【暑さはフレブルの大敵!】今から『夏バテしないブヒボディ』を作る!キーワードは「食べる・寝る」
6月になった瞬間に真夏日連発の日本列島ですが、いやはや暑い。たまらん暑いわ~と早くも上昇する気温に心が折れそう…。急激に気温と湿度が上がるこの時期はまだ体が暑さに慣れていないせいもあって夏バテしやすく、それはフレンチブルドッグとて同じ。あまり知られていないけれどワンコにも夏バテという症状があり、気付かずに放っておくと疲労が蓄積してその後の健康状態に影響が出ることもあるのです。とはいえ「ちょっと夏バテしてますねん」とは言ってくれないフレブルたち。だからこそオーナーさんが愛ブヒの体調の変化に気づけること、さらには夏の暑さに負けないカラダづくりを日頃からしてあげるのがベターなんです。
「夏バテ」の見極めポイントはココ!
急激に体調に変化が出る熱中症とは違い、夏バテの症状は一見してわかるものではありません。
そのためブヒの日々の様子を注意深く見守る必要があるのだけれど、夏バテしているかどうかを見極めるポイントは大きく3つ。
まず1つめは食欲の減退。普段は残さずきれいに食べる子がお残しをしたり食事に口をつけようとしないなら要注意。
食欲不振で明らかに元気がない時は病気の兆候かもしれないのですぐ病院へ行くのが正解だけれど、夏バテの場合、元気はそこそこあるのもの食欲が低下していることが多く、好きなものは食べるけれどそれ以外は残すことが多々あります。
そして2つめはお腹が緩かったり逆に便の回数が減っているといった胃腸系のトラブル。
人間同様にワンコも夏バテの影響が胃腸に出やすく、下痢までいかなくとも軟便が続く、便秘気味になっているなどは夏バテの可能性が高いです。
最後の3つめは、何だかダルそうにしていないか。
普段日中は元気に遊んでいる子が昼寝ばかりをしていたり、遊びに誘ってもあまり乗り気でなく疲れているような仕草をしていると要注意。もしかして夏バテかなと疑ってみてくださいね。
ところで、フレンチブルドッグを筆頭にハナペチャ系や寒い地方原産のワンコ、7歳以上のシニア世代は夏バテになりやすい傾向が顕著です。
特にシニア世代は1度体調を崩すと回復に時間がかかるので、そもそもバテさせないようにするのが健康維持には欠かせません。
いざ、夏バテに強いカラダを作る。
どんな状態が夏バテ危険信号なのかは分かったけれど、愛ブヒを夏バテにさせないために具体的に何をすればよいのでしょう。
夏バテは体温調節がうまくいかないことが引き金となって発症する他、睡眠不足や栄養不足も大きな原因に。
そのため温度管理を工夫することに加え、「直接体内に取り込むもの=食べるもの」で夏バテしにくいカラダを作るのが夏バテ対策の基本の“き”なのです。
ところで有名な夏バテ予防食といえば、人間の間ではウナギが夏場のスタミナメニューとして知られていますよね。
各種ビタミンに加えDHAやEPA、ミネラルまでも豊富なウナギはまさに夏バテ防止&疲労回復に効果的で、疲れた時にはぜひとも食べたい食材。
実はウナギも白焼き(タレをつけず素焼きにしたもの)なら骨に気をつければフレブルも食べられ、彼らにとっても栄養満点。
ですが私たちだって頻繁に食べるのは憚られるお高め食材なので、日常的にブヒに与えるというわけにはいきませんよね。
では、日々与えられて夏バテに効果的な食材といえば、スイカやカボチャ、トマトといった夏が旬のお野菜。
ゴーヤも夏バテにはもってこいなのだけれど、苦味があるので与える場合は水にさらして苦味を抜き加熱するのをお忘れなく。
野菜はどれも細かくカットして煮込むなど、消化しやすいようにしてくださいね。
また、肉類ではビタミンB1満載の豚肉が手頃で手に入りやすくオススメです。豚ならヒレ肉だと脂身が少なくカロリーも抑えられますよ。
そしておまけに追加したいのがお酢。
お酢には疲労物質である乳酸を取り除き胃腸の働きを整えてくれるので、ご飯や飲み水に数滴トッピングしてみて。
お酢の中でもリンゴ酢や黒酢が飲みやすいけれど、酸味が苦手なブヒもいるのでまずは様子を見ながら始めてみましょう。
しっかり睡眠そして温度管理。
栄養満点のご飯で夏バテに対抗できるカラダを作ったら、次に気をつけるべきは睡眠と温度管理。
フレブルといえば眠たいスイッチが入ったら遊びの途中でも構わず爆睡しちゃう気ままな犬種だけれど、しょっちゅううたた寝しているからといって睡眠が十分かといえば実はビミョー…。
睡眠は時間も大切だけれど重視すべきはその質で、ワンコにとってのより良い睡眠とは“日照と同時に目覚め日没と共に寝る”という本能的サイクルに沿ったもの。
現代のワンコは人間とともに暮らしているから日没就寝はさすがに難しいけれど、例えば夜10時以降は照明を少し暗くするなど愛ブヒが眠りに入りやすい環境を作って睡眠をサポートしてあげて。
そしてフレブルオーナーにとって夏の最大課題と言えるのが温度管理。
熱中症対策に余念がないブヒオーナーは夏場には24時間冷房を稼働させ、冷えすぎないように部屋では1枚Tシャツを着せるなど、かなり温度には気を配っているはず。
ただ、夏バテの原因となるのは室内外の温度差や冷え性に代表される体内の温度差。
暑い場所と涼しい場所を移動することで自律神経のバランスが崩れ、体内温度の調節が難しくなるのです。
ちなみに犬もシニアになるほど冷え性になりやすいので、冷房の設定温度にはご用心。
散歩に連れ出す前や帰宅時には、外よりも涼しく冷房が入ったいる部屋よりも暑い玄関や庭などでしばらく過ごし、温度差に多少でもカラダを慣らしてから出入りすることを心がけてくださいね。
暑くなるとなんとなーくカラダがだるくて重い気がするっていう症状は犬も人間も共通。
それが夏バテだとすれば、大切なのは栄養と休息をしっかりとってカラダの内側から夏バテ対策を行うことが予防への近道なのです。
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