フレンチブルドッグ事件簿 in アメリカ 〜さらわれたKAYOを救え!〜
フレブルラバーのみなさん、こんにちは。現場からリポートです。
今日は、アメリカから衝撃的なフレンチブルドッグの誘拐事件をお伝えします。珍しいカラーが故に(?)起こってしまった誘拐事件。犯人はなんとそのフレブルの購入先であるブリーダー!?それでも最後に勝つのはやっぱりフレブルへの愛…!
事件の発生から解決までを誘拐されたKAYOの素敵な写真とともにご覧ください。
目次
- フレンチブルドッグがさらわれた?!事件はある日突然起こった
- KAYOが帰ってこない!J氏とは連絡もつかない事態に
- KAYOがいない…ミシェルさんの苦しい毎日にインスタグラマーが動く!
- ついにテレビ局が動きだす!
- SNSの力はすごかった!放送後〜スピード解決まで
目次
フレンチブルドッグがさらわれた?!事件はある日突然起こった
チョコレート色のボディにまるで黄金に光る大きな目が印象的なKAYOは、アメリカはイリノイ州シカゴのメキシカンタウンと呼ばれるピルセン地域で、ミシェルさんと婚約者のデビッドさん、それにフォーンのフレンチブルドッグフランキーと一緒に平和に暮らしていました。
オーナーであるミシェルさんとデビッドさんは、KAYOを購入した先のブリーダーであるJ氏とは親しい友人関係にあったといいます。
そんなJ氏はインスタグラム用にと珍しいカラーのKAYOの写真撮影を何度か行っており、その日2016年11月7日も今まで通りKAYOを迎えにきたそうです。
KAYOが帰ってこない!J氏とは連絡もつかない事態に
しかし、いつもなら2、3時間ほどでKAYOを連れて帰ってくるはずのJ氏がその日はいつまでたっても帰ってきません。
電話も出ない、メッセージを読まれた形跡もありません。挙句の果てにインスタグラムのアカウントもブロックされてしまいます。
「KAYOは大事な我が子なんです」と語るミシェルさん、これはおかしいと感じ自身のインスタグラムにこんな投稿をします。
「わたしたちの大事な息子KAYOが悪質なブリーダーによって誘拐されて帰ってきません!わたしたちは電話もインスタグラムアカウントもブロックされているので連絡ができないの。お願いです、誰かこのJという男に連絡を取って、KAYOをわたしたちの元へ返すよう言ってください!」
KAYOがいない…ミシェルさんの苦しい毎日にインスタグラマーが動く!
もちろん警察へも弁護士へも連絡したミシェルさんファミリー。ビラを作って近所の電柱にも貼りました。
ハッシュタグ「#SAVEKAYO(KAYOを救え)」をつけて、インスタグラムに沈痛な思いとともに毎日KAYOの写真を投稿します。
「KAYOは私たちにとってただの犬じゃないの。人間の我が子と同じなの。彼がいない毎日にご飯も喉を通らない、眠れない。」
その写真たちは徐々にインスタグラム上で拡散されはじめます。
「インスタグラムのみんな、この事件を読んで!」@frenchievids(フレンチブルドッグの動画専門に投稿する人気アカウント。7万人以上がフォロー)
「シカゴのフレブルオーナーたちへ」@frenchie_photos(10万フォロワーを持つフレンチブルドッグ画像専門のアカウント)
ついにテレビ局が動きだす!
依然KAYOを連れ去ったJ氏からの連絡がないまま、事件発生からじつに7日が経過した11月14日。ついに地元テレビ局でKAYOの誘拐事件が報道されます。
※その模様はこちら。
「KAYOを早く返してほしい」涙ながらに訴えるミシェルさんとデビッドさん。KAYOと兄妹のように育ったフランキーも出演。フランキーは、KAYOがいなくなってからずっと元気がないそうです。
(これはお誕生日をお祝いした日の仲良し兄妹のようす)
ところがテレビ局の取材に対し、ブリーダーJ氏は「ミシェルさんたちはKAYOのオーナーではなくベビーシッターだ。わたしたちが本当のオーナーだ」さらに、「こちらも弁護士を用意している」なんて言う始末。
それに対してミシェルさんたちはKAYOの予防接種、グルーミングのレシートや何百枚もの写真を提出。事件はこのまま複雑化していくのかと思われたのですが…。
SNSの力はすごかった!放送後〜スピード解決まで
番組の放送後の反響は思ったより大きいものでした。
放送局abc7シカゴのフェイスブックページが番組の様子を投稿すると、その記事がさまざまな人たちにシェアされたことにより多くの人がKAYOの事件を知ることになります。
そしてその数日後、abc7シカゴのニュース担当宛てに一本の匿名電話が入ります。
「KAYOは私が預かっている」
電話の主はなんとKAYOとミシェルさんたちが住むシカゴから車で12時間以上も離れたニュージャージー州にいるといいます。
「匿名のまま名前を明かさないこと、何があったか質問は一切しないこと」を条件にKAYOを受け渡すとのこと。
ミシェルさんとデビッドさんはその報せを受けたあと、一番早くニュージャージーへ着く飛行機に飛び乗りKAYOと再会を果たしたのです。
「見て!ニュージャージーでKAYOを見つけたの!みんなの祈りや助けがなかったら帰って来なかったわ、みんな本当にありがとう!LOVE ALWAYS WINS(愛はいつでも勝つ)!!!!!」ミシェルさんのインスタグラムより
そのニュースは再びabc7シカゴのニュース番組内で報道されました。今度はKAYOも一緒に笑顔でインタビューに答えるミシェルさんに、シカゴのみならず応援していたアメリカ中がホッと胸をなでおろしました。
「ピルセンの王子が帰ってきたよ!」
寂しい思いをした妹のフランキー。事件後、KAYOとの距離が以前よりもっともっと縮まったとか。
また一緒にお昼寝できるね!本当によかった!
