【保護犬を迎えて】ミカン日記 vol.1〜保護犬ミカンとの出会い〜家族会議・子供のアレルギー検査など、ミカンを迎え入れるまで〜
保護犬を迎え入れようと思ったとき、まずどうすればいいのか、どんなステップで家族になるのか…疑問に思う方も多いと思います。もちろん、保護団体さんによってそれぞれですが、一般的には「会いに行く→面談→トライアル→家族になる」という段階を踏みます。
今回は、2016年1月に保護犬(フレンチブルドッグ)のミカンを迎えた編集部Rieが、保護犬に出会ってから家族になるまでの経緯、保護犬だからこそ味わえる良さ・かわいさを、「実体験を元に」お届けします。
目次
- 犬と暮らしたい、と思ったきっかけは両親
- インターネットで初めて知った「フレンチブルドッグ」という犬種
- 家族会議と、子供たちのアレルギー検査
- 初めてミカンと会った日
- ボランティアさんとの面談。ミカンは子宮蓄膿症を患っていた
- 面談を終えたら、お互い考える期間へ
- トライアル開始!聞いてみたかったイビキを初日に…
- 保護犬を迎えてよかったこと
目次
犬と暮らしたい、と思ったきっかけは両親
主人も私も結婚前に犬を飼っていて、犬は大好きでしたが妊娠、出産、育児で毎日バタバタの生活で“ペットを飼う”ということを考えることもありませんでした。
思い返すと、実家近くの公園で開催されていた「保護犬の譲渡会」に父が通りかかったのがスタートでした。両親も犬が好きで、その譲渡会で気になる保護犬を見つけたようで、里親になるか悩んでいたんです。
結局は様々な問題があり、里親になることはできませんでしたが、両親の話を聞くうちに“犬と一緒の生活”に憧れるようになりましたね。
更に、両親は子供達の情操教育の為にも里親になりたかったようで、今から難しい年頃になっていく子供たちにも、良いことなのではないかなと前向きに考えるようになりました。
インターネットで初めて知った「フレンチブルドッグ」という犬種
ある日、インターネットで保護犬を探していると、大阪のボランティア団体さんのページにフレンチブルドッグの情報がありました。私は、フレンチブルドッグという犬種がいることも知らなかったのですが、昔から鼻ぺちゃ犬が好きだったので、とても興味を持ちました。
そこから、フレンチブルドッグについてたくさん調べました。マイペースな性格、子供が好きで遊び好き。フレブルの特徴を知れば知るほど、家族になってくれたら、ますます生活が楽しくなるだろうとワクワクしました。
家族会議と、子供たちのアレルギー検査
主人に相談すると「会いに行ったら絶対に連れて帰りたくなるから、冷静にきちんと話し合おう」という事になり、お金、子供、私の仕事、お世話の事など色々話し合いました。そして、何度も家族会議を重ね、保護犬を迎えることにしたんです。
念のため、子供達のアレルギー検査もしました。注射が大嫌いな二人でしたが、涙を堪えながら採血を頑張ってくれました。無事アレルギー検査もクリア。
心の準備が整ったところで、さっそく保護団体さんに連絡をしました。とても真剣に活動されている団体さんで、毎月かかるであろうフード代や病院代、住環境の設備、フレンチブルドッグの性質、特徴、病気になりやすいなど、「フレンチブルドッグと暮らす上で必要な情報」を丁寧に教えてくださいました。
初めてミカンと会った日
ミカンに初めて会った日のことは、よーく覚えています。下の子は逃げ回り、上の子はミカンに押し倒され、主人や私に積極的にスキンシップしてくれたんです!
実家で飼っていた犬は気性が激しく、初対面の人にはほとんど懐かない犬だったので、ミカンへの第一印象は「人懐っこくて可愛い!」でしたね。
ボランティアさんとの面談。ミカンは子宮蓄膿症を患っていた
実際にミカンと触れ合った後は、ボランティア団体さんと面談をします。改めてフレンチブルドッグとの暮らし方について教わったり、ミカンの状態についても詳しく教えていただきました。
ミカンは子宮蓄膿症という病気を患っていたんです。さらにアレルギーもあったので、とにかくたくさんの情報をいただきました。
面談は、保護団体さんの代表の方をはじめ、当時ミカンを預かっていたご家族の方々、その団体に所属しているボランティアさんなど多くのスタッフさんとお話しすることができました。
面談を終えたら、お互い考える期間へ
一般的に、保護犬は初めて会った日にそのまま家族になることはありません。その子に会って、スタッフさんと面談をして、お互い改めて考える期間があります。
私たちの家族は、帰りの道中「ミカンが家族になったらな~」で持ちきりでした。本当にかわいかったので。それから暫くして、団体さんからトライアル(※基本的には里親決定)の連絡を頂き、家族みんな大喜び!すぐに、ミカンを迎えるためのグッズを揃えました。
トライアル開始!聞いてみたかったイビキを初日に…
2016年1月9日、ミカンが我が家にやってきました!この保護団体さんはトライアル期間を2週間ほど設けています。同団体では「トライアル決定=里親決定」とされていますが、万が一里親が困難だという場合も考慮してのことだそうです。
家の中に入ってすぐは、慣れない環境に緊張しているようでした。
サークルに入ったときも、ちょっぴり不安そう。
でも、ビーズクッションが気に入ったようで、すぐにリラックスしてくれました。きっと、生まれてはじめてのビーズクッション。
我が家に来て初日から、このクッションで爆睡です。
ずーっと聞きたかったフレンチブルドッグのいびきも、初日から聞けちゃいました。
なんと、トライアル中には初めての雪も経験!
保護犬を迎えてよかったこと
犬を飼うという決断から実際にミカンが来るまで、「犬を迎えるということ」について、何度も家族で話し合いました。もちろん、子犬を迎えるときも同じように話し合いをすると思いますが、ミカンの場合は病気も患っていましたし、より密な話し合いができたと思っています。
子供達も、最初は”犬はカワイイ”程度の考えでしたが、「どうして保護犬が存在するのか」、また実際に保護活動をされている団体さんの話などを聞いて、いろいろ考える部分があったようです。
それに、ミカンを迎えて気づいたのですが、保護犬は性格が出来上がってから出会うので相性や特徴が分かりやすく、一緒に生活してからのギャップも少ないように思います。
ミカンが来てから1年が過ぎましたが、次回は正式に家族になってからの生活をお伝えします!
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