2019年6月9日7,387 View

【こまめにチェック!】ジメジメの梅雨に注意したい、フレブルのケア3選

もしかしたら暑い夏よりも苦手〜、という人も多いであろう季節が梅雨。確かにジメジメと湿気が肌にまとわりついて不快指数はMAXだし、洗濯物だって乾きにくい。お散歩が大好きなフレンチブルドッグにとっても、お外に行けずにストレスが溜まる一方…。実は梅雨のシーズンというのは、ワンコにとって一番苦手な時期でもあり、オーナーとしては相棒の健康管理に何より気をつけたい季節でもあるのです。梅雨に食欲が落ちたり皮膚トラブルを発症するケースも多いので、今回は梅雨時期に注意したいフレンチブルドッグのケアについてお届けします。

エアコンを活用して快適な空間をキープ。

フレブル,梅雨

bozsja/shutterstock

 

熱中症に陥る要素には温度だけではなく湿度が大きく関係している、ということはフレブルオーナーさんならご存知のはず。そのため温度計を参考にエアコンを活用しているかと思いますが、日差しが少なく雨が続くせいか、気温そのものはさほど高いわけでもない日が多いのが梅雨。

室内の温度計を見て「この温度ならまだ大丈夫かしら」と思いがちですが、決して高温でなくとも湿度が高ければ愛ブヒが熱中症になるリスクが上昇します。

 

そこで、室内には温度計だけでなく湿度計も設置し、ムシムシするなと感じたらエアコンの「ドライ」や「除湿」モードで湿度を調整してあげてください。熱中症以外にも、湿度が高いとカビやダニが繁殖しやすく、お肌がデリケートなブヒにとってはかゆみやアレルギー性皮膚炎を引き起こす原因が増えることに。

 

フレブル,梅雨

Kwiatek7/shutterstock

 

また、普段ブヒが使っているペットベッドやブランケットなどもダニの温床になってしまいがちなので、数日に1度は乾燥機などをかけて布製品に湿気がこもらないよう気を付けて。ちなみにダニは50度以上の熱に20分以上さらすか、60度なら瞬時に死滅するので、日干しではなく乾燥機を利用するのが最も効率的。その後掃除機で死滅したダニを吸い取れば完璧です。

 

食欲不振? フードの劣化に注意。

私たち人間が梅雨時期に注意していることといえば、やはり食中毒が多く挙げられるのではないでしょうか。せっかくの料理や食材も傷みが早く、ほんの半日キッチンに置いていただけなのになんだか鍋から異臭が…なんて悲しい経験をしたことも。

 

もちろん愛ブヒが大好きなドッグフードも例外ではなく、開封されたフードも梅雨時期は劣化や腐敗が進みやすいもの。相棒の食事にもこだわるブヒオーナーさんたちは、できるだけ体に良いものをとナチュラル系のフードを選ぶ人が多いですが、自然派フードは保存料や酸化防止剤をあまり使っていないためその分劣化しやすくなります。

 

フレブル,梅雨

Africa Studio/shutterstock

 

そのため開封後は密封できる容器に入れて冷蔵庫で保存し、なるべく早く食べきる工夫を。最近は真空状態で食物を密封できるフードセイバーなどもたくさん発売されているので、そういったツールを活用するのもおすすめ。

 

また、夏になると暑さによって消化機能が低下し、そのせいで食欲不振になるフレンチブルドッグもいます。この場合、暑さに対処するためにブヒ自身が本能的に食事をあまり取らなくなっていることも多いので、無理に普段と同じ量の食事を与えるのではなく、消化が良く少量でも栄養価やバランスに富んだフードに変えるなどして対処を。

 

夏、特に梅雨時期に食欲が低下するのは犬にとって自然なことなので、食べないからといってオヤツなどをいつもより多く与えるのは逆に健康を害します。

 

あと、気を付けたいのがブヒの飲み水。基本的にお水は相棒がいつでも飲めるよう決まった場所に置いていると思いますが、夏場は特に取り替える回数を増やし、常に新鮮なお水が飲めるようにしてあげてくださいね。

 

念入りケアで梅雨の肌トラブルをブロック。

ワンコの皮膚は角質層の表面が柔らかな性質となっているため、人間の肌よりもずっとデリケート。通常は皮膚をくまなく覆う被毛でデリケートな肌を守っていますが、梅雨時期は湿度が高くなるため毛に覆われた肌が蒸れ、皮膚がふやけた状態になってしまいます。

蒸れた状態の皮膚は細菌が繁殖しやすくなり、それによって皮膚疾患になったり「犬臭い」などと表現される独特の嫌なニオイが発生する原因に。

 

フレブル,梅雨

Unchalee Khun/shutterstock

 

そんなトラブルから愛ブヒを守るには、普段のケアをより念入りに行うことが必須となります。まず、皮膚そのものを清潔に保つシャンプー。あまり洗いすぎても肌に負担が掛かるので目安は2週間に1度程度。

その際にはシャンプー後にしっかりとすすぐことと、水気が肌に残らないよう徹底して乾かすことが大切。ドライが甘いと皮膚が蒸れている状態になるため、せっかくシャンプーしても細菌の温床になってしまいます。

ドライ時には目立つ背中やお腹だけでなく、指の間や脇の下、尻尾の付け根などもしっかりと乾かして。

 

次に、耳の中やペチャっと詰まったお顔のシワの隙間。こういった部分は特に汚れが溜まりやすいので、専用のクリーナーをつけた柔らかな布で毎日丁寧に拭い、常に清潔にしておいてあげましょう。

耳などは中耳炎になってそこから別の病気につながる可能性も高いので、とりわけ梅雨時期のグルーミングはとても重要。グルーミングをしっかり行うことで防げる肌トラブルは多いので、梅雨時は毎日のケアをより徹底してくださいね。

 

フレブル,梅雨

Unchalee Khun/shutterstock

 

梅雨時期に細菌やニオイが気になるのはフレンチブルドッグも私たちも同じですが、人間と違って自分では温度調節やケアをできないブヒたち。ちょっとした工夫やいつもよりひと手間かけたケアで相棒の健康を守れるので、ジメジメとした季節は普段よりも愛ブヒのことを気に掛けてお手入れをしてあげてくださいね。

 

 

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