2021年9月14日1,642 View

闘病中のボクらは“可哀想”じゃないよ。頑張るフレブルに贈るべきは『エール!』

フレンチブルドッグ。彼らはもうどうにも抑えきれないキュートさとオヤジ感と拭いきれない人間臭さを併せ持つ稀有な存在ですが、どちらかといえば“病気のリスク”が高めの犬でもあります。昨今はフレブルに限らずペットが長寿化したことで様々な病気を発症し闘病するワンコが多数いますが、筆者と愛ブヒの友人ワンコの中にも、今日も病に打ち勝つべく闘う仲間がいるってこと、忘れたことはありません。でもそんな彼らに、悪気なく「可哀想」と言葉をかけることは、きっと全然違うことなんです。

そんな気なくても心えぐられる言葉があること。

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朝起きて鏡を見て「なんだか今日は顔色が冴えないな」なんて思った日に限って「あら、今日は酷く顔色悪いけど大丈夫?」なんて声をかけられます。

 

もちろん親切心からの言葉だってこと、分かってはいるんです。でもあえて指摘して欲しくねえわ~ってことありませんか?

 

これ、愛ブヒに対しても同じではないでしょうか。

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Tienuskin/shutterstock

 

筆者の友人ワンコには闘病中の子が少なからずいますが、みんなそれぞれ歩くのがゆっくりだったりカートが必須だったりと、傍目には元気満点のようには見えないかもしれません。

 

でもよく見ればその顔は、大好きなオーナーさんに連れられて外の空気と光を感じ、今日も幸せいっぱいに日々を生きる顔。

 

それなのに「あらら、どうしたのこの子、元気ないわね可哀想」なんて言われちゃうこと、あるんです。それも結構頻繁に。

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ewelina thepphaboot/shutterstock

 

こんなこと言われたら、なんだか気持ちが萎んでしまいますよね。

 

それでなくとも闘病中の彼らのママやパパは、散歩中に急に緩いウンチをして道路を汚したらどうしようだとか、時間をかけて踏み出すその歩みを見た人が掛ける「もうお年なのかしら」という言葉に、少なからず心を削り取られています。

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きっと悪気はないってわかってはいるけれど、やっぱりスルーして欲しい。

 

その辺りの気持ち、どう言葉にしたらいいのかな。

 

彼らが感じているのは「誇り」だってこと。

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Wirestock Creators/shutterstock

 

日本人ってよく「痩せたね」という言葉を褒め言葉に使いますが、これって国際的には結構NGです。

 

基本欧米では身体的な特徴を言葉にすることはしないので、もし相手の容姿を褒めたければ「とてもキレイ」や「すごく素敵」と伝えるのが一般的。

 

これまたフレブルも一緒で、特段ダイエットしていると周囲に吹聴していない限り、痩せていようが太めだろうが、ガサガサ動き回ろうがおっとりだろうが、彼らはみんな一様に『愛すべき存在』で素敵極まりないもの。

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実際に闘病中のワンコの中には、標準より痩せていたり毛並みに問題が生じたり、皮膚に疾患が見て取れることもあるけれど、見るべきはその表情。

 

みんな「見て見て、うちのママさんやパパさんは一緒に病気と闘ってくれているんだよ」となんとも誇らしく力強い顔をしているのです。

 

連日の病院通いに食事の工夫、様々なケアと、闘病中のワンコを支える苦労は並大抵のことではありません。

 

時間もお金も、そして何よりもたっぷりの愛情がなければ一緒に闘うことなどとてもできないんだから。

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それを知っているからか、闘病中のフレブルの顔を見ていると、とても無邪気で幸せに満ち溢れているんです。

 

「ねえねえ、ボクらめちゃくちゃ愛されてるでしょ。病気かもしれないけれど、一緒に闘う大好きな仲間がいるから全然怖くはないんだよ」というふうに。

 

だからもし、いつうも出会う散歩道で頑張るワンコを見かけたら、「可哀想だね」ではなく「心強いね、頑張って」と、そう声をかけてあげて欲しいのです。

 

うっせえわ、って言ってもいい。

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Popova Valeriya/shutterstock

 

可哀想だと思われたくない。これは多くの人が共通して抱く気持ちのような気がします。

 

実際大変なことも多々あるけれど、他人様から可哀想と思われるのはなんか違う。

 

その対象が自分が愛を注ぐまあるい塊だとすればなお、可哀想だなんて思わないで欲しいから。

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だからもし気に食わないことを相棒に対して言われたら、筆者は笑顔で「うっせえわ」と一蹴します。

 

もし我が子が闘病中だとしたら「この子頑張ってるんで全然可哀想じゃないです、むしろ応援してやってください」と付け加えて。

 

ついでに自分に対して何か不穏なことを言われたときも、同じく「うっせえわ」と返します。こちらは付け足す言葉なしの真顔で(笑)。

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Irit/shutterstock

 

しかしその一方で、闘病しているワンコに対して何か言葉をかけてあげたいという気持ちも分かるんです。

 

何もできないけれど、何かしてあげたいその思い。でもとっさにうまい言葉が出てこないことだって多々あること。

 

だからもし頑張る子を見かけたら、「愛されて幸せだね。素敵な毎日だね」と、それで充分伝わるように思うのです。

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Kamil Zajaczkowski/shutterstock

 

愛ブヒと歩いていれば、色々なワンコやたくさんの人に出会います。そこで言葉を交わすことはとても自然で微笑ましいこと。

 

その中には人知れず病と闘う犬も人もいるでしょう。そこで贈るべき言葉は同情ではなくエールであって欲しい、今のその姿を美しいと肯定して欲しい。

 

だってその闘う姿は「美しい」のひと言に尽きるんだから。

 

不憫に思える? むしろ真逆でしょ!

フレンチブルドッグ,闘病,エール

BONDART PHOTOGRAPHY/shutterstock

 

人に言われたくないなあと思う言葉の筆頭に「可哀想」があります。

 

ふと気になって辞書で調べたら、「可哀想=不憫に思える様」とありました。

 

病気と闘う、もしくは年齢と闘う相棒は、不憫どころか力強くさえある。

 

そう感じているオーナーさんにとって、相棒にかぶせる枕詞はいつも「不屈の幸せ者」なんじゃないかな。

 

 

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【先人の“心の道標”を…】伝えることと受け取ることと。発信はいつしか何よりの灯になる〜世界中のフレブルに向けて〜

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