【その乾燥ケアは合ってる?】 フレブルの皮膚トラブルに注意!
冬は肌が乾燥してなんだか痒〜いってこと多々ありますよね。筆者も気づけばあちこちに痒みを感じ、日に何度も保湿クリームを塗り込んでいます。人間でも空気が乾燥する冬場は肌のトラブルが増加しますが、もともとデリケートな肌を持つフレンチブルドッグも右に同じ。普段は特に皮膚トラブルの悩みがないブヒでも乾燥肌になることはもちろんあるため、今の季節は乾燥肌対策がとても大事なんですよ〜。
犬の皮膚は人間よりも薄いんです。

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もっさりと毛皮を着込んでいるから普段はあまり意識しないけれど、実はフレブルたち犬の皮膚の厚みは人間の大人の約半分!
人間が0.2mmに対して犬は0.05〜0.1mmという薄さゆえ、生まれたての新生児と同じくらい肌がデリケートなのです。
1年のうちでは1月が最も乾燥しやすい時期と言われ、犬の場合だとお腹や足回りなど被毛の薄い箇所が一番乾燥しやすい部位です。

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乾燥肌になると肌のハリが失われて新陳代謝が滞り、毛並みもパサパサとしてしまうほか、痒みが発生してその箇所を舐めたり引っ掻くことで皮膚トラブルにつながることも。
当然もともとアトピーなどの皮膚トラブルを抱えている子の場合はそれらが悪化するため、乾燥肌になる前にしっかり保湿をするのが欠かせないのです。
では保湿といえばローションやクリームですが、これらは基本的に愛ブヒの体質に合うものならなんでもOK。

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けれども舐めてしまうことを考慮し、うっかり相棒が口に入れても害がない成分かどうかを確認して選んでくださいね。
また、冬季はシャンプーも保湿成分が配合されているものを選んだほうが良く、健康な子の場合でもシャンプー後は皮膚から水分が抜けやすい状態になるので保湿は必須。
皮膚病で頻繁なシャンプーを推奨されている場合でなければ、体を洗う頻度は夏よりも長めの感覚に設定してあげてください。
肌に良い食と素材って?

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冬場でも乾燥に負けない潤い肌をキープするために大切なのは食事。
ちなみに日本の冬は湿度と気温が共に下がるため、空気中の酸素を取り込む肺の潤いも低下しやすいのです。
では一体どんな食材が良いのかというと、まずは生肉。
生肉には体を潤す作用があり、即効性があるために皮膚の毛艶改善にも役立ちます。
ただし生肉を食べ慣れていない子の場合、お腹の様子を見ながら毎食少しだけトッピングするなどあげる量を工夫して。

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そしてニンジンやリンゴ、バナナもおすすめで、特にりんごやバナナは好んで食べるブヒが多いので与えやすいかもしれません。
バナナはヨーグルトに混ぜることで腸内環境の向上にも役立ちますよ。
また、冬場は水分補給を積極的にしない子が増えるため、フードに肉の茹で汁をかけるなど食事で水分を摂れるようにしてあげることも大切です。

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ちなみにフレンチブルドッグはお洋服を愛用している子がとても多い犬種ですが、もともと皮膚が弱い子の場合は皮膚と洋服が擦れることで乾燥を助長したり荒れてしまうことがあります。
人間にも合成繊維を身につけると痒みを感じる人がいますが、愛ブヒの皮膚が特にデリケートならお洋服の素材には綿などの天然素材を選んであげてくださいね。
乾燥肌と間違えがちな皮膚病にご用心。

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なんだか痒そうにしているからうちの子も乾燥肌なのかしら? と疑問に思った時に思い出して欲しいのが、乾燥肌とよく似た症状をしめす皮膚病の存在です。
例えばターンオーバーの期間が短かくなることで肌の水分と皮脂のバランスが崩れる「脂漏症」の場合、乾いたフケが出ることもあるので乾燥肌と間違えがち。
脂漏症は皮膚が脂っぽいニオイを発するようになるので、肌にベタつきがあったり独特の匂いがしないかをチェックしてください。
さらにもうひとつ、「膿皮症」も乾燥肌と間違えやすい皮膚疾患。
膿皮症は肌に膿を伴うできものができますが、できものがすぐに弾けるために中の膿が乾燥してフケのように見えるのです。

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いずれも獣医師による適切なケアとアドバイスが必要なので、判断がつきにくい場合は獣医師に診察してもらってくださいね。
なお、エアコンやストーブといった暖房器具は空気を乾燥させるため、稼働させる時は加湿器を併用するなどして室内の湿度を50〜60%程度に保つこともお忘れなく。
もし加湿器がなければ濡れたタオルを室内に干しておくだけでも湿度が上がりますよ。
おわりに

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フレンチブルドッグにもスキンケアが必要だなんてなんだか人間顔負けのようにも感じますが、実は私たちよりもずっと繊細な肌を持っている彼ら。
そのためトラブルも起こりやすく、特に皮膚に関しては完治しにくく再発しやすいというケースが目立ちます。
乾燥すると毛並みの悪化やフケ以外にも痒みをきっかけに皮膚トラブルを起こす原因となるので、特に今の時期は毎日の皮膚チェックと保湿を心がけてくださいね。
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