もしも『ゲリラ豪雨』に遭遇したら…自分とフレブルの身を守るための“基礎知識”を心得ておこう!
お散歩時やキャンプ中など、フレブルと屋外で過ごしていると突然ゴロゴロと雷鳴が…。あ、と思った次の瞬間にはもうバケツをひっくり返したような雨が降り出す「ゲリラ豪雨」は、ここ数年頻発しています。特に夏から秋にかけては発生しやすく、場合によっては命取りにもなりかねません。そこで今回は、屋外でゲリラ豪雨に遭遇した時、ブヒと自分の安全を守る方法をご紹介いたします。
お出かけ前には必ず『気象情報』をチェック!

yhelfman/shutterstock
ゲリラ豪雨の原因は急速に発達する積乱雲で、これに暖かく湿った空気が吹き込むと、雲の中に蓄えられた大量の水分が一気に雨となって降り注ぐ現象が「ゲリラ豪雨」と呼ばれる雨。
この積乱雲はアスファルト舗装やヒートアイランド現象によって発生しやすくなるため、ゲリラ豪雨そのものは山間部よりも都市部で発生しやすいと言われています。
ゲリラ豪雨は予測が困難なため完全に回避するのは難しいけれど、それでもズブ濡れになるのを避けるためにできることがあります。
それは、リアルタイムの気象情報をお散歩前に必ずチェックすること。

Margarita Mindebaeva/shutterstock
例えば“Yahoo!天気”や“雨雲レーダー”といったアプリをダウンロードしてオンタイムの雨雲レーダーを確認すれば、自分のいるエリアの雨雲状況が分かるのです。
なお、日本の気象台は毎日5時、11時、17時に天気予報を発表するため、その時に「大気の状態が不安定である」と言及があればゲリラ豪雨の可能性があることを覚えておいてください。
ちなみにゲリラ豪雨では数10分の間に数10mmの雨が降り、記録的短時間大雨警報などが発令されることが多々あります。

Kezza155/shutterstock
しかも突風が同時に起きることが多いので、通常の傘はまず役に立ちません。
そして片手に傘、もう片手にリードを持っての散歩は両手が塞がるので結構危険!
それでなくともフレンチブルドッグは力が強い犬種なので、もしもの時に対応できるよう、雨の日のお散歩時はカッパやレインコートがおすすめです。
もし街中でゲリラ豪雨に見舞われたら…。

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いくら気を付けていても愛ブヒとのお出かけ中にゲリラ豪雨に見舞われてしまうこと、ありますよね。
そんな時はどうするか。まず知っておきたいのは、ゲリラ豪雨や雷をもたらす積乱雲の平均的なサイズはおよそ10km。
そのため積乱雲による豪雨は30分程度で弱まることが大半なので、その間は無理に動かず、雨を避けられるビルやお店の軒先などで待機するのがベターです。

Fotoeventis/shutterstock
が、仮に短時間に予想を超える大雨が降った場合は排水能力が追いつかず都市型水害が発生する可能性があるため、地下道や地下街、アンダーパスには絶対に入らず、マンホールも水が吹き上がることがあるので注意して。
もちろん河川や下水管、用水路などは短時間で危険な水位となるため近寄らないこと。
ブヒ連れだとビルやお店の中に入るのは難しいけれど、なるべく高い場所へ避難することが重要です。

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そしてゲリラ豪雨の後、もし路面が冠水している場合、足元の状態が見えず、蓋が外れたマンホールに落ちることもあり得ます。
そのため冠水している道は極力避け、どうしても通らなければならない場合は安全のためにブヒを抱っこし、杖のような棒を使って足元を確認して進んでください。

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ゲリラ豪雨の被害を避けるには、第一に天候を確認してから散歩に出ること。
次に、普段から避難できるお店(ドッグカフェやドッグサロン、ホームセンターなど犬連れで立ち寄れる場所)がある散歩コースを選ぶなど、お出かけ前に“もしも”を想定しておくことが大切です。
アウトドアでのゲリラ豪雨は雷に注意!

damato/shutterstock
避難できる建物が複数ある街中ならばともかく、山やキャンプ場といったアウトドアシーンでの対策はどうすべきなのでしょう。
最初に、山の天気は変わりやすいことを頭に入れておき、特に山で雷が発生するのは午後の時間帯が多いと知っておいてください。
登山者が早朝から山に登る理由のひとつには、雷を避けるためというのもあるのです。

Vantage_DS/shutterstock
さて、アウトドアでのゲリラ豪雨の場合、まず注意すべきは雷。木の近くは落雷の危険性があるため根元での雨宿りは避け、近くに山小屋や建物がある場合は速やかにそこに避難を。
オートキャンプならすぐ車内に入っててください。
もし近くにテントがあったとしても、周囲に高い木などがない場合はテントポールを伝って落雷する可能性があるため、テントやタープの下は決して安全ではありません。

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また、車内ではドアハンドルなどの金属部分には触れず、車の中心部にいることが大切。
一方、車も山小屋も近くにない場合、落雷しやすい高い木々が密集する場所を避けて谷間や窪地に身を置きましょう。
そして保護範囲(*)を確認し、ブヒを股の間に挟むなどして抱えて頭を下にかがめてしゃがみ、出来るだけ姿勢を低くして雷をやり過ごしてください。

Vantage_DS/shutterstock
その際、地面にお尻をつけたり寝転んでいると落ちた雷が地面を伝って体に入ることがあるので、出来るだけフレブルは抱っこし、しゃがんだ足のかかとを上げ、浮かせたかかと同士をくっつけるよう意識してくださいね。
なお、山でのゲリラ豪雨は川の増水や地滑り、山崩れの恐れもあるので非常に危険です。
そのため空が黒くなってきたり急に風が冷たくなった、遠くに雷の音がしたら、迷わず撤収して安全な場所へ避難を。

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積乱雲の中には時速60kmのスピードに達するものもあるので、気付いた時にすぐ避難を開始しないとすぐに大雨が降り出します。
*保護範囲とは
5m~30mの木や電柱、煙突、建築物といった背の高い構造物のてっぺんを、45度以上の角度で見上げる範囲、かつその構造物から4m以上離れた場所を保護範囲と呼び、周囲に避難できる建物や車が無い場合の比較的安全な退避場所とされています。
まとめ

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ゲリラ豪雨が馴染みのあるワードになってしまった昨今。
もし突然の豪雨に見舞われた時に、正しい知識や対策を知っているかどうかで安全度は大きく変わります。
ほぼ毎日のように日本各地でゲリラ豪雨が起こる時代だからこそ、大切な存在を守るために日頃から備えておいてくださいね。
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