思い悩むことなかれ!『育ブヒノイローゼ』は通る道。必ず大人になるから、二度と戻らないパピー期を大切に、楽しんで!
愛ブヒとお出かけや散歩をしていると、まだパピーのフレブルを連れたオーナーさんに出会うことが増えました。それだけフレブル人気の高まりを実感するのですが、そんな多くのパピーオーナーさんと話しているとほぼ100%聞かれるのが「一体、いつになったら落ち着くんでしょうか」というギモン。うんうんわかるっ、わかりますともその気持ち! 実は筆者も愛ブヒを迎えた当初は育児ならぬ育ブヒノイローゼになりかけたひとりですもの。だから声を大にして言いますよ。「ちゃーんと大人になるから大丈夫ですよ」と。
おや、さてはママさん睡眠不足ですね?

PortPhon/shutterstock
先日大きな公園で出会ったブヒパピーのママさん。
ブヒオーナー同士の気軽さで挨拶を交わしお喋りをしていると、少し疲れた表情で「もうどうしたらいいか分からなくて~」とおもむろに話し始めました。
ママさんの足元でハッスルしている元気なパピーくん。
聞けばまだ迎えて間もないようで、毎晩の夜鳴きにあちこちでやらかす粗相、家具の脚をガジガジしちゃうなど、まさにヤンチャの塊といったご様子。

Alexander Penyushkin/shutterstock
夜鳴きが気になり睡眠不足にもなっているようで、結構切実に悩んでいることがひしひしと伝わってきました。
今でこそ「お利口ですが何か?」とばかりに私の足元に鎮座している愛ブヒも、お迎え当初は人間の姿が見えなくなるとクゥーンクゥーンと鳴き始め、トイレを覚えるまで洗濯機はフル稼働。
もう干す場所がねえよ、と泣き言を言いながら噛んで欲しくない物に噛み癖防止用のスプレーを吹き付けていた私。

Zayats Svetlana/shutterstock
ああ、今思えば懐かしくも楽しい思い出…なのですが、渦中にあった当時はそれはもう大変で、実際3kg痩せるほどやつれてしまった私(のちにブヒパピーダイエットと名付けられる)。
その時はこう思っていました「このまあるいかたまりはいつになりゃ落ち着くのか」と。
それはまさにお喋りをしていたママさんと同じ気持ちだったのです。
パピーの気持ちになってみたならば。

GH Studio/shutterstock
ママやパパ、兄弟姉妹と一緒に暮らしていたり、犬種は違えども他のワンコがたくさんいる場所で過ごしていたベビーブヒ。
ブリーダーさんやペットショップには常に仲間や人がいて賑やかなもの。
そこから生涯の住処となるお家に迎えられるというのは、人間目線なら心温まるエピソードですが、知らない人に見知らぬ場所に突然連れてこられたベビーブヒにとっては青天の霹靂。
パピー目線ではほぼ誘拐と言っても差し支えないでしょう。

Farlov_897/shutterstock
「ボクどうなっちゃうんだよう、ここはどこだよう」と不安の塊になっていること、ブヒ目線だと容易に想像できますよね。
右も左も分からない場所で初めましての人(のちの家族)に対面し、まずは辺りの様子を伺ってどんな場所かと探検してと…。
その小さな心臓は今にも爆発しそうなほどドキドキしていることでしょう。

Sbolotova/shutterstock
好奇心に駆られてちょこまか動き回っては自分のニオイをつけておこうとシーッとチッコをしてみたり、気になる物があればとりあえず齧るのだってお約束。
だってこの「場所」を知り、自分の「居場所」にしようとしているんだもん。
パピーなりに、現状に対処しようとしているのでしょう。

URTIMUD PRODUCTION/shutterstock
もちろん頼れるのは新たなママやパパとなったオーナーさんだから、彼らの姿が見えないと不安になってつい鳴いちゃうのも仕方がないよね。
迎える側も新米ブヒオーナーだけど、パピーたちはほんの数ヶ月前にこの世に生を受けた新米の命なんだから。
育ブヒに教科書なんてものはない。

Lesya Pogosskaya/shutterstock
子犬の育て方をテーマにした書籍や情報は数あれど、そこに書かれていることは千差万別でオーナーさんの考え方やライフスタイルも十人十色。
一緒に寝るのはダメらしいから夜鳴きに耳を塞ぎながら別々に寝ている人もいるかもしれませんが、我が家は早々に諦めて一緒に寝るようになりました。
トイレトレーニングは根気が必要だけれど、上手にできたら大げさに褒めるなどをしていれば必ず覚えてくれるし、齧り癖は噛んで遊ぶおもちゃを与え噛まれたら困る物を隠すことで回避。

DiegoGoyeneche/shutterstock
わちゃわちゃだった性格も2歳を過ぎる頃にはすっかり落ち着き、気付けば以心伝心の相棒となってくれました。
が、それでも時には嫌がらせのチッコを玄関にするし、分かっていて反抗することも多々あります。
どれだけお利口なフレブルも利口になるまでには試行錯誤を繰り返し、そのお家なりのルールや妥協を経て今があるんだと思うのです。

mutt2jeff/shutterstock
オーナーさんの数だけ育ブヒ方法があるので、他害行為以外は“これはこうすべき”なんて正解はありません。
でも間違いなく言えるのが、こちらが本気で伝えようとすればフレンチブルドッグは必ず理解してくれるってこと。
多少時間はかかるけれど、しつけ本に振り回されることなく頑張りすぎず、おおらかな気持ちで二度とは戻ってこないパピー期を楽しむこと。

Natalie Shuttleworth/shutterstock
一緒に人生を楽しむために迎えたはずのフレブルなんだもの、大変さも楽しむくらいの気持ちでドーンと構えておきましょうよ。
今でこそ「そのうち落ち着くんだから楽しんで」なんて言えますが、育ブヒノイローゼ真っ只中にいた過去の私なら素直にその言葉を受け入れられるかどうか怪しいもの。

Alexander Penyushkin/shutterstock
でも彼らはすごい勢いで成長するし、一緒に暮らすうちにこちらもフレブルの性格に慣れてきて「大変さ」が「日常」になり、成長と同時に「大変さレベル」が下がってきて「共に楽しむ日常」となること。
そしてそれが「かけがえのない日々」になるってこと、これだけは間違いないと胸を張ってお伝えできるのです。
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