2020年2月1日4,384 View

日本はナゼ犬に優しくないの?犬との暮らしをもう一度考える「愛玩動物飼養管理士」受験のススメ

犬の洋服や犬専用のベッド。首を冷やすクールスヌードに、お腹を温める腹巻きまで。
日本にはこんなにも“犬専用”が溢れているのに、イマイチ犬に優しい国ではない…そんなふうに思ったことはありませんか?
ペット先進国の欧米では、愛犬を連れて電車に乗れたり、ショッピングを楽しんだり。犬と“共存”している印象がありますよね。
私たち日本と大きく異なるのは、犬そのものへの理解が深いということ。
犬と共存するということは、犬について学び、第三者をも巻き込んで生きていく…ということなのです。
今こそ学びのとき。現代の日本において、最も犬のことを学べる「愛玩動物飼養管理士」の資格を取得しませんか?

 

(sponsored by 公益社団法人 日本愛玩動物協会)

ホンモノの「ペット=家族」を目指したい

フレンチブルドッグ,愛玩動物飼養管理士

Cat Box/shutterstock

「ペット=家族」という考え方。

 

犬と暮らす私たちにとって、とても嬉しい時代になりつつあります。

 

けれど、時に“この言葉に甘えてしまう”のも事実…。

 

たとえばよく耳にするのが「ペット=家族なんだから、一緒に入れるお店を増やしてよ!」「ペット=家族なのに、みんなうちの子に冷たくない?」「海外では、犬も電車に乗れるのが当たり前よ」といった発言。

 

全オーナーの切なる願いがイマイチ日本で実現しない理由は、文化だけでなく“オーナーの志”も大きく関係しているように思います。

 

ペット先進国は、犬への理解が深い

フレンチブルドッグ

WildStrawberry/shutterstock

ペット先進国といわれる欧米では、犬たちも公共施設を利用できたり、学校や様々なショップにも連れて行けるのが当たり前。

 

この背景には、多くのオーナーが犬のことを理解し、「もしもの時の対処法を知っている」ことが前提にあるような気がします。

 

事実、欧米では犬を迎えたら徹底してトレーニングをする文化があります。

 

ただ犬を愛でるだけでなく、人間と犬が共存する術をしっかりと学ばせる。

 

これができて初めて「ペット=家族」に基づいたライフスタイルが実現するというわけです。

 

私たちは、どれくらい「犬との暮らし」を知っている?

フレンチブルドッグ,愛玩動物飼養管理士

Sbolotova/shutterstock

さて、私たち日本人は、犬と共存するための術をどれくらい知っているのでしょうか。

 

皆さんは、この質問に答えることができますか?

 

 

問)犬と暮らす上で大切なことを述べた次の①〜⑤の記述のうち、正しいものを1つ選んでください

[1] トイレ以外の場所でそそうをしたときは、絶対に叱ることが大切である

 

[2] 犬とドライブをする場合には、シートベルトで固定したケージに入れない方がよい

 

[3] 犬を洗う場合、犬用のシャンプーで月に1、2回が目安である

 

[4] 犬の爪は何をしなくても擦り減るので、室内飼養の場合でも爪切りは必要ない

 

[5] 犬は人よりも歯に歯垢や歯石がつきにくいため、歯磨きを毎日行う必要はない

 

正解は「3」。

 

★解説

[1]そそうをしたときには絶対に叱らず、静かに後始末をするのがよい。

[2]危険防止のため、シートベルトで固定したケージにいれる。

[3]正答

[4]毎日の散歩がなく室内飼育の場合には、常に爪を観察して、伸びている場合には切る必要がある。

[5]犬は人に比べて歯に歯垢や歯石がつきやすいため、歯磨きは毎日行う必要がある。

 

 

これは、犬と暮らす上で知っておかなければならない常識問題です。

 

難易度は、星5つのうち「星1つ」といったところでしょうか。

 

犬との共存生活は、自分と愛犬だけでなく、近隣にお住まいの方や犬が苦手な方も共に暮らすということ。

 

つまり、犬と暮らす皆さんが常識を心得ていないと、ペットに優しい街づくりは難しい…というわけです。

 

今こそ学ぶとき。「愛玩動物飼養管理士」とは

フレンチブルドッグ,愛玩動物飼養管理士

現代における日本で、最も犬との共存生活について学べるのは、日本愛玩動物協会が提供する「愛玩動物飼養管理士」ではないでしょうか。

 

