【この時期“ケンネルコフ”に注意!】簡単にできる東洋医学をプラスして 、寒い冬でも愛ブヒを風邪知らずのカラダに!
寒い…寒~いんですけども。まあ季節は冬ですからそりゃ寒くって当たり前。でも今年は気温差が激しかったからか、ポカポカの秋からいきなり真冬に突入したような。そんな時に気をつけたいのが風邪ですが、当然フレンチブルドッグらワンコも風邪をひきます。犬の風邪と聞くと代表的なのが「ケンネルコフ」ですが、病院の先生曰く『犬の風邪全般をケンネルコフと呼ぶ』のだそう。ケンネルコフ…つまり風邪はワクチンを摂取していてもかかってしまうことがあるようですが、東洋医学にも造詣が深いその先生に冬の風邪予防対策を聞いてきましたよ~。
「ワクチン打ってるし!」というものではない。

Todorean-Gabriel/shutterstock
ペットとして人間と暮らすワンコの大半は年に1度、5種ないしは5種以上のワクチンを動物病院で摂取してもらっているはずです。
ワクチンの種類は住んでいる場所やライフスタイルによって選択でき、例えば大阪在住の筆者なら5種以上のものは(通う病院では5種か9種)、アウトドアによく行く子や野生動物の糞などがあるエリアを歩く子などに薦めているそうで、基本都市部にいるのなら5種で問題ないそう。

Kachalkina Veronika/shutterstock
ちなみに5種ワクチンを摂取したけれど急遽山奥にキャンプに行くことになったという場合、残りの4種のワクチンを追加摂取もできるんですって。
さて、では冒頭の「ケンネルコフ」ですが、このワクチンは5種の中に入っているもの。しかしここで油断してはいけません。
ケンネルコフは『伝染性の呼吸器疾患』の総称。
なので、ウイルスや細菌、マイコプラズマ属菌など様々な原因によって起こります。

Tienuskin/shutterstock
これはつまり多数の病原体が原因として考えられるってことで、ワクチンはその中でも最も重要であると考えられる病原体に対して効果があるものの、全ての病原体に効果があるわけではないのです。
しかしワクチンを摂取することで感染リスクを抑えられるので摂取は必須ですが、100%でないのなら、それ以外の風邪対策も考えたいもの。
そこで獣医さんに「手軽にできる犬の風邪予防」について聞いてみました。
『風門』というツボを温めると風邪を遠ざける。

mala_koza/shutterstock
東洋医学では風邪のことを「ふうじゃ」と呼び、風が運んでくる邪であると考えます。
その風邪(ふうじゃ)が体に入ると風邪をひいてしまうのですが、ではヤツらはいったいどこから体内に入るのか?
その答えは「風門(ふうもん)」と呼ばれるツボ。
人間なら首の後ろの出っ張った骨から背骨に沿って指2本分下げ、背骨から指2本分を左右に広げた位置。

yhelfman/shutterstock
フレブルなら頭頂部から首の方に指を滑らせて、ちょうど頭蓋骨の出っ張りが終わって少し凹んでいる場所。そこが風門にあたります。
この風門は文字通り風邪が入ってくる門なのですが、よく風邪のひきはじめに背中がゾクゾクするなんて症状があるけれど、それはまさに風邪が風門からするりと侵入してきたサイン。
東洋医学ではこの風門周辺を温めることで風邪を予防できると考えるそうで、ここを意識的に温めることで体全体が温まって風邪をひきにくくなるのだとか。

Aleksandra Baranoff/shutterstock
人間ならマフラー、愛ブヒにはスヌードなど、首を温めるグッズはヒト・ブヒともに豊富です。
お洋服が苦手というブヒも寒い季節のお散歩時にはスヌードだけでも装着すると体感的にかなり暖かいので、まさに手軽にできる風邪予防としてオススメ。
特にパピーやシニアのフレブルは寒さに弱く風邪が悪化しやすいため、今日は寒いなと感じたらまず首回りを温めてあげましょう。

Alena Dafna/shutterstock
なお、先生曰くあまり温めるとボーッとして眠くなるそうなので、温め具合はほどほどに。
「手元に愛ブヒ用のスヌードがない!」という場合、100均で売っている子供用腹巻でも代用できますよ~。
多くの犬が集まる場所での感染も。

Javier Brosch/shutterstock
手洗いとうがい。これは人間の風邪予防の必須項目ですが、フレブルは手洗いもうがいもしてくれませんよね。
じゃあどうやって更なる予防をするのかと先生に聞くと、「多数の犬が集まる場所にはなるべく行かない」という、超絶シンプルにして納得のアドバイスをいただきました。
犬も人間同様に誰かから風邪ウイルスをうつされることで感染し、しかもケンネルコフの原因となる病原体は感染力が非常に強いのが特徴。

Hazel W/shutterstock
なので風邪っぽい症状がある子には近づかない、愛ブヒが風邪っぽいならドッグランやイベントなどは避けるなど、オーナー同士が互いに気をつけることが大切なのです。
また、免疫力が下がっていると風邪をひきやすくなるため、日々の食事や運動、十分な睡眠などバランスの良い生活を送るのもお忘れなく。
なお、フレブルは多頭飼いのおうちが少なくありませんが、もし誰か1頭が風邪をひいたなら、水やフードボウルを分けるだけでなく、他のブヒとの接触を避ける必要があります。

Kittibowornphatnon/shutterstock
犬の風邪症状は咳やくしゃみ、鼻水などですが、それが数日続くようなら動物病院で診察を受けてくださいね。
放っておくと肺炎や合併症が起きるケースがあるので、人間と同じように「たかが風邪」などと侮らないことが大事なのです。
少しでも「おかしい」と感じたら、その時に

Bokehboo Studios/shutterstock
風邪って人間にとっては最も身近な病気で、インフルエンザなど特殊なウイルスを除いては市販薬を飲んで自宅で寝て治すという人が多いかもしれません。
しかしワンコの場合だと本当にそれが風邪なのかどうかの判断が難しいので、「むむむ、なんか風邪っぽい?」と感じたらまずは獣医師さんに相談を。
これからますます寒くなるので、相棒とお揃いのスヌードなどで風門を温めつつ、楽しい冬を過ごしてくださいね。
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