フレブルってやつは、ホントに変な子。その様々な行動を見つめ直すと…やっぱりファニーで愛すべき存在!
フレンチブルドッグはどんな犬種なのかと一言で言うならば、良い意味で「変」なワンコです。「変」と言ってもストレンジの変ではなく、ファニーって意味で。個性炸裂のルックスを含め、なんだかどこかへんてこりんだけれどそこがチャームポイントで、見ていて飽きないし時には爆笑させてくれたり、クセが強すぎたりするのも全部ご愛嬌。そこで今回は、筆者が体験したり見聞きしたフレブルたちの“変”な生態をご紹介しながら、彼らの底なし沼のような魅力について探っていこうではありませんか。
潔癖…なのか?

ALEX_UGALEK/shutterstock
フレンチブルドッグオーナーから度々聞くブヒの生態のひとつに、意外とキレイ好きと言うのがあります。
「“意外と”だなんて失礼だブヒ!」なんて抗議の鳴き声が聞こえてきそうですが、例えばトイレシートは一度使ったら即時に取り替えを要求したり、雨上がりは足が汚れるのを嫌って散歩の足取りが重かったり。
言われてみれば確かに思い当たるフシがいくつか。

Kittibowornphatnon/shutterstock
かく言う筆者の相棒ブヒも、トイレシートは1回ごとに新しいものに変えないと「汚れた場所ではいたしませんわ」的圧力をムンムン醸し出して取り替えさせ、お散歩中に排泄する際には、自分の落し物が絶対に手足に付かないように細心の注意を払っています。
誤ってうっかり足で踏んづけようものなら、「いやぁぁぁぁ! 拭いてっ。早く、は~や~く~!」とばかりに汚れた足で詰め寄り、その反応はなんだか潔癖症の乙女の如し。
が、しかし。
が、しかしなのであります。
自分のウンチが付くのをあれほど嫌がるわりに、落ちている猫のウンチをすかさず食べようとしたり、一度はなぜだか公園に捨てられていた衝撃的に臭いボラ(50cm前後の魚。泥臭いことから釣り人には外道扱いされている)の死骸を発見するや否や、制止する間も無くそれを全身に擦り付けて満足気。

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その時の凄まじいニオイに飼い主は泣きそうになりましたが、傍らで自慢げに異臭を発している相棒の姿を見ると脱力することしきりでした。
このようにヒトには解せない変なこだわりを持つブヒはいるようで、彼らの“清潔”に対する意識の不可解さに頭を抱えるばかりなのです。
執着する割にすぐ飽きるよね…
フレンチブルドッグは欲張り。と言い切ってしまうのはやや乱暴かもしれませんが、お気に入りのオモチャに対する執着は結構なモノがあるように思います。
まあ飼い主が良かれと思って与えた可愛いぬいぐるみはものの5分で破壊し、うっとりと中綿を引き出しながら“狩る”ことが多い彼ら。

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時に散歩中に見かけたボールなどに異常な関心を示し、明らかに「君のお口にそれは大きい」と言うようなケースであっても、途中、何度か取り落としたりしながらも自宅まで持ち帰ることが多々あります。
こちらとしては「それほど気に入ったのならば」と汚れたボールを洗い再び彼らに与えるのですが、一旦家に持ち帰って“我が物”になってしまったなら、あっという間に興味を失うこともしばしば。

Kinnari1231/shutterstock
「えええ、君、あれだけ頑固に持って帰ると言い張ったじゃない」と思わずマスオさん口調になってしまいますが、そんなこんなで筆者の家にはどこかに正式な持ち主がいたであろうロストボールが数個、いや、数十個転がっている始末。
時々それらのボールがトラップのように動線となる部分の床に転がされており、うっかり踏んづけて盛大に尻餅をつくこともあるため、仕方なく処分しようとしたその矢先…「ボクまだ遊ぶよう! お気に入りなんだよう。ダメだよ捨てちゃあ~」と必死の形相でボールに食らいつく相棒。

Vantage_DS/shutterstock
「いや、アンタこの数週間完全に存在すら忘れていたよね?」と問いただしたくなるのですが、結局必死の抵抗に根負けし、今日も我が家のリビングにはおびただしい数のボールが転がっているのです。
外では…やめていただきたい。
男の子のフレンチブルドッグを相棒にしている方ならば、きっと聞いたことがある、と言うより日々目撃している光景のひとつに「チンスリ」があるのではないかと思います。

VDB Photos/shutterstock
「チンスリ」とは、まあ言葉にするのはやや抵抗があるのですが、アレをナニして…いやいや、ここはもうはっきりと申し上げますと、大切な部分を器用に手を使ってスリスリすることで、過去の当サイトの記事で深掘りされていたこともある事例なのであります。
(参考記事:『【笑撃】やるのはフレンチブルドッグだけ!?その名も「チンスリ」』)
ただ、チンスリは全フレブル男子がするというわけでもないようで、中には驚かれたり爆笑される方もいらっしゃいますが、それはもう、そのまま知らない方が良い。
むしろしない方が良いのだと“アンチ・チンスリ男子”に祝福を申し上げたい。

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というのも、筆者の愛ブヒはヘビーなチンスリ愛好家であり、なんだか至福の表情を浮かべながらソフトタッチでスリスリする姿はとてもじゃないけれど18歳未満にはお見せできません。
そして彼のその行為は、悲しいかな自宅だけにとどまりません。
例えばよく行くドッグカフェで窓際の席に陣取りながら、リラックスしているのかおもむろに「よっこらせ」と姿勢を整えたのちに突如始まります。

Satatat Lekhavanij/shutterstock
店のスタッフさんはもちろん、居合わせたお客さんの爆笑を背に、飼い主としては「頼むから…頼むから外ではやめて…」と祈るばかりの心境に。
でもまだ行きつけのドッグカフェなら良いのです。
周囲が見慣れてくれるから…(これもどうかと思いますが)。
辛いのが、時々出かけるちょっとおしゃれなドッグカフェ。
他のお客さんはブランドバッグをウンチ袋にしているような、どこかハイソな雰囲気。
連れているワンコもお人形のようなトイプードルなどで、優雅なティータイムを楽しんでいるそんな空間。

Pierre Aden/shutterstock
まさにその優雅なひと時を切り裂くかのごとく、突如始まる愛ブヒのチンスリ…。
チンスリを行う際の独特な体勢は他犬種オーナーにとっては珍しいようで目を引き、さらにその手の動きと恍惚とした我が子の表情を目にするや否や、笑っていいのかも分からず次第に凍りつく空気。
サーッと引いていく空気を感じながら、もはや夢中になっている愛ブヒの手を止めるのを諦め、そっと持参したブランケットを相棒の下半身にかけるのです。
正直針のむしろです。でも、それもまたフレブルの個性。

Ezzolo/shutterstock
常にカーテン代わりのブランケットを持参し、さて、どこにお出かけしようかね…。
まるごと“愛すべきファニー”ってこと!

Patryk Kosmider/shutterstock
フレンチブルドッグってやつは…。
思わずそうこぼしそうになる彼らの独特な生態や癖は数え切れないほどあるけれど、正直そのどれをとっても飼い主からすると可愛さ極まりなく、やっぱフレブルは最高だわと変に納得してしまうのです。

Vantage_DS/shutterstock
確かに、中にはちょっと本気でやめて頂きたいと願うことも無きにしも非ずですが、それも含めやっぱり可愛い。
そんな愛すべきファニーさこそ、フレブルが持つ魅力なのではないでしょうか。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
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