愛玩動物飼養管理士とは、犬をはじめとする様々なペットと共存するための知識・技能を身につけ、その試験に合格した人のことをいいます。

 

その試験は「動物の愛護及び管理に関する法律」の趣旨に基づいていて、現代の日本で犬と暮らすための全てを学ぶことができるといっても過言ではありません。

 

ちなみに先ほどの問題は、愛玩動物飼養管理士の課題問題の一部です。

 

 

 

犬と暮らすハウツーを広く・深く学べる

フレンチブルドッグ,愛玩動物飼養管理士

Sbolotova/shutterstock

愛玩動物飼養管理士になるためには、動物のカラダの仕組みはもちろんのこと、しつけやフード、問題行動、法律やトラブルなど、あらゆることを学ばなければなりません。

 

試験に合格するためには、先ほどのような問題も含め、約300ページのテキスト2冊分の専門知識を学ぶ必要があります。

 

1頭の命を預かっているわけですから、決して膨大な量ではありません。

 

犬と共存するということは、自分と愛犬以外の第三者も関わるということ。

 

特に犬の問題行動や法律・トラブルは、もしもの時に必ず役に立ってくれるはずです。

 

ペットにまつわる仕事にも就ける

フレンチブルドッグ,愛玩動物飼養管理士

Vershinin89/shutterstock

犬についてトコトン学べる愛玩動物飼養管理士の資格。

 

これに合格すると、動物病院やペット用品メーカー、トリマー、動物担当の公務員(行政機関)など、犬にまつわる仕事に就くことができます。

 

日本では、「ペットショップなどの動物取扱業を行う場合、事業所に必ず一人以上の動物取扱責任者を置かなくてはならない」という決まりがあります。

 

愛玩動物飼養管理士は、多くの自治体で、この動物取扱責任者になるための資格要件のひとつとして認められています。

 

2020年度 春期申込(11月試験)受付スタート!資格取得までの流れ

愛玩動物飼養管理士の申し込みから合格までの流れは、以下の通り。

フレンチブルドッグ,資格

 

また、同資格は年中申し込めるわけではありませんので、注意が必要です。

 

直近では2020年2月より、春期の申し込みがスタートします(11月試験)。

 

これを逃すとしばらく受験できなくなってしまいますので、今の絶好のタイミングを逃さないようにしてくださいね!

 

※春期申込期間は、2020年4月15日までとなります。

 

 

 

何より心強いのは、愛犬を救う近道を築けること!

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

Xiao Zhou/shutterstock

ペットにまつわる仕事にも就ける愛玩動物飼養管理士の資格。

 

けれど何より心強いのは、もしもの時に愛犬を救う近道を築けること。

 

犬と暮らす上でのトラブルは、愛犬の病気やケガだけではありません。

 

もしも、あなたの愛犬が第三者を傷つけてしまったら…何をすべきかわかりますか?

 

状況に応じて異なりますが、動物病院や人間用の病院だけでなく、役所や法律事務所など、様々な場所へ赴いて手続きをしなければなりません。

 

この時大切なのが、「誰に」「何を」相談すれば良いかを把握しておくこと。

 

そうすることでスムーズに対処できるようになり、愛犬に悲しい思いをさせずに済むことができるかもしれません。

 

また、問題行動が理由で起きたトラブルなら、トレーナーさんに依頼してみようと瞬時に考えることができます。

 

愛玩動物飼養管理士の資格を得ることは、あらゆるトラブルを回避しつつ、もし何かが起こっても解決の近道を築くヒントになるはずです。

 

愛犬を救えるのはオーナーだけ。勉強なくして犬のことは学べない

フレンチブルドッグ,愛玩動物飼養管理士

Tienuskin/shutterstock

愛犬のトラブルは、日頃のシミュレーションによって解決できるものではありません。

 

冷静に判断するためには、「知識」を頭に入れておく必要があります。

 

犬と共存するための知識は、一緒に暮らすだけではわからないことがたくさんあります。

 

愛玩動物飼養管理士は、現代の日本において最も犬について学べる資格の一つ。

 

勉強なくして犬のことは学べません。

 

大好きな愛犬のことですから、小さい頃の数学や国語のように苦痛…なんてことは無いと思います。

 

オーナーひとりひとりが学び続けることで、ペット先進国の欧米に負けないホンモノの「ペット=家族」の文化が成り立つのではないでしょうか。

 

全ては愛ブヒのために。今こそ、学んでみませんか?

 

 

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