もしもの事態に大切な愛ブヒを守るため 。オーナー自らが『正確な情報を得る』ことが一番大事!
今や、世界中に拡大しつつある新型コロナウイルスですが、ウイルスそのものの脅威はもとより、本当に色んなところで様々な問題が起こっていますね。今回のコロナウイルスもそうだけれど、地震や台風といった自然災害が起きた時も同じく、真偽不明なあらゆる情報がSNSを中心に流布します。もちろん出回る情報の中には正確なものもたくさんあるけれど、同様に根も葉もない噂レベルのものが蔓延するのもまた事実。そんな時、情報を得たい側は藁にもすがる思いでいるからウッカリ偽の情報に惑わされてしまうこともあるでしょう。それがとりわけ大切なペットに関することならなおさらです。でもね、愛ブヒを守りたいからこそ、もしもの事態に遭遇した際に「正しい情報を得る」ということがどれほど大切なのかを知っておいて欲しいのです。
ペット関連の情報はまず獣医師会のサイトへ

Dzelat/shutterstock
今回の新型コロナウイルスに関しては、中国で犬にマスクをしている画像が出回ったり香港で陽性反応が出たペットがいたことなどから、うちの子は大丈夫なのかと不安になったオーナーさんも多いことでしょう。
人間の新型コロナウイルスが犬や猫に感染する恐れは非常に低いとされているのでこの点は安心して欲しいのですが、中国ではそんな偽情報を真に受けてペットを処分する人が少なからずいるようです。
なんて悲しいことなのだろう…心からそう思いますが、人間パニックに陥っている状態では間違った判断をしてしまいがち。

Mr. Amarin Jitnathum/shutterstock
実際に筆者の周囲の犬友達の間でも、そういった噂を聞いて動揺している何人かいました。
そんな時にまずペットオーナーであるあなたがすべきは、目や耳にする情報を鵜呑みにするのではなく、情報の正確性を確認すること。
ペット関連のことであれば、まず日本獣医師会(http://nichiju.lin.gr.jp/)や各都道府県の獣医師会のHPをチェックしてみて。
大抵トップページのトピックス部分にペットに関する最新情報がアップされているので、そこから正しい情報を得るのがベスト。

Elisabeth Hammerschmid/shutterstock
また、地震や台風といった災害時は生活しているエリアの役所のHPにもペット関連の情報が掲載されます。
非常時はどうしたって流れてくる情報を頭ごなしに信じてしまいがち。
だからこそ、普段からお住まいのエリアの区役所のSNSをフォローしておくなど、正しい情報を入手できる対策をとっておくことをおすすめします。
偽情報のインフルエンサーにならないで

otsphoto/shutterstock
口コミというのは時にとっても役に立つものだけれど、場合によっては無意識のうちに負の連鎖の一翼を担ってしまうこともあります。
良かれと思って友達に教えた情報が根も葉もないもので、それが口伝えにどんどん広まってしまってパニックが起きるなんてこと、ないとは言えませんよね。
実際に現在、マスクの次に入手しにくくなるとの噂が広まったため、全国的にトイレットペーパーやティッシュペーパーが売り切れとなっていますが、これもそもそもはSNSから発信されたデマ情報。

Kate Aedon/shutterstock
この事態を受けて日本製紙連合会は“トイレットペーパーやティッシュペーパーの供給力、在庫は十分にある”とHPを通じて発表しているけれど、デマとわかっていても目の前で店頭から紙製品がどんどん消えていくと、つい自分も買い置きしておこうと思うのも無理はありません。
そういった情報が耳に入った時に、まずすべきはソース元を確認すること。

Ann Tyurina/shutterstock
それが信頼できる情報であるかどうかを見極めて、少しでも正確性が疑われるなら拡散しないようにご注意を。
善意で拡散したつもりがガセネタを流すお手伝いをしていたなんてことになったら、せっかくの善意があだになってしまいますからね。
ネットに疎い世代にこそ情報を伝えて

Marie A. Dolphin/shutterstock
日々スマホやパソコンで情報を得ている私たちですが、すべての人がインターネット上の情報にアクセスできるわけではありませんよね。
例えばスマホなどを所持していない年配の方たち。
自分でニュースソースを確かめる手段を持たない場合は、どうしても耳で聞いたことや、新聞やTVで目にしたことを正確な情報だとして認識してしまいがち。

Barna Bogdan/shutterstock
もちろん各メディアでも、正確ではない情報に対しては偽の情報であることを発信しているけれど、仮にニュースの一部だけを目にし、スーパーの前に列を成してトイレットペーパーを買い占める映像や写真のみを見たとしたら「これは無くなるかも、買いに行かなくては!」と勘違いし行動に移してしまうこと、容易に想像ができてしまいます。
ペットへの新型コロナに関しても、耳に入った噂を信じて困惑している人もいるかもしれません。
だからこそ、例えば愛ブヒのお散歩でよく会う犬連れシニアの方には、挨拶や世間話がてら正しい情報を教えてあげましょう。

Michelle Heath/shutterstock
自分のおじいちゃんやおばあちゃんと話をして、ペットと暮らす同年代のお友達に伝えてもらうのも良いかもしれません。
正しい情報を知る・得るということ、さらに噂に加担せず自ら正確な情報を発信すること。結果的にそれが、ペットを守ることにつながるように思うのです。
情報社会の現代において、数ある情報から何を選び取ってどれを信じるかは自分次第。

Tienuskin/shutterstock
だからこそそれが正確なものかどうかを判断する目を持っておかないと、誤った情報によって傷つく人やペットがいるかもしれません。
すでに大手メディアでも報じられていますが、実は中国では新型コロナウイルスを犬や猫が媒介するという噂が流れたことで、各地でペットを殺処分したり棄てる人が相次いでいます。
噂に惑わされてかけがえのない存在を辛い目にあわせないためにも、どうか落ち着いて、冷静な目で情報の信憑性を確かめてくださいね。
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