【もしものために】自分が感染したら…愛ブヒのために準備しておくべき、最低限の“3カ条”。
日毎にその数を増す新型コロナ感染者数。当初中国で感染が報道された時には、私たちの大半が「近いうちに終息するだろう」「自分自身に感染することはまずないだろう」と、どこか対岸の火事的雰囲気というか、かなり油断していたような気がします。もちろん筆者もその一人でした。しかし現在の状況を見てみれば、対岸の火事どころかすぐそこまで火の手が迫っているような状態で、正直誰がいつウイルスに感染しても不思議ではありません。もちろん最大限の予防をしてステイホームしていたとしても、感染を100%予防できるものでもない。ならば今すべきことは、仮に自分が感染したとして、その時にどうやって家族の一員であるフレンチブルドッグをサポートするかということ。感染しないに越したことはないけれど、現段階では自分だって感染するかもしれないという可能性も視野に入れ、愛ブヒを守るためにしっかり準備をしておきましょう。
預けられるオウチ、ありますか?

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例えば家族の誰かが感染したとして、その人だけ入院もしくは家庭内で隔離生活を送っている場合はともかく、もしあなたが一人暮らしでフレンチブルドッグを飼っているのなら、いざ入院となった時に預け先を探す必要があります。
新型コロナウイルスに感染して入院および宿泊施設等にて隔離療養をした場合、入院期間の平均値は14.3日だそう。

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約2週間…これは結構長い日数ですよね。もしその期間中にペットホテルなどに預けるとすればかなりの費用が発生するだろうし、基本的にはお散歩以外はケージ内で過ごす環境ではフレブルのストレスも溜まるでしょう。
そんな時安心して我が子をお願いできる場所があれば、もしもの事態でも安心度はケタ違いに高いはず。
例えば実家や兄弟のところ、仲良しのブヒ友のお宅などが理想的だけれど、そういった場所が確保できない人のために、ペット保険シェアno’1の「アニコム ホールディングス株式会社」がコロナウイルスに感染した人のペットを救うプロジェクト「#stayanicom」を実施しています。

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なお、東京都獣医師会がリリースしている「新型コロナウイルスに感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと」という書面には、感染した飼い主からペットを預かる際の注意点などがわかりやすく解説されているので、“自分が預かる側になること”も踏まえて一度チェックしておくことをオススメします。
誰かのところに預けるのも預かるのも心配事や不安はつきものだけど、こんな時だからこそ、ペットを大切に思う者同士で協力し合えると素敵ですよね。
『“愛ブヒの暮らし方”的メモ』を記しておく。

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ご存知の通りフレンチブルドッグはアレルギーなどのトラブルが多い犬種。
そのため食事内容に気を配ったりサプリメントを与えたり、場合によっては散歩の後には植物に触れやすいお腹周りを濡れタオルで拭くなど、我が子のために特別なケアをしているケースをよく耳にします。
とりわけ食物アレルギーなどのあるブヒにとって、アレルゲンとなる食べ物を口にしてしまうのは命に関わることだってありますよね。

Pumbastyle/shutterstock
でも、ウイルスに感染して急遽愛ブヒを預けることになった時に、ちゃんとそういったアレコレを預かってくれる人に伝えることができるでしょうか?
これは誰かに預ける場合でも、自分以外の家族にお世話を頼む場合でも同じこと。
通常ブヒのお世話をするのは一番長く家にいる人だと思うので、いくら家族とはいえ、普段お世話をしている人以外は細かなケアや食事内容について知らないことだって充分あり得ます。

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そこで準備しておきたいのが、
・愛ブヒのアレルギーや病気の有無
・普段しているケア
・食べている食事&オヤツの内容と量、回数
・飲ませている薬と投薬の頻度
・大体の生活スタイル(食事を与える時間、排泄回数、散歩の時間帯や運動量など)
をわかりやすくまとめたメモ。
家族以外の人にお世話をお願いする場合、今までと全く同じようにというわけにはいかないだろうけれど、最低限ブヒの健康に関わることは必ず伝えられるようにしておきましょう。

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さらに、フレブルと暮らしたことのない人は少しの暑さでも彼らが熱中症になることなんて知りません。
これから気温が上昇する季節になるので、預ける際には熱中症リスクについて伝えることも忘れないでくださいね。
保険証書やワクチン証明書などをまとめておく。

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愛ブヒの健康に関する書類って、意外とたくさんありますよね。
例えばペット保険加入者なら保険証や保険関連の書面、それに加えて狂犬病や各種ワクチンの証明書など、もしお世話をお願いしている期間中にフレブルを病院に連れて行かなくてはならない場合、そういった書類などは必要不可欠。
普段からこういった書類をキッチリと整理している人は良いけれど、「あっれー、どこへしまったかしら?」なんて人もきっとゼロではないはず…(すみません私です)。

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これら大事な書類はまとめてひとつのファイルに収納し、上記のフレブルの暮らし方メモと一緒に取り出しやすい場所に置いておきましょう。
「うちのフレブルに関する情報は全部この棚の中です」という状態でまとめておけば、いざ誰かにお世話を頼むことになっても必要な書類や情報をスムーズに渡すことができますよ。
ちなみに他のオウチなどで預かってもらう場合、保険証などと一緒に預けると安心なのが飼い主の匂いがついたTシャツやタオル、遊び慣れたオモチャなど。

Amornpant Kookaki/shutterstock
寂しがりやのフレブルにとっては、大好きなオーナーさんのニオイがするモノは離れている間のお守りになってくれるのです。
「まさか自分はかからないだろう」今現在、自信を持ってこう言える人はきっといないはず。
誰しもが感染するリスクがあるからこそ、準備できるうちに“もしも”のことを想定しておくことが大切です。
今は、今しかない。「同じ日」は二度と来ないのだから

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あと、これは直接フレブルとは関係がありませんが、新型コロナウイルスが蔓延している今、少しでも多くの人に伝えたいことがあります。
それは、「伝えられるうちに、家族や友人、恋人といった大切な人に日頃の感謝や気持ちを伝えておこう」ということ。
先日旅立たれた志村けんさんのニュースでハッとした人も多いと思いますが、あれだけ愛されたスターでさえ新型コロナ陽性判定後には誰とも面会できず、最期の瞬間を家族が看取ることも叶わず、家族の元に戻ってきた時にはすでに荼毘に付された後でした。

Yaroslav Zhdanov/shutterstock
例えば私たちの両親や祖父母世代は、この病気に打ち勝つ力が弱いかもしれません。
そうなった時、ありがとうもさようならも、大好きだよも言えないまま別れがきたら、きっと大きな苦しさが残るでしょう。
こんな時だから普段は照れくさくて言えないことも言葉で伝える。
これって、とてもとても大事なことなのです。
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