【スタンダードは年齢で変わる】成長に合わせたアイテム選びで愛ブヒの定番をアップデートして! [特集:ミドルシニアLIFE]
赤ちゃんのファーストドレスではないけれど、我らがフレンチブルドッグもパピーの頃から洋服に親しんだ子が大多数かと思います。実際にフレブルのファッショニスタぶりは皆さんご存知の通りで、何を着てもサマになるのはお見事としか言いようがありません。しかし、フレブルも私たち同様に加齢と共に肌質や代謝機能に変化が起き、今までのお洋服で痒みを覚えたりすることも。同時にずっしりとしたカラーやハーネスが負担になってくるなど、「身に着けるもの」も年齢に合わせることがとても大切。だからミドルシニアを迎えたら、愛ブヒのためのスタンダードを見直す必要があるんです!
加齢による代謝機能の低下で乾燥肌に。

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筆者はある年齢から急に服の首裏についているタグにかぶれるようになったのですが、このような症状を「接触性皮膚炎」と言うのですね。
これは食生活&生活習慣の乱れや季節性のもの以外に、加齢による肌バリア機能の低下が深く関係しているそう。
それ以来直接肌に触れるインナーはタグのない物を選ぶようにしています。

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そしてこの接触性皮膚炎、実は犬にも無関係ではありません。
特にアレルギー症状が出やすいフレンチブルドッグは要注意で、犬の場合は「接触性アレルギー」と呼び、主な原因は数あれど、アレルゲンとなるものには皮革製品や織物、ゴム、金属などが挙げられます。
ん? 皮革を使ったハーネスやカラーは定番だし、織物って布地のことだからお洋服そのものじゃないの…!? と驚きました。

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もちろん接触性アレルギーはミドルシニアやシニアに限ったことではないけれど、ブヒも人間と同じで加齢とともに徐々に代謝機能が低下し、その影響で乾燥しやすい肌質になってくるのです。
それと同時に免疫力も下がってくるので、今までは大丈夫だったものに対してアレルギー反応を示すこともしばしば。

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ミドルシニアになってから突然起きるかぶれなどは、肌バリア機能や免疫力の低下が大きく関わっていることが多々あるのです。
その予防のためにはまず免疫力を上げて保湿をし、タンパク質を意識的にとることが大切だけれど、当然お洋服やグッズ選びにも注意が必要。
縫い目や素材にこだわった服選びを!

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上記のような症状が出ることを踏まえると、ミドルシニア期以降のお洋服選びってどうしたら良いのでしょうか。
例えば肌に直接着せるものは、コットン100%やガーゼなど刺激が少ない天然素材を選び、通気性の良い服を着せること。
通気性が悪いと蒸れてしまい、それが皮膚炎の原因にもなります。

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そして締め付けないことも大切で、人間でもブラジャーでかぶれるのはよく聞きますが、これは「機械的蕁麻疹」というもの。
締め付けている部分に触れる皮膚に持続的な刺激が加わるなど、外部からの物理的刺激で起きる蕁麻疹のことです。
デリケートなブヒの肌も同じ箇所が擦れたり締め付けられていると痒みの原因となるため、ぴったりよりも少しゆとりのあるサイズがおすすめ。特に洋服の場合、意外な盲点が縫い目です。

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洋服は裏に縫い目があるのが当然なのだけど、着用時は常に同じ部分の肌が縫い目に接触しているので、それが刺激となってしまうことも…。
最近は肌が弱いブヒのためにあえて縫い目を表にした洋服もあるのでこういった服を探す他、見た目は置いておいて室内では表裏反対で着せる方法もあります。
ところで寒い時期はアウターを重ね着するブヒが多いけれど、ミドルシニアのアウター選びは重量も大きなポイント。

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重い洋服だと着ているだけで疲れて動きまで妨げるので、軽量かつ動きやすい柔らかな素材であることを重視して。
ついデザイン先行で選んでしまうお洋服ですが、年齢とともに「着心地」が何より大事になってくるのです。
愛ブヒが使うグッズもミドルシニア目線で選ぶ。

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ペットとして暮らす全ての犬が頻繁に身につけるものといえば、ハーネスやカラーといった犬具ですよね。
レザーに金属、ナイロンと、デザインも素材も多彩なのでつい人間の好みで選びがちですが、これらも直接肌につけると言う意味では洋服と同じ。
力強く引っ張るタイプのフレブルならば犬具は肌や筋肉に負担の少ないクッション性のあるタイプにし、金属製のカラーは重たいので軽量のナイロンに変えるなど、愛ブヒの癖やパワーに合わせるだけでなく、体力に見合うグッズ選びが肝心です。

Christine Bird/shutterstock
同様に普段フードを食べる器も、楽な姿勢で食べられるように傾斜スタンドがついたフードボウルに変えるなどの工夫を。
衣食住は暮らしの基本だけれど、これらはより快適な毎日を送るために必須のもの。
それも毎日使ったり身につけるものだから、その時々の年齢や体力、習慣に合わせてアップデートしていくことが欠かせません。

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人間には「おしゃれは我慢」なんて格言もあるけれど、今やファッションの方向性もよりナチュラルでコンフォート志向へとシフトしつつありますよね。
自分で着るものや使う物を選べないフレブルにとっては、オーナーさんの選択眼がすべて。
だからこそ、年齢を重ねた愛ブヒにとってこれは快適かどうか、というのをモノ選びの物差しにして欲しいのです。
『スタンダード』は時代・年齢で変化する

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永久定番という言葉があるけれど、例えば定番モノ代表のデニムにだって毎年流行があるように、スタンダードというのは常に変化と進化を繰り返すもの。
これをフレンチブルドッグに当てはめるなら、彼らにとってのスタンダードは“成長や加齢による体の変化に合わせて変えていくべきもの”ということになります。
着心地、使い心地、触り心地など、心地の良いものというのは日々の満足感を上げてくれる大きな鍵になるので、愛ブヒのために今の彼らに合うスタンダードを再発見してみてはいかがでしょうか。
文/横田愛子
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今回はフレブルライフ読者の皆さまだけに、ドッグフードの闇や矛盾を伝えさせてください。
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