2020年6月6日3,620 View

【愛ブヒの“心身の健康”を】フレブルの『3欲求』を満たして快適生活を向上させるコツ!

人間の3大欲求といえば一般的に食欲、睡眠欲、性欲ですが、実はフレンチブルドッグたちワンコにだって生きていく上で不可欠な欲求というものがあるのです。犬の三大欲求というのはざっくりと分けて「生理的欲求」「安全欲求」「行動欲求」に大別されるのだけれど、もっと分かりやすく言い換えるならば「飲食欲」「健康欲」「遊び欲」といったところでしょうか。私たちだって寝不足だったり空腹だったりするとストレスが溜まるように、これらの欲求を満たしてあげなければフレブルだってストレスは溜まる一方。ストレスは体調を左右するだけでなく寿命にだって関わることだから、今一度彼らの持つ欲求にオーナーとしてちゃんと応えてあげられているかを再点検してみませんか?

ブヒも大好き!お食事タイム

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Istvan Csak/shutterstock

 

愛ブヒに与える食事そのものにこだわるフレブルオーナーさんは多いけれど、食事を取り巻く環境って気にしていますか?

 

例えばヒトの場合なら美しくセッティングされたテーブルで華やかな盛り付けの料理を食べるのと、カップラーメンを容器のまま啜るのではかなり満足感に差が出ますよね(それはそれで美味しいのだけれど 笑)。

 

フレブルの場合盛り付けの美しさはきっと求めていないだろうけれど、食事をする器のサイズや素材、食べやすさ、高さなどは快適にゴハンを食べるのにとっても重要。

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Kittibowornphatnon/shutterstock

 

まずゴハンに欠かせないフードボウルですが、実はよく売られているステンレス製やプラスチック製のものはアレルギーが出やすいと言われています。

 

現状ではワンコに金属アレルギーがあるかどうかは医学的には分かっていないそうだけれど、食後しばらくすると口の周りが赤くなっていたり痒そうにしていたら食器が合っていないという可能性も大いに考えられるのです。

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olewanrd/shutterstock

 

では何素材の器がベストなのかといえば、正解は陶器製。

 

フレブルはハナペチャゆえ顔全体をボウルに突っ込むようにして食べるので、ボウルを選ぶ際は顔全体が無理なく入るもの、鼻で押しても倒れないよう底がしっかりしている厚手のものであること、フードがこぼれにくいようある程度深さのあるものがブヒには最適。

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Marina Kadyrova/shutterstock

 

そしてもうひとつ、忘れてはならないのが食事をする際の姿勢です。

 

ゴハン時に床に直接ボウルを置くのはよく見る光景だけれど、下を向いて食べるこの姿勢だと喉にフードを詰まらせたり吐き戻しを起こすこともあり、さらに首や脊椎、足腰に負担がかかるためヘルニアの原因になることも。

 

それでなくともフレブルはゴハンにがっつくコが多数派だから、勢い余って喉に詰まらせるなんてことは容易に想像できますよね。

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Dmytrenko Vlad/shutterstock

 

この下向き姿勢食いを解決するには、ペット用のフードテーブル(食器台)を導入するのが一番。

 

高さはフレブルの体格によるけれど、一般的に足を伸ばして立った時の胸元あたりの高さが良いと言われています。

 

フードテーブルは市販品も多いけれど、要はフードボウルを置いて安定すればどんなものでも大丈夫。

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bozsja/shutterstock

 

なのでダンボールや木材を使ってオリジナルのテーブルを作るのも楽しいでしょう。

 

あと、鼻を押し付けて食べるブヒだと食べている最中にどんどん食器を遠くへ押してしまいがち。

 

滑らないようにラバー製などのランチョンマットや滑り止めをボウルの下に敷く、フードテーブルにお盆のように少し高さのある縁をつけるなどしてあげると、押された食器が床にガチャン! という事態を防げて安心ですよ。

 

愛ブヒのケアと居場所をコンフォタブルに

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golfyinterlude/shutterstock

 

散らかった部屋に不衛生な寝具、何日もシャワーを浴びていないベタつく体…うぉぉ、考えただけでかなり不快な感じですよね。

 

私たちだって居心地の良い空間で清潔に暮らすことは本能的な欲求。

 

