンチブルドッグの飼い主になら100%通じる言葉なのでは? と確信してしまうほどです。
フェアリー期になると、病気ではないけれど、トイレもちょっと苦手になったり、オモチャではしゃぐことも少なくなって、少し動作がゆっくりになってきたなあ、と感じることもしばしば。
それでも、フレブル同士が集まる機会があると、仲良くじゃれ合う若いブヒ達の中で、つられてはしゃいでみたり、またはちょこんと座り、静かにたたずんでいたりする。その姿は本当に“妖精”のようで、パピー時代とはまた違う、たまらない可愛さを感じずにはいられないのです。
白髪が増えて、目も見えにくくなる
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フレンチブルドッグがシニア期を迎えると、まず容姿にちょっとした変化が生まれます。今までなかった白髪が、お口や眉毛の周りや背中、お腹などにどんどん増えてくるのです。この変化は、ホワイトやクリームのブヒだとちょっとわかりにくいかもしれませんね。
また、老化に伴う症状として、白内障や緑内障などを患い、視力が低下してくることも。でも、見えなくなってもへこたれないのが、フレブルのいいところ。嗅覚や聴覚を頼りに、やり方を変えて今までどおりに生活することを模索します。そう、フレンチブルドッグにとって“諦める”という言葉はありません。
だから、例えば足腰が弱まって散歩が難しくなったら、土や芝生、細かな砂利など、踏ん張りやすい場所での散歩を、人間が選んであげれば、昨日までの様子がウソのように、ぐんぐん進んでくれるかもしれません。
「昨日より今日が幸せなんだ!」を合言葉に、もっと楽しく暮らすために考え、工夫して、人間とワンコで1つのことを成し遂げたら、その喜びはひとしおだと思いませんか?
耳が遠くなっても、ごはんは匂いですぐわかるから
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フェアリー期のフレブルは、もちろん個体差はあるものの、身体的に老化の影響を少なからず受けるもの。視力の低下だけでななく、耳が聞こえづらくなって、名前を呼んでも反応しなくなったりもします。
叱る声も届かないので、怒ることをやめた、なんて飼い主さんもいます。それも、フレブル流に発想を転換すれば、「家がちょっと静かになっていいかもね!」と捉えることができるかも(笑)。それでもごはんの時間だけは、ちゃんと来てくれるから驚きです。歳をとっても、食いしん坊は変わらないんですよね。
また、聴覚や視覚の衰えからか、外からの刺激が減ることで、穏やかになっていくフレンチブルドッグもいます。よく寝るようになり、いつものソファやベッドで過ごす時間がだんだんと増えていくものです。足元もおぼつかなくなってきて、家中の段差問題について、家族会議を開いた飼い主さんもいることでしょう。
どうしたら今までに近い形で、毎日を過ごすことができるか。それだけをとにかく考えるものです。「穏やかに一日一日を過ごしてくれればそれでいい。出逢えたただけで幸せ」。そんなシンプルで、究極の愛情に、気づくことができるでしょう。
愛情も生きることも全部君が教えてくれた
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オシッコが上手にできなくなっても、目がよく見えなくなっても、ご飯を食べるのに時間がかかるようになっても、お散歩がままならなくなってしまっても……。愛ブヒはそれを気に掛ける様子もなく、「今を生きる幸せ」を全身で私たちに伝えてくれます。
病気で亡くなる子、寿命で亡くなる子、最期はどんなお別れになるかは、誰にも想像がつきません。でも、その子が少しでも快適に暮らせるように考えたり、お世話をするることを通じて、愛ブヒは私たちに、いつか来る最期の日を覚悟できるだけの時間を用意してくれます。そして、何ものにも代え難い、キラキラとした愛おしい思い出を私たちにプレゼントしてくれるのです。
愛することも、諦めないことも、毎日を楽しく生きることも。すべてを教えてくれた愛しい我が子と、素敵なフェアリー期を過ごしていきたいですね。
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