【取材】後編:フレブルたちの新しい憩いの場!その名も「ピザ フレンチブルドッグ」〜心の病が、お店をオープンする強いきっかけに〜
フレンチブルドッグが大好きで、お店の名前も「フレンチブルドッグ」にしたオーナーの岩島さん。
お店をオープンするまでに、様々なご経験をされてきたそうです。後編では、「ピザ フレンチブルドッグ」オープンに至った経緯や、お店に込めた思いをお送りします。
目次
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【取材】前編:フレブルたちの新しい憩いの場!その名も「ピザ フレンチブルドッグ」〜自然に囲まれて、おいしいピザに舌鼓〜
みんなにも安らぎの時間を。心の病を乗り越えて感じたこと
元々は、実家のお父様が経営していた養鶏場につとめていたという岩島さん。
「おやじはものすごく仕事ができる人で、ゼロから始めた仕事を持ち前のバイタリティーで常に右肩上がりで大きくしていました。
ぼく自身、ただただおやじの敷いたレールの上をのほほんと…いわゆるぼんぼんとして過ごしてきました。
大学を卒業して社会人となり、そろそろ実家を継ごうと、いざおやじの会社に入ると、経営は厳しい状況にあって…。大きくなりすぎた会社は、自分にはプレッシャーのかかる存在でした。」
実家をつぐ決心をするものの、資金繰りの問題、次から次へと出てくるさまざまな問題に悩みがつきず、今すぐ辞めたい…そんな思いにかられていたそうです。
「毎日ストレスを抱えていて、常に辞めたいと思っていました。でも、社長の息子が一番最初に逃げるのかと…周りの目もありましたし、なんとか耐えていましたね。」
ストレスの蓄積が原因で、双極性障害に
「20年近く耐えていましたが、限界がきたのか、双極性障害になってしまいました。」
双極性障害とは、極度の鬱と躁状態が交互にやってくること。
「ぼくの場合は、年単位でやってくるんです。1年くらい鬱の状態がつづいて、今度は躁の状態が1年やってくる。3ヶ月入院したこともありました。当時は本当に辛かったですね。」
症状がピークに陥ったときは、自ら命を絶つことさえ考えたという岩島さん。
周りの人々の支えもあり、今では気持ちをコントロールできるようになり、ここ7年は症状が出ていないそうです。
「この病気は、完全に治るということは難しいようで、今は平気でも今後のことはわかりません。ストレスの多い時代、誰でも可能性のある病気だと思います。でも、決して恥ずかしいことではないですし、隠さず誰にでもお話していますよ。」
言葉通り、堂々と赤裸々に語ってくださった岩島さん。常に笑顔を絶やさない、明るい姿が印象的でした。
辛いとき、憩いの場所だったピザ屋。いつか必ず、こんなお店をオープンしたい
「じつは、病気になる前から、ずーっとピザ屋をやりたいという思いがあったんです。そのきっかけとなったのが、ある山小屋風のピザ屋さん。
ぼくが大変な日々をおくるなかで、月に一度の休みにふらーっと食べ歩きに出かけたとき、偶然出会ったんです。
決しておいしいとは言えなかったんですが、自然に囲まれた場所にあって、ゆっくりと時間が流れていて…とにかく居心地がいい。仕事の辛い瞬間を唯一忘れられる大切な場所で、休日は必ず通っていましたね。」
病気がなければ「今の自分」はなかった。辛かったけれど感謝している

※お店のTシャツには「人生は一度きりだから楽しもう」というご自身の思いをプリント
「その店に通っていたときから、いつかこんなお店をオープンしたいなぁとずっと思っていました。でも、仕事は辞められないし、実現するのはいつになるんだか…という感じでしたね。
そんなときに病気を患って。とても辛かったですけど、それがきっかけで、仕事も辞めて人生をリセットすることにしたんです。」
本格的にピザ屋オープンに向けて動き出したという岩島さん。そこからは、奇跡の連続だったといいます。
「ぼくは『となりのトトロ』が大好きで、あの映画に出てくるような自然に囲まれた場所でお店をやりたいと思っていました。いろんな不動産を回ったけど、なかなか巡り会えなくて。
そんなときに、ここ(今のお店がある場所)のオーナーさんが物件を売ってくださると。自然がいっぱいで立地は最高だし、ありがたいことに、とてもお安い値段で売ってくださって…。
だからこそ内装のリフォームもできましたし、それによって大工さんや色んな職人さんとの繋がりもできました。
ぼく一人では何もできない。本当にいろんな人に支えられていることを、改めて実感しています。」
お店の名前はすぐに決まった!理由はもちろん、フレンチブルドッグが大好きだから!
お店をオープンするとき、店名に頭を悩ませる方も多いは多いはず。ところが「ピザ フレンチブルドッグ」という名前は、一瞬にして決まったそうです。
「ピザってイタリアンですけど、フレンチブルドッグという名前には“フレンチ”も入っていますよね。ピザなのにフレンチ。とんちが利いてておもしろいんじゃないかと。
まぁ、フレンチブルドッグが大好き!ってのが一番の理由ですけどね。あのブサイクな感じがたまらないですよね。
ピザ屋をやるのも夢だったけど、ず〜っとフレンチブルドッグを迎えたいと思っていたので、グーグーが来たときは本当に嬉しかったですよ。」
頰を最大限に緩ませ、岩島さんはつづける。
「うちのグーグーは、こういっちゃなんですけど、とってもおバカです。しつけしなさいって姪っ子に叱られますけど…犬って飼い主に似るって言うじゃないですか。
俺もバカだし、フレンチブルドッグのオーナーさんてしっかりしているから、どの子も頭がよくていい子ばかり。一頭くらいこんなヤツがいてもいいかなって思ってますよ(笑)」
フレンチブルドッグが大好きで、ピザと自然が大好き。オーナーの全てが詰まったお店「ピザ フレンチブルドッグ」。
いろんな経験をしてきたからこそ作り出せる、ゆったりした世界観が広がっています。
無性にピザが食べたいとき、看板犬のグーグーに会いたいとき、何か辛いことがあったとき。
きっと、愛ブヒとこのお店が、あなたに最高の癒しをくれるはずです。
ピザ フレンチブルドッグ
木更津市小浜に店舗を構える、本格ピザを味わえるレストラン。20年間ピザを食べ歩いた末にたどり着いた「本物の味」を堪能できます。お庭はペット連れ可能!
住所:千葉県木更津市小浜380-1
TEL:0438-55-1686
営業時間:11:30~15:00
定休日:月曜日・火曜日
※夜は、事前予約をすれば、1組限定で(4名様以上)オープン。オフ会などのご利用も、もちろん大歓迎です!
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しかも日本はペット「後進国」。フードにおいては、闇深い点がたくさんあります。
今回はフレブルライフ読者の皆さまだけに、ドッグフードの闇や矛盾を伝えさせてください。
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