【“こうすべき”の呪縛を解いて】愛ブヒの心の根っこを探り『ウチはウチなりの』育て方でフレブルを幸せにしよう
フレンチブルドッグを育てるにはこうしなくちゃいけない。そんなことを指南する情報がたくさん溢れていますよね。もちろんそれらはどれも理想であり正解かもしれないけれど、「こうすべき」と考えた瞬間、思い通りにならないことに疲れてしまうのかもしれません。理想は理想で持っておいて、でもウチはウチなりのやり方で。考え方をそうスイッチすれば、きっともっと楽しいフレブルライフが始まるように思うのです。
その頑張りが空回らないために。
念願だったフレンチブルドッグを迎えて一緒に暮らし始めると、しつけの部分で悩むことが多々あります。
もちろんこれはパピー期に限ったことではなく、成犬になってからついた悪い癖を直したかったり、弟や妹ブヒを迎えたことで起きた不協和音を解消するためなど。
もともとクセが強め、かつ頑固なところがある犬種ゆえ悩みの数はフレブルの数だけあるはず。
そんな時に真面目で良いオーナーさんほど目の前の問題を解消しようと頑張るけれど、その頑張りがなかなか愛ブヒに伝わらずに悶々としちゃうのかも。
「こっちはこんなに頑張っているのに、なんで上手くいかないんだろう…」なんて気持ちになること、わかります。
ただ、相手であるフレブルも意思を持った生き物。だからこそきっと何かしらの理由があって言うことを聞かないのだとも思うのです。
例えばストレスが溜まっているから攻撃的になったり、寂しいとかかまって欲しいとかの理由でトイレ以外の場所でオシッコするなど、問題行動をする理由は意外と身近にあるのかも。
そしてその原因の多くは、私たちの側にある可能性が。
そこで改めて振り返って欲しいのが『十分な時間、愛ブヒと向き合っていますか?』ということ。
元気満点のフレブルにとってはお散歩や遊びなどの運動量が少ないのはストレスになるし、あまりに長時間の留守番も得意ではありません。
そう考えてみれば、なんとなく問題行動の原因のようなものに思い当たりませんか?
たっぷり声をかけ、理解しようと努める。
同じ家に暮らしているから寂しくないはず、なんていうのは人間の思い込み。
それはただ同じ空間にいるというだけで、互いに会話したり何かを一緒に行なってこそコミュニケーションが取れるのです。
これは人間同士でもそうだけれど、一緒の空間にいてもそれぞれが好き勝手なことをしていたら相手が何を考えているのかはわかりませんよね。
そんな愛ブヒとの“ディスコミュニケーション”を解消するのに手っ取り早いのは、やっぱり声かけやお散歩。
中にはお散歩が苦手な子もいるけれど、無理に歩かせようとせず、まずはご近所を少しずつまわったり、バギーに乗せて外の環境に慣らしていくのもおすすめです。
また、フレブルはとてもよくオーナーさんの言動を見ているので、ちゃんと目を合わせてこちらもキミを見ているよ、ということを伝えるのも大切。
愛犬と見つめ合うこと、つまりアイコンタクトをしているとお互いに幸せホルモンであるオキシトシンが出るという研究結果もあり、何よりアイコンタクトはしつけの第一歩。
何かを伝えたいときやコミュニケーションを取るときにはアイコンタクトをしながら行ない、愛ブヒに「一方通行の愛情なのかしら…」なんて思わせないようにしてくださいね。
ちなみにアイコンタクトを上手く行なうコツは、愛ブヒがこちらを見ているときに目を合わせること。
無理に目線を合わせるのはかえってストレスになるので、タイミングが肝心なのです。
嫌なことを無理強いしない。
犬ってお散歩が大好きでしょ、なんて思い込みを持つ人は少なくないはず。
事実「お散歩命!」なワンコも多いけれど、中にはお散歩が嫌いだったり他の犬とのコミュニケーションがイマイチ好きではないフレブルもいます。
もちろん健康上の理由からお散歩はさせてあげたいけれど、嫌がるブヒを無理やり連れ出してもただ我慢をさせるだけ。
散歩が嫌いなことにもきっと理由があり、私たちが普段気にも留めない音や匂いが苦手だったり、過去に怖い思いをしたことによるトラウマが原因なのかもしれません。
なので最初から30分歩く、などと決めず、5分からスタートしたって良いんです。そして外に出て歩き出したら褒めること。
一緒に楽しもう、お散歩って楽しいねというこちらのテンションも影響するので、まず私たちが散歩を楽しむことがとても重要。
あと、無理に引っ張らずフレブルのペースや行きたい方向に合わせるのもポイントです。
他の犬が苦手な子の場合、無理に仲良くさせようとするとトラブルの原因にもなるので、他の犬に遭遇しそうなら別の道を行けばいいんです。
フレブルも私たち同様に好き嫌いがあるのだから、無理に嫌いなことをさせなくてもいいのじゃないかな、なんて思いませんか。
まとめ
フレブルと暮らしていると大小の差はあれど迷うことや悩むことってありますよね。
けれど他害行動などを除いては「必ずこうすべき」なんてことはありません。
私たちにも譲れない部分があるように、きっと愛ブヒもなんらかの理由があってする行動だから、まずは愛ブヒをよく観察してその行動の根っこを探ること。
そして試行錯誤しながら譲歩できる部分は譲歩し、ゆっくり「ウチなりのお約束」を作っていければいいのだと思うのです。
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