2020年9月5日3,331 View

「台風や荒天、ボクらも怖いよ!」不安がるフレブルへの対処法を学び、怯える彼らを優しく守って!

私たちでも恐ろしい台風や地震といった自然災害。それら自然災害を怖がるのは何も人間だけではなく、フレンチブルドッグたちワンコは人間の数倍も敏感に反応することが多々あります。中にはあまりにも不安になってパニックに陥ったり食欲不振になる、さらには吐き戻すこともあり、これらを放っておくのはフレブルの精神衛生上よろしくありません。ではそんな時、オーナーとしてどうすべきなのでしょうか。

まずはアナタ自身が落ち着くべし!

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TingHelder/shutterstock

 

ゴォォォと吹き付ける強風にガタガタと揺れる家屋、様々なものが飛んできてどこかにぶち当たる音、さらには屋根に打ち付ける激しい雨音など、フレブルが台風を怖がる大きな原因は「音」にあります。

 

そもそも犬は人間よりもずっと聴覚が発達した生き物です。彼らは人間と比較して4倍程度も遠くの場所の音が聞こえ、かつ高音域に対して非常に敏感。

 

それゆえに人間の耳では聞こえない遠くの雷鳴も耳に届き、まだお天気が荒れ始める前から怖がるそぶりを見せることが多々あります。

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Marvelous World/shutterstock

 

愛ブヒが怯えている…そんな時まずアナタがすべきことは、自分自身が落ち着くこと。

 

フレブルは大好きなオーナーさんのことをよく見ているので、オーナーさんが怖がっているとそれを察知し「やっぱり何か怖いことが起きちゃうのだ」とさらに怖がってしまいます。

 

だからまずは深呼吸し、冷静になること。慌てず騒がず大丈夫だよと優しく声をかけ、ゆっくりと撫でたり抱きしめてあげてください。

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Harry KiiM/shutterstock

 

特にお子さんがいる場合、子どもが騒いだり泣いたりすることでフレブルも興奮してしまいます。

 

小さなお子さんに怖がるなというのも難しいけれど、出来るだけ騒がないよう落ち着くことが先決。

 

台風の場合すでにある程度準備はしてあるだろうけれど、今一度雨戸や外に物が出しっ放しになっていないかを確認して、窓から離れた場所で愛ブヒと寄り添って過ごしてあげてくださいね。

 

台風接近でブヒの身に起こる症状アレコレ。

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Angyalosi Beata/shutterstock

 

フレンチブルドッグが怖がっている時や興奮している際のサインは数あれど、ひと目でそれとわかるのは息遣い。

 

暑いわけではないのにハァハァと荒い息遣いでパンティングしているなら、それは恐怖や心配、不安といったストレスを感じている証拠です。

 

そして次によだれを大量に垂らしたり頻繁に口の周りをペロペロするのもストレスサインで、同時に震えやオシッコを漏らしてしまうことも。

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Amornpant Kookaki/shutterstock

 

こういう時のブヒは様々な刺激に対してとても敏感になっているので、何かのきっかけで思わずオーナーさんを噛んでしまうケースも少なくありません。

 

ただし、この場合怒ってはダメ。大声で叱ることなくゆっくりとなだめ、相棒を落ち着かせることが大切です。

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Geles Eva/shutterstock

 

また、不安にさらされたブヒはお腹の調子を壊すことが多いので、フードはいつもより少なめにしてふやかすなど、消化しやすい状態で与えてください。

 

なお、台風時のパニック対策として獣医師がオススメしているのは、音楽やラジオなどを流しっぱなしにすることだそう。

 

常に「音」が近くで流れている環境だと遠くの音よりも近くの音に意識が集中するので、フレブルにとっては気がまぎれるのかもしれません。

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LightField Studios/shutterstock

 

それに、例えばラジオをつけていればオーナー側も随時最新の大風情報が得られるため一石二鳥。

 

ちなみに興奮している犬は普段と異なる動きをすることがあるため、少し開けたドアの隙間から外に飛び出して脱走することが多々あります。

 

台風時に迷子犬が増えるのはこういったことも大きな理由のひとつなので、どうかドアの開閉には細心のご注意を。

 

#犬をしまえ」って覚えてる?

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Lysikova Irina/shutterstock

 

皆さんは2019年の台風19号のことを覚えているでしょうか? 当時SNSTwitterでは「#犬をしまえ」というハッシュタグが話題となりました。

 

我らがフレンチブルドッグは室内飼いが当たり前の犬種なので、庭や屋外に置かれた犬小屋で飼育されていることはまずないと思いますが、もしかしたらご近所に外飼いのワンコがいたりはしませんか?

 

その場合、少しお節介でもちゃんと家の中に入れてあげるよう教えてあげてくださいね。

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Kichigin/shutterstock

 

昨今の台風は威力が強く大型のものがほとんどです。強風はいとも簡単に犬小屋を吹き飛ばし、同時にワンコも一緒にさらいかねません。

 

そうなると再びオーナーさんと再会できる保証はどこにもないのです。

 

そしてもうひとつ、台風後のお散歩に関して。

 

台風が通過した後は、やはりトイレなどの事情で愛ブヒをお散歩に連れ出したくなりますが、実は台風後の屋外は危険がいっぱい。

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Jannis.ma/shutterstock

 

割れたガラスや飛んできた瓦礫などが散乱しているのはもちろん、浸水した土壌を歩く場合は汚れた水に肉球を晒すリスクがあります。

 

これによって破傷風やレジオネラ症、レプトスピラ症に感染することもあるので、冠水後の路面や水たまりなどには近づかないように気をつけてくださいね。

 

台風後は肉球を守るため犬用のシューズを履かせたり、ある程度周辺の片付けが終わり周辺の環境が落ち着いてから本格的な散歩を再開した方が安心です。

 

まとめ

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Lee waranyu/shutterstock

 

私たちがフレブルと暮らす日本は台風大国。しかも年々台風の威力が強くなっているように感じる昨今ですが、台風を止めることはできません。

 

だからこそしっかりと備え、大切な家族である愛ブヒを守るために最善の行動をすること。

 

そして相棒が不安に陥っているときはしっかりサポートして、一緒に災害から身を守ってあげてくださいね。

 

 

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