【取材・看板犬】仙台のビンテージショップ「Planet Platinum」〜マイペースなふたりJAM & JERRY〜
東北最大の都市「杜の都」仙台に2006年8月にオープンしたビンテージショップ「Planet Platinum」。看板犬はフレンチブルドッグのJAMとJERRY! 性格も年齢も違うけれど、マイペースなことがふたりの共通点。
オーナーのTsuguさんとEriさんに、お店のことや看板犬についてお話をうかがいました。
仙台のビンテージショップを支える(?)2頭の看板犬!
――「Planet Platinum」はどのようなお店なのでしょうか。
Tsugu & Eri:
当店では「古くても輝きを失わなず、永く付き合っていける」をコンセプトに、1950年代を中心に1940〜80年代のビンテージ古着と雑貨を主に取り扱っています。
みなさんの日常に少しでも彩りを与えられたら…そんなふうに思っています。
商品を永く使っていただくために、古着のリペアや雑貨の修理なども行っているんですよ。
――看板犬・JAMちゃんとJERRYちゃんはどんな子でしょうか!?
Tsugu & Eri:
JAMとJERRYはお店で接客を担当しています。
JAMはドライブと長距離散歩が大好きな7歳の女の子。人が大好きで、ワンちゃん付き合いは下手っぴです(笑)。
JERRYは食べること、ボール遊び、運動大好きな10ヶ月の男の子。いろいろなことに興味があって、いたずらも大好きです。
――ふたりとも性格が顔に出ていますね(笑)! おふたりとはどのように出会ったのでしょう。
Tsugu & Eri:
Planet Platinumは初代看板犬のJET(フレンチブルドッグ♂ 享年8歳8ヶ月)とずっと一緒にいられるようにとオープンしたお店でした。
ですから私たちも多くのお客様も、このお店に看板犬がいることが至極当たり前だったように思います。
JETが亡くなってすぐは、もう二度とこんな悲しい思いはしたくないと考えて次の子を迎え入れることに躊躇していました。
でもある日、突然不意を突かれたように天真爛漫で天使のような可愛い子犬(JAM)に出会ってしまい、三日三晩夫婦で話し合った結果その子を迎え入れることにしました。
――まさに運命の出会いですね。JERRYちゃんとはどのように出会ったのでしょうか。
Tsugu & Eri:
JERRYはその数年後、私たちのライフスタイルが変わったこと、特にEriの単身赴任がきっかけとなって迎え入れました。
Eriは職場のある町から月に一度だけ仙台市に戻ってJAMに会うという生活を二年間続けていたんです。
その間「犬」というパートナーがいない生活が心と身体に与えるネガティブな影響がどれほどのものか身をもって経験して…。
夫婦それぞれの拠点で犬を飼うことは容易なことではないとわかっていましたが、身体への影響などを考え、挑戦して乗り越えようと決意しJERRYを迎え入れました。
単身赴任は今もつづいていますが、Eriの様子を見ると迎えてよかったと心から思います。
――JAMちゃんとJERRYちゃんの仕事ぶりを教えてください!
Tsugu & Eri:
JAMは基本的にいつも出勤していますが、たまにサボることもあります(笑)。
JERRYは単身赴任のEriとともに県外で生活をしているので、出勤はたまにですね。
ふたりともお店のカウンターでお客様をお迎えするのがお仕事。
JAMは一度お会いしたことのあるお客様を覚えているようで、ご来店の際には布団から起き上がってご挨拶をしたり、おしりを振って歓迎したりします。
フロアに降りて接客をすることもあるんですよ。初めていらっしゃったお客様のときは、カウンターにあるお布団の上でじっとしています。
JERRYは修行中といった感じで、ようやくお店が自分のテリトリーではなく、お客様がいらっしゃる場所だということを理解してきた様子です。
人の出入りに慣れていないこともあり、お客様と目が合った際にびっくりして声が出てしまうこともあります。
――最後に…どうして「フレンチブルドッグ」だったのでしょうか!?
Tsugu & Eri:
結婚する前、私(Tsugu)も妻(Eri)も犬がいる環境で生活をしていたので、そばに犬がいることが当たり前でした。ですから、結婚をしたら犬を迎えたいという思いは同じだったように思います。
フレンチブルドッグを迎えたきっかけは、私が“鼻ぺちゃ好き”だから。実家でイングリッシュブルドッグを飼っていたので、元々ブルドッグ系には興味があったんです。
フレンチブルドッグという存在は何かの本をきっかけに知って、いつか一緒に生活してみたいなぁ…と思っていましたね。
結婚して数年経って犬を飼うことが決まり、初代看板犬のJETがやってきて。Eriもすっかり鼻ぺちゃ犬の虜になりました(笑)。
今ではフレンチブルドッグは、私たち夫婦にとってもPlanet Platinumにとっても