電話が匿名であったこと、質問は一切受け付けないという条件から、結局KAYOの身に何があったのかは未だにわかりません…。でも、ミシェルさんたちにとって一番大事なのは、KAYOが帰ってきたという事実。まさに、LOVE ALWAYS WINS!
ミシェルさんファミリーはもちろん、SNSのみんなの愛も事件の解決に大きく貢献しました!KAYO、これからも幸せにね。
以上、現場からお送りしました!
おすすめ記事
-
皮膚にお悩みのフレブルが体験した奇跡を、どうしてもお伝えしたくて。
フレンチブルドッグにどうしてもつきまとう、健康上のアクシデント。
それはなんといっても「皮膚疾患」です。痒そうにしている愛ブヒを見るのはなかなかつらいものですよね。
皮膚疾患が強く出れば、もちろん動物病院での治療が必要になってくるわけですが、それ以降についてはどうやって良好な状態をキープすればいいのか。ぶり返してしまったら、また負のループに陥ってしまう。
今回はわたしたちがつくったコラーゲンサプリメント『Ta-Ta(タータ)』にまつわる、あるフレブルのお話をお伝えしましょう。
愛ブヒの皮膚にお悩みの方は、必読です。※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません
エッセイ -
【涙やけ改善、被毛ふんわり!】フードに悩みつづけたオーナーが「ワンフー ラブガド」を試してみたら…!?
お肌がデリケートなフレブルにとって、フード選びは永遠のテーマ。カイカイに悩む子に一度は試してほしいのが「ワンフー ラブガド」。編集部がいろんなフードに浮気しまくった挙句、結局戻ってきたという噂のフードです。
今回は、同じく愛ブヒのお肌に悩むフレブルオーナーが忖度なしのレビューをお届け! 涙やけが減って被毛ふんわり、抱き心地もバツグンに!? 驚きの内容をマンガで楽しくご覧ください!
(sponsored by 環境プラント工業株式会社)
PR -
【チンスリTシャツ爆誕!】フレブルラバーは絶対買うべきです!PEGION×French Bulldog Lifeコラボ第2弾
「PEGION×French Bulldog Life」のコラボプロダクト第1弾は、ウンチ中のフレブルが可愛いPOOPINGシリーズ。
今夏、ついに待望の第2弾が登場! 今回はフレブル特有の行動である「チンスリ」デザイン。ありそうでなかった憧れのチンスリデザインが、オーナー向けのTシャツと愛ブヒ用のタンクトップになりました!
ストア情報 -
【愛ブヒがブランドのロゴに?】大人気ブランド「TES」からカスタムオーダーが誕生!
新しくも懐かしいリラックスライフを演出するアパレルブランド「TES(The Endless Summer)」。
メインビジュアルは、なんとフレンチブルドッグなのです!
そんなTESのデザインを手がけるSHARES DESIGN(シェアーズデザイン)から、愛ブヒの名前を入れられるカスタムオーダーが誕生!
その魅力をたっぷりとご紹介します!FBLオンラインストアからオーダーができますので、最後までお見逃しなく!
ストア情報 -
【インタビュー】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【なぜ日本製が良いのか】わたしたちが、Vague(ヴァーグ)をオススメしたい理由
一段と寒い日がつづき、フレブルたちにもお洋服が欠かせなくなりましたね。この時期は洋服の着用時間が長くなりがちなので、いつも以上に素材にこだわりたいところ。リーズナブルなお洋服は縫い目が荒く、脇やお腹がスレて肌荒れの原因になることも。
冬こそ、世界が認める「日本製(Made in Japan)」を選びましょう。そしてお肌に優しい日本製の犬服といえば、やっぱり…?
(sponsored by 株式会社Vague)
PR -
【大切なこと】近年若くして旅立つフレブルが増えている現実と向き合う〜交配や体格について〜
実は昨今、わずか3歳や4歳という若さで突然虹の橋を渡ってしまうフレンチブルドッグが増えています。よちよちのパピー期を過ぎてオーナーさんとのコミュニケーションも覚え、さあこれから! という時に突如として失われた命。どうして、なんで? と涙に暮れるけれど、そのことについてFrench Bulldog Lifeなりに調査し、考えられる理由をまとめてみました。是非ともフレブルラバーである皆様にお伝えすべきだと思ったのです。
読みもの -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【イベントレポート】フレブルLIVE in FB愛!およそ1,000頭のフレブルが大集結(泣けたぜ、リアルに。)
本日3月20日(日)に開催された「French Bulldog LIVE」in FB愛。無事大成功で幕を閉じました!
イベント主催者のFB愛スタッフのみなさま、そしてご来場いただいたフレブルファミリーのみなさまには心より感謝いたします!
リアルイベントの参加はおよそ2年半ぶりでしたが、たくさんのフレンチブルドッグとオーナーさんに会えたことが一番の喜びでした。
さてさて、興奮冷めやらぬうちにイベントレポートを大公開です!
イベントレポート
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】短命拒否権 powered by Ta-Ta
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
【特集】新・家術〜進化型家電と、新しい愛情物語
愛犬たちとのかけがえのない生活をもっと楽しく快適に暮らすために。
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【スナックふれぶる】あなたの悩みに答えます。
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブルペット保険ガイド
あなたと、あなたの隣にいるフレンチブルドッグがより安心して暮らしていけるように
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。
-
迷子犬情報
French Bulldog Lifeは、迷子犬を家族の元へかえすための活動をしています。