もちろんフレブルも普段自分がくつろぐ場所は心地よく整えてほしいし、スキンシップを兼ねたグルーミングで汚れやすい被毛や皮膚のケアをしてもらうと気持ちが良いもの。

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Margarita Mindebaeva/shutterstock

 

日々のブラッシングやしわの間の拭き取り、お耳のケアに爪切りなどは愛ブヒの体を清潔に保つのと同時に、オーナーさんが自分でできるブヒの健康診断でもあるのです。

 

日々触れていると小さな出来物や傷、肉球の乾燥などにも気づけ、それが様々な病気を早期発見するキッカケになったということ、少なくありません。

 

そして住空間ですが、部屋の温度と湿度をフレブル仕様に設定するのはもちろん、それ以外のグッズも肌触りや清潔度にこだわってチョイスすべき。

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Kittipat_photo/shutterstock

 

いつも使っているベッドは季節に合っている素材かどうか、夏にはブランケットをコットン素材のものに変える、こまめに洗濯と乾燥をしてノミやダニを除去するなど、直接肌に触れるもの肌触りが良く季節に応じたものを選ぶこと。

 

冷房が必須のこれからの時期なら、留守中は冷えすぎ防止のために薄い布でケージを覆うなどの工夫も必須です。

 

また、遊んだ後はヨダレでベトベトになるおもちゃの類を時々洗うほか、洗えないものは熱湯で煮沸消毒などをして菌が繁殖しにくいようにしてあげましょう。

 

相棒の性格にあった遊びと運動を

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The Len/shutterstock

 

中には「お散歩か…うーん、どうしよっかな」というさほどお散歩が好きではないフレブルもいるようですが、フレンチブルドッグの多くは活発でお散歩が大好きだというコが大半。

 

特にまだ若いブヒは有り余る体力を発散させゆっくり寝てもらうために運動は必須だし、日々の運動で鍛えた足腰はミドルシニアと呼ばれる年齢を超えた頃からその真価を発揮し、足腰の衰えをカバーしてくれる強い味方に。

 

某筋トレ先生の決め台詞「筋肉は裏切らない!」は本当なのです。

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Andreea Mihaela Rosca/shutterstock

 

ただ、ワンコならみんなドッグランで思い切り走りたいはず、というのはオーナーさん側の思い込みで、自分のペースで道中のニオイをスンスンしながらゆっくり歩きたいブヒもいれば、オーナーさんの顔を見上げつつ飼い主と同じ速度で歩きたいコ、暴走特急さながらに爆走したい派まで、フレブルとひとくちに言っても好みは様々。

 

天候や体調によっても運動したい時間や内容は変わるので、その日の相棒の様子を観察しながらどの程度運動させるかを見極めるのはオーナーの腕の見せ所です。

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とりわけ暑くなるこれからの季節は日中の屋外での過度な運動はNG

 

暑い日は室内でできる運動を考えたり、トリック(芸)の練習をしたりするなど熱中症リスクの少ない運動を取り入れて。

 

なお、シニア期に差し掛かるとお散歩の量や回数を見直すことも大切です。

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eli medeiros/shutterstock

 

今までは朝晩に30分~1時間程度歩かせていたとしても、老齢期になると長時間の連続した運動は体の負担になることも。

 

そのため15分程度の短めのお散歩を日に3度行くなど、愛ブヒの年齢や体力、嗜好に合う運動プログラムを考えてあげてくださいね。

 

欲求が満たされている状態、つまり満足している状態というのは心も体も心地よい状態ということ。

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Lee waranyu/shutterstock

 

フレンチブルドッグたちワンコは自分で欲求を口に出せない分、オーナーさんが先回りして快適かどうか、不便を感じていないか、体のどこかに痒みや痛みなど不快な箇所はないかなどに気を配る必要があります。

 

快適な暮らしというのは贅沢な暮らしではなく、あくまでも愛ブヒの心と体の健康に配慮する暮らしのこと。

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Firn/shutterstock

 

ひとつひとつは日常の些細な事柄でも、1日の大半を家で過ごし、オーナーさんの与えるものが全てであるフレンチブルドッグにとってはどれも外せない一大事なんです。

 

だからこそ、彼らの生まれ持った欲求を満たしてようやく、愛ブヒに健やかな毎日をプレゼントできるのかもしれませんね。

 

 

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