2020年1月27日5,073 View

【自分のストレスが影響!】愛ブヒの心の健康はアナタ次第。 我が子のために出来る、簡単な『日々の心がけ』を。

人間のパートナーアニマルとして昔から愛されているのがフレンチブルドッグをはじめとする犬。飼い主に心を開き一緒に生活していく過程で愛犬はどんどんオーナーに似てくるなんている説もありますが、実は犬には人間に共感する能力があったって知っていましたか? このワンコ、人間に共感できる説を科学的に裏付けたのが獣医学部を要する麻布大学を中心とした研究チームで、13組の飼い主と愛犬を対象にして実験した結果、飼い主の心拍変化に愛犬の心拍数パターンが同調していたことを突き止めたそう。ってことは、アナタの精神状態が愛ブヒにも影響してる可能性が大。ヒトもワンコもココロの健康はそのまま体調に影響するので、人間のストレスと愛犬との関係について学んでみませんか?

長く一緒に暮らすほど共感度UP

フレンチブルドッグ,ストレス,健康

chaowalit jaiyen/shutterstock

 

数ある犬種の中でも、完全室内飼いで甘えん坊な性格であることからオーナーと一緒に過ごす時間が特に長いであろうフレンチブルドッグ。

 

家の中では常にストーカー状態で、中にはトイレの中にまで「ちょっとすみませんよ」とばかりにお邪魔してきちゃうコも多数。

 

そんな性格やライフスタイルも影響してか、ブヒの多くは飼い主のココロの動きにとても敏感です。

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haowalit jaiyen/shutterstock

 

冒頭で紹介した実験は、愛犬から見える位置に座ったオーナーにまずはリラックスしてもらい、その後計算問題を解くというストレスがかかる作業をさせてオーナーと愛犬の心拍数を計測してそれを分析するというもの。

 

すると、リラックスしている状態とストレスを感じている状態では心拍のパターンが違ったそうです。

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AndriiKoval/shutterstock

 

そして実験対象となったオーナーと愛犬のうちの約1/3組が、オーナーの心拍パターンの変化に愛犬が同調していたとの結果が得られています。

 

そして心拍パターンの同調が起こりやすいのが一緒に暮らして5年以上経つワンコだったそう。

 

だから、長く暮らせば暮らすほど愛犬がオーナーに共感できるようになっていくとの見解が。

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Ezzolo/shutterstock

 

確かに愛ブヒを見ていても、こちらがイライラしているときはそっと息を潜めて様子を伺っているように思えるし、穏やかな気分でくつろいでいるときには同じようにノビノビと過ごしているように感じますよね。

 

 

人間世界ではよく「空気を読む」なんて言うけれど、アナタが発している空気によって相棒に影響があると考えれば、自分自身のココロをコントロールできるようにする必要があるのかもしれません。

 

イライラは百害あって一利ナシ!

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praditkhorn somboonsa/shutterstock

 

人間毎日生きていれば、ちょっとしたことでイライラしたりムカッときたり、妙に弱気になって落ち込む…なんて日もありますよね。

 

イライラの原因は人それぞれだけれど、そんなメンタルの日にはつい言動もとげとげしくなり、場の空気を澱ませがち。

 

「別に私ひとりでイラついてるだけだから放っておいてよ」と言いたくもなるけれど、ちょっと待って。

 

アナタの足元にはいつだって、大好きなアナタをじーっと見つめるフレブルが鎮座しているはず。

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Mariia Vorona/shutterstock

 

そんな時にもし「なんだかママさんめっちゃイラついてる、どうしよう、ボク何かしたかなあ? ドキドキ」なんて大切なブヒが感じていたとしたら、それってとても悲しいことだと思いませんか。

 

実は犬という生き物は人間と同様にストレスによって病気になることが少なくありません。

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Tienuskin/shutterstock

 

例えば、ストレスから体を舐めた掻いたりすることで皮膚炎を起こしたり、攻撃的な性格になったりするほか、ストレスの蓄積によって免疫力が低下することで胆のうなどに疾患が引き起こされることも。

 

ココロの状態、つまり精神状態がそのまま体の健康に影響するのはワンコとて同じ。

 

だからこそ、オーナーであるアナタがまず穏やかな気持ちで日々を過ごし、愛ブヒに余計なストレスを与えないようにする必要があるのです。

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Innaponomareva21/shutterstock

 

とはいえ、全くイライラせず毎日を過ごすなんて正直不可能なこと。

 

でもアナタのストレスが相棒に悪影響を与えることを知っていれば、イラっとした時にひと呼吸おいて気分を変えられる努力ができますよね。

 

ブヒと一緒にリフレッシュ

ストレスが人やブヒの体にとっても悪影響だということはわかったけれど、とにかくイライラが止まらないんじゃあ~! なんて日も、ある。

 

そんな日は時間が許す限り相棒であるフレブルを連れて、ちょっと遠くの公園へ出かけたり、初めての場所をお散歩コースに選んでみてはいかがでしょう。

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mala_koza/shutterstock

 

いつもと異なる景色の中に身を置くと、なんだか視点が変わってイライラの原因さえ瑣末なことに思えるかも。

 

また、植物や蜘蛛の巣といった自然の中にあるフラクラル図形(同じような図形の集合体)を眺めるだけでも、ストレスの解消につながるという研究結果があります。

 

相棒と散策しながら、身近なフラクタル図形探しをするのも楽しそうですよね。

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chaowalit jaiyen/shutterstock

 

結局のところ、一緒に暮らすフレブルがストレスを溜めることなく穏やかに過ごすためには、飼い主であるアナタのココロの平穏が不可欠。

 

だからイラっとしたらまず深呼吸し、温かいお茶でも飲んで気分を変えて。

 

犬は飼い主に似るというけれど、ニコニコ穏やかなアナタをみていると相棒だって嬉しいはず。

 

笑う角には福も健康も来ちゃうのです。

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Juri82/shutterstock

 

以前新聞の片隅で見つけた飼い主とストレスの研究発表を紹介した記事を読んで以来、意識して周囲のペットオーナーとその相棒を見渡してみると、喜怒哀楽が激しい人、いつも穏やかな人、なんだか常に張り詰めた空気を纏っている人、それぞれの愛犬は同じような雰囲気や性格を持つことが多いように感じます。

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Zulu9/shutterstock

 

もちろんオーナーと正反対の性格の持ち主であるワンコだっているだろうけれど、どうせなら穏やかでリラックスできる環境を愛ブヒには与えたいですよね。

 

そのためにはまず、アナタ自身がなるべく穏やかでいること。

 

もしかしたら、それが相棒の長生きにつながる可能性だって否定できないのです。

 

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

シニアになる前に考え知っておくべき、フレブルのイロハ [特集:ミドルシニアLIFE]

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