【熱中症の危険性】春から夏にかけてのペット系イベントは「行かない勇気」も大切です。
「え、暑ない? なんかもう半袖で良くない?」。この3月後半から今の時期にかけて、ちょっと季節が先走っているような気持ちになったブヒオーナーさんは多いかと思います。実際天気予報では「5月並みの暖かさ」だとか「後一歩で夏日の気温」なんて言っていますが、いやいや、まだ4月なんですけども。と、暑さが苦手なフレブルと暮らす者にとっては恨めしくすらなるこの気温。で、早速確認しましたよ。気象庁が発表する「暖候期予報」を…。
やっぱり暑いんかーい。

sanjagrujic/shutterstock
熱中症リスクがバカ高なフレンチブルドッグを相棒にしていると、誰よりも暑さに敏感になってしまいますよね。
何ならすでに日中はクーラー入れちゃったという声もちらほら聞こえ、ああ、また今年も夏がやって来るのかと、正直早くもうんざりしています。
そしてそこへ来ての暖候期予報…そこには、「3月から5月の春の気温は平年より高く、6月から8月の夏も平年並みか平年より高くなる見込み」とあり、おまけに「降水量は多い傾向で梅雨は大雨警戒」なんて一文まであるではないですか。

Africa Studio/shutterstock
その背景には昨年夏から続いたラニーニャ現象がこの春に収束し、ラニーニャ後の夏は過去の例を見るといずれも歴史的な猛暑と豪雨になっているというデータがあるそう。
いや、マジでもう無理。やめてよう…とつい泣き言が漏れますが、冷静に考えるとこれって本当に心配です。
うだるような猛暑の中、豪雨で停電でもしたら、暑さからどう愛ブヒを守ればよいのかという問題に直面します。

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そうならないように備えておくのが何より肝心ですが、まだ春のうちから先回りして真夏の豪雨被害の時の心算をしておいた方が良さそうです。
予備の保冷剤を多めに用意し、念のためクーラーボックスの点検もしておきましょう。
ここ数年日本では過去にも梅雨時期や夏に豪雨災害や台風被害が頻発しているので、自分は大丈夫だと過信せず、大切なフレンチブルドッグのためにもしっかり準備しておいてくださいね。
意外と多い初夏にかけてのペット系イベント。

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昨今のペットブームを受けてか、ペット同伴可能な愛犬家向けのイベントの数がとても増えています。
マルシェ形式やフェスティバル系などその形態は幅広く、特に最近ワンコを家族に迎えた人にとっては、新入りの相棒と一緒に色々な場所にお出かけしたくなるでしょう。
例えばフレンチブルドッグに馴染み深いものなら「フガサミット」や「FBI(FB愛)」ですが、これらの老舗イベントはブヒの犬種特性や健康を考えた時期に開催しており、ブヒ連れで安心して参加できるもの。

Metz Eric/shutterstock
基本的に多くのペットイベントやオフ会は、彼らが快適に過ごせる晩秋から春先にかけてのものが中心ですが、最近は「こんな時期に?」と少し驚いてしまうような季節に開催されるものも増えています。
ワンコ向けイベントは基本屋外。場合によっては日陰もなく、時間帯も日中であることがほとんど。
もちろん主催者の人は安全性も含めてしっかり考えてくれているとは思うのですが、もし汗ばむ季節のイベントに参加するなら今一度色々とチェックが必要です。

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人間でも暑くて汗が吹き出す気温の中、毛むくじゃらの相棒を伴って出かけても大丈夫なのかどうか。
もし一緒に行くなら、そのための準備をちゃんとできているか。相棒を留守番させて人間だけで参加する選択肢もあるんじゃないか、などなど。
イベント中というのはオーナーも参加しているショップやオーナー同士の会話に夢中になっていることが多く、つい目を離した隙に相棒がぐったりしているなんてこと、ゼロではないのです。
参加する場合に必ず用意しておくこと。

framsook/shutterstock
週末になると「犬同伴化 ペット イベント」などで検索してその日のお出かけ先を探す筆者。
だからこそ様々なイベントに愛ブヒを連れて参加したい気持ちは痛いほどわかります。
だからもし参加をするなら、最低限事前準備をしておくことがとっても大事。
まず朝はその日の気温と湿度をチェック。その際にあまりに気温が高い場合は思い切って諦めることも大切です。

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イベント当日が快晴の場合は予想気温より体感温度が高いため一層注意が必要で、もし行く場合は、保冷剤を敷き詰めたカートに直射日光を遮る日傘を装着するなど、愛ブヒを日差しに長時間晒さない工夫が必須。
そしてクールネックやお水、その補充分なども多めに持ち、まだ気温が上がりきっていない朝イチから昼前までなどと時間を決めて参加すること。

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そして常に相棒から目を離さず、もし暑そうな様子をしていたら心残りでも撤収する勇気を持つことが大事です。
ペット同伴OKのイベントの醍醐味って、やっぱり愛ブヒとオーナーが一緒に楽しむことだと筆者は思うのです。
だからどちらかが我慢しなければならない状況なら、いっそフレブル様には涼しい自宅でゴロゴロと寛いでもらい、我々だけでブヒ様に献上する特別なうまうまを探しに行くこともやぶさかではないのですよ。
オーナーの判断力で、愛ブヒの健康をまもる

Firn/shutterstock
ここ数年ペットイベントが本当にグッと増えてきて、イベント大好きお祭り大好きな筆者としてはとても嬉しくドキがムネムネしています(古い)。
その一方で、この時期に開催して大丈夫なもんなのかしらと勝手に心配しちゃう気持ちもあり、これは参加する側の判断力が必要だとも思うようになりました。

Bule Sky Studio/shutterstock
楽しむために行って辛い結果になったら身もふたもないし、何よりフレブルは熱中症にとてもかかりやすい犬種。
なので暑いかなと感じた時は、それがお出かけであれイベントであれ、今一度「相棒と一緒に行くべきかどうか」を検討してみてくださいね。
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