【デリケートなフレブルのために】梅雨入り前のToDoリストで、雨でも“快適ブヒライフ”を!
5月って初夏のはずなのに、もう少し心地よい風が吹いていたっていいはずなのに…なのにもうすでに暑い。あっつ! なんでこの時期に30度近い真夏日になるのだろうかとマスクの内側を汗でベトベトに濡らしながらお散歩しているフレブルオーナーのみなさま、心苦しいですが残念なお知らせをしなければなりません。そうです、この夏もまたもや猛暑らしく、しかももうすぐジメジメした梅雨がやってきます。気象庁によると2020年の梅雨は大雨に注意だそうで、ここ数年増えている水害や台風を含めて注意しなければなりませんね。そして梅雨といえば、我らがフレンチブルドッグにとって最も過酷な季節。熱中症にアレルギーの悪化など気をつけるべきポイントがたくさんありますが、そんな気分が滅入る梅雨をできるだけ快適に過ごすヒント&注意点をまとめてみました。
快適レベルを左右する季節家電アレコレ。

Oyls/shutterstock
フレブルと暮らす上で夏場の24時間冷房は不可欠だけれど、まだ朝晩は肌寒かったり気温の低い日が時々ある梅雨時期はエアコンをつけるか迷うこともしばしば。
気温は低いのに湿度は高い。かといってエアコンのドライ機能だとお部屋が冷えすぎて寒いなんて時に便利なのが除湿機です。
除湿機にも色々種類があり、最近では送風機能が付いた衣類乾燥除湿機が人気のよう。

TKGGP/shutterstock
実際筆者も数年前から除湿機を使っていますが、稼働させると目に見えてタンクに水が溜まっていき、その水かさに比例するようにお部屋がカラリと乾いていくのを使用の度に体感しています。
フレブルが熱中症を起こすのは温度だけでなく湿度が大いに関係あるため、気温が低く湿度が高い日は除湿機を、気温が高い日はエアコンをと使い分けるのがオススメ。
メーカーによっては空気清浄機を兼ねたモデルが販売されているので、用途や目的に合った1台を選ぶととても便利です。

Firn/shutterstock
湿度が高いと指の間や尻尾など、肌が密着している部分が湿って皮膚炎になりやすいフレブルの体。
だからこそ空気を適度に乾燥させ、ジメジメとした不快感から愛ブヒを守ってあげる工夫はマスト。
なお、季節を問わずワンコに最適な湿度は40~60%。
低すぎると乾燥からくる皮膚炎や呼吸器系疾患になりやすく、高すぎると熱中症や皮膚炎を発症しやすいので、お部屋に湿度計を設置して温度とともに湿度にも気を配ってあげてくださいね。

yhelfman/shutterstock
ちなみに扇風機ですが、扇風機単体での使用は汗腺のないペットにとってはほぼ無意味。
人間のように直接肌に風を当たると涼しく感じるということがないため、対ペットの場合扇風機はあくまでもエアコンと一緒に使うもの。
エアコンで冷えた空気をお部屋内で循環させて温度を一定に保つための家電として導入し、扇風機のみに頼った温度調節はしないようご注意を。
未掃除のエアコンでブヒが体調不良に?

Alexander Penyushkin/shutterstock
夏場に欠かせないエアコンですが、みなさんエアコンのお掃除ってどのくらいの頻度でしていますか?
最近は自動で掃除してくれる掃除機能付きタイプが主流ですが、実は掃除機能付きエアコンの難点は素人が内部まで掃除するのが非常に困難だという点。
もちろん自動で掃除してくれるからこまめに掃除はいらなくとも、購入して何年かすると効きが悪くなったり使い始めに嫌なニオイがするなんてことが増えてきます。

Tienuskin/shutterstock
実は掃除機能付きエアコンが自動で綺麗にするのは室内機のフィルターのみで、室内機の内部に溜まっていくホコリや外気の汚れを掃除してくれるわけではありません。
また、掃除機能付きエアコンは機密性が高い作りになっているため構造的に中にカビが繁殖しやすく、何年かに一度はプロによるクリーニングが必須。
エアコンが欠かせない夏場にたとえ数時間といえども冷房を切ってクリーニングをするのはフレブルにとって死活問題なので、エアコンクリーニングをするなら本格的な夏が来る今の時期に済ませておきましょう。

Suti Stock Photo/shutterstock
ところで毎年夏の初めの時期は「突然くしゃみをし出した」「湿疹が出た」「鼻水や目ヤニの量が増えた」という不調を訴えて動物病院を訪れるペットが多いらしく、その原因のひとつに掃除していないエアコンから出た空気を吸い込んだからというのが少なくないそうです。
エアコンは放っておくと菌やカビ、ホコリの温床となり、掃除することなく久々に稼働させたらその時に内部の汚れが冷気とともに一気に吹き出します。

Alexander Penyushkin/shutterstock
もしそんな汚れた空気を愛ブヒが吸い込んでしまったら、せっかく彼らの体調を考えてスイッチを入れた空調が逆に命取りになりかねませんよね。
エアコンは運転前にまず掃除、これを忘れないでくださいね。
梅雨時期のブヒはここに注意。

mala_koza/shutterstock
フレブルオーナーの多くはたとえ春先といえども熱中症対策をしっかりしている人が多いけれど、梅雨は熱中症以外にも様々なトラブルが頻発する季節。
高温多湿の時期だけに雑菌が繁殖しやすく、普段から肌が弱いフレブルにとっては皮膚疾患が起きるリスクが飛躍的にアップします。
中でも多いのが細菌感染による膿皮症やマラセチア外耳炎、耳の中に寄生するダニによって起きる耳疥癬など。

Istvan Csak/shutterstock
普段と比べて耳をよく掻いていたり頭を振る回数が増えていないかなどをこまめにチェックして。
また、雨上がりのお散歩では足やお腹周りが濡れてしまうけれど、汚れを拭き取った後はしっかりと乾かすこと。
半乾きの状態だと菌が繁殖しやすくなり、結果皮膚トラブルにつながってしまいます。
ところでこの時期はダニやノミといった害虫が増えるけれど、フレブル自身にはノミダニケアをしていても、相棒が使っているベッドやクッションなどを見落としてはいませんか?

VDB Photos/shutterstock
こまめな洗濯や天日干し、乾燥機をかけるなどして身の回りのグッズのケアもお忘れなく。
これらに加え、梅雨時期にペットにも多いのが食中毒。
食べ物が傷みやすい季節だけに、飲み水をこまめに替える、食べ残したフードはすぐ片付ける、手作り食は当日分だけ作るorまとめて作って小分けして冷凍するなど、直接ブヒの口に入るものにも気をつけてあげましょう。
梅雨が好きだという人はかなり少数なのではないかと思いますが、人にとってもフレブルにとっても梅雨時はなんだか憂鬱。

Tienuskin/shutterstock
だからといって避けて通るわけにもいかない自然現象なだけに、せめて快適に、かつ愛ブヒの健康にも配慮してジメジメとした季節を乗り切るのが吉。
今回紹介した内容以外にも、年々威力を増す台風や豪雨のことを考え、今のうちに屋根などの修理や点検をしておくこともオススメします。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
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