【新生活の春、今だからこそ】フレブル目線のエシカルで環境問題をもっと身近に、もっとシンプルに考えてみる
最近よく耳にする言葉に「SDGs」や「サステナビリティ」なんてのがありますが、ざっくり説明するとこれらは“持続可能な社会や環境を作りましょう”って取り組みのこと。確かに環境問題は地球で暮らす私たちにとって無視できないことだけれど、いきなり聞き慣れない横文字どーん…では、私たちに何ができるのかなんてわかりませんよね。ただ、私たちブヒオーナーは環境問題に対して大きなことはできなくとも、もっと身近なところ、例えるなら自分の半径5mくらいの範囲でなら何かできるかもな~と思うのです。
モードのサステナブルの波が、ペット界にも。

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パリコレクションなどに代表される世界の最新のモードをチェックすると、数年前から「サステナブル」をキーワードに据えた服づくりを展開するブランドがとても増えています。
有名どころではイタリアの「PRADA」は海洋から回収したプラスチックや廃棄生地を再利用した「Prada Re-Nylon」というコレクションを展開。
今やサステナブルであることは大量消費とスピーディーなトレンドサイクルが当然だったファッション界でも大きな課題に。
そしてその波は、なんとペット業界にも広がりを見せているのです。

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例えば、愛ブヒお気に入りのかじるおもちゃの中には、捨てられる間伐材を再利用して売り上げの一部が森林保全団体に寄付されるものがあったり。
他には、サイズアウトした子供服をドッグウエアへと生まれ変わらせるプロジェクトを実施する会社が誕生したりと、循環型社会を実現するための流れはどんどん広がりを見せています。
そして、おしゃれさんが多いフレブルオーナーにとってこれらの取り組みの中で見逃せないところが、どれも環境に優しい上に、センスが良いものであるという点。

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噛むおもちゃは犬の安全を考えて無農薬&無塗装でとてもシンプルだし、リメイクで作られたドッグウエアはPOPでカラフルだったり。
ただ環境に良い以上に思わず手に取りたくなるデザインだというのも大きな魅力。
愛ブヒのための洋服やグッズを買う際には、その商品の背景や企業のポリシーなどを調べて選ぶことで、私たちだってサステナビリティに貢献することができるのです。
愛ブヒのためのエシカルなモノ選び。

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はい、また新たな横文字「エシカル」が登場しました。こちらは直訳すると「倫理的」なのですが、一般的には地球環境や社会、地域に配慮するというような意味で使われることが多い言葉。
簡単に説明すると、地域にお金が入る仕組みの物を買ったり、周辺環境に害を与えない方法で育てられた作物を選ぶなどで、例えば東北大震災以降、東北を応援すべく福島や宮城の農産物や魚を買った人も多かったのではないでしょうか。
そう、それがエシカル消費なんです。

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現在はペットグッズを扱うお店の数がとても増えていて、100円均一ショップでも、ペット用品がたくさん手に入りますよね。
もちろんそれらが悪いわけではないけれど、どうせお金を払って買うのなら何か社会にとってのプラスαがある方が素敵だと思いませんか? 価格は少し高くなるけれど。
傷んだら何度も修理してもらえる職人さんが作るリードやカラー、国産コットンを使ったタオルなど、品質が良くちゃんと作り手のこだわりがあるモノを選べば結局は長く使えてお得。

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何より大切にモノを使うことで廃棄される品が減ります。
もし自分でお裁縫ができるなら自分のお下がりをリメイクしてブヒ服を作るのも良いし、地元の農家さんが作った野菜をフードのトッピングにするのもおすすめ。
単に普段のお買い物を大型スーパーではなく、地域密着型の商店街にすることだって立派なエシカル消費のひとつなのです。
今、再び意識したい「一生モノ」という考え方

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筆者がまだナウでヤングだった頃(相当昔)、夢中で読んでいたファッション雑誌の多くには「永久定番」だとか「一生モノ」という文字が踊っていました。
当時は今のようにおしゃれなファストファッションブランドが少なかったこともあり、背伸びして憧れブランドのバッグやコートを買い、それを手入れしながらお婆ちゃんになっても使うのがカッコ良いとされていた時代。

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現代は大量生産・大量消費の品々が世界に溢れているけれど、一生モノっていう考え方って凄くいいなぁ、なんて思うのです。
だってあなたの横にいるフレブルはまさに一生モノ。
彼らはモノでは無いけれど、その被毛がいつもツヤやかであるように大切に手入れをし、小さな傷ひとつ無いか敏感になり、いつだってたくさんの愛を込めて大切に扱いそばにいて欲しい存在。

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だからこそフレブルラバーの多くは与えるフードやおやつを厳選し、彼らの一生が健やかであることを目指すのです。
そしてそんな彼らに相応しいのは、口に入れるものと同様にオーナーさんが厳選したモノたち。
それは以前の相棒から受け継いだ犬具や服かもしれないし、肌が敏感な彼らのために選んだ毛布やシャンプーかもしれません。

Zoran Photographer/shutterstock
もちろんフレブルはそれが環境に良いモノなのかどうかはわからなくとも、ちゃんと作られたモノってやっぱり肌触りや使い勝手が良かったりするんです。
大切な存在には誰かが大切に作り出したモノを選ぶこと、そしてそれを大切に使うこと。
これってシンプルだけれど、とびきりサステナブルだって思いませんか?
時代変われど、精神変わらず。

ChocoPie/shutterstock
そういえば江戸時代は徹底したエコ社会だったそう。
欠けた陶器を修繕する職人さんや提灯の張り替えをする職人さんといった専門職も多く、捨てずに直す文化が根付いていました。
江戸から現代に至るまでに様変わりしたことの方が多いけれど、日本人としてきっとDNAに刻まれているであろう「モノを大切にする精神」は、愛するフレブルとの生活をも、きっと心地良いものにしてくれるはず。

CARLOSTORRES/shutterstock
環境問題ってなんだか難しく感じるけれど、これからも地球で生きていくフレブルを含む生き物のために。
まずは手の届く範囲からエシカルライフを実践してみてはいかがでしょう。
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