【愛ブヒに話しかけるのは正解! 】たくさん言葉をかけることで、お利口になる可能性が高まる!?
日々を過ごす中で、とにかく私たちフレブルオーナー(というよりペットオーナー全般?)が愛ブヒに話しかけるのはいたって普通のこと。もはや人間同士でおしゃべりするのと同じトーンで「おはよう」から「おやすみ」までを語りかけ、お散歩中でもつい普段の癖で話しかけることは多々あります。ペットと暮らした経験のない人はそんな姿を見て「い、犬に話しかけている…。危ない人なのかしら」なんて思っているかもしれないけれど、実はたくさん話しかけるほど愛ブヒがお利口になる可能性があるんです!
犬も人間の子供と同じ!?
フレンチブルドッグはご存知の通りやたらと人間味あふれるワンコで、彼らの日常を観察していると「もはや人だな…」と感じることが多々あります。
ゴハンのお代わり要求が通らなかった時の不満顔や、マッサージで極楽気分を味わっている最中のご満悦顔。
これらを見るにつけ、「もしかして隠しているだけで本当は喋れるのではないのか」とすら思ってしまう…。
それも当然。実は人の脳と犬の脳の情報処理方法はとても似ているそうで、これはアメリカ科学振興協会が発刊している学術誌「サイエンス」に掲載された事実。
なお、最新の脳スキャンによれば、例えばオーナーさんが「お利口さんだね」と声をかけた時、犬はその単語と言い方の両方を聞いているのだとか。
人間も声のトーンで相手の感情を汲み取るけれど、実はフレブルも同じだったなんて。
ちなみに人間の場合、例え相手が新生児であっても親が子どもに話しかけるほどにその子の言語能力が向上するという研究データもあるそう。
なお、犬が言葉を理解する段階は大きく4つあり、「待て」と言ったとすると、
・「待て」と言った相手が自分に何かをさせようとしていることを理解できる
・「待て」と聞いてその言葉で指示された行動ができる
・「待て」という音を理解して「お手」など似た言葉と聞き分けられる
・「待て」が意図する行動は何なのかを脳内でイメージできる
このように分けることができ、たくさん話しかけられることで言葉と行動を結び付けられるようになるそうです。
褒める時は本気で、が鉄則。
犬種によって多少の差はあれども、犬の知能は人間の3歳児くらいだという説があり、3歳なら結構な数の言葉も分かっているだろうと思います。
ところで、ブヒたちに何かを覚えさせようという時には言葉で指示を出し、それができたら褒めるという手法でのしつけを行なっているかと思いますが、なんとこの「褒め言葉」を、飼い主がどれくらい本気で言っているのかをフレブルたちは理解できるそう。
これはハンガリーのエトベシュ・ロラーンド大学の動物行動学者、アッティラ・アンディクス氏の研究で解明されたもの。
犬を褒めるにあたり、それぞれのオーナーが様々な口調で褒める録音を犬たちに聞かせた実験の結果です。
この実験によれば、犬の脳にある報酬領域(モチベーションや幸福感を感じる神経回路)を活性化させるには、「褒め言葉を賞賛の口調で言う」必要があったそう。
つまりこれは、オーナーさんが本気で自分を褒めているのかどうかを犬は見抜いているということで、口先だけの褒め言葉は「本気で言ってないでしょう」と愛ブヒにバレているってこと。
だから愛ブヒを褒めるときは、それこそ心底「かしこいねえ! お利口だねえ」と褒める必要があるのだとか。
忙しかったりすると愛ブヒが何か褒められることをしても、ついなおざりな褒め言葉を口にしてしまうけれど、これはNG。
いついかなる時も褒めるときは本気で!
もう松岡修造さんくらいの熱量で褒めれば、愛ブヒのお利口レベルはぐんぐん伸びるに違いないのです。
「犬の十戒」にも言葉に関する項目が!
フレブル愛の強い皆様なら、きっと今までに「犬の十戒」というものを何度か目にしたことがあるかと思います。
これは家族として人間に迎えられたワンコが幸せに暮らしていけるように教えてくれる10個のルール。
そのうちの5つ目には「私に話しかけてください。あなたの話している言葉の意味はわからなくても、私は全身であなたの言葉を理解できるのです(*他にも様々な日本語訳があります)」とあります。
確かに私たちが話しかける言葉の全部を彼らが理解できるわけではないけれど、彼らがまだ覚えていない単語や言葉だろうが、自分に話しかけるオーナーの口調や様子、声のトーン、仕草などから多くのニュアンスを汲み取ろうとしてくれます。
もちろん彼らは会話こそできないけれど、その代わりに顔をすり寄せたり手をペロリと舐めるなど、それこそ全身を使って返事をしてくれているはず。
それに私たちが話しかけている時の愛ブヒをよく見ていると、こちらをまっすぐに見て、時には首を傾げたりして大きな耳をすませていますよね。
「大好きなママさんやパパさんが何かを言おうとしている」と彼らなりに必死に聞こうとしてくれるその姿は、本当に愛らしいもの。
話しかけるというのは大事なコミュニケーションのひとつでもあるから、ぜひ積極的に話しかけてあげてくださいね。
まとめ
いやはや、犬の持つ能力には驚かされることが多いけれど、言葉に関してもこれほど理解しているとは…うっかり下手なことは言えませんね。
まあ時には愚痴や悩みを愛ブヒに聞いてもらうこともあるでしょうが、言葉によるコミュニケーションでより相棒との絆が強くなるのは間違いのないこと。
例えペットを飼わない人から妙な目で見られようとも、たくさん話しかけてもっとお互いの心を通わせちゃってください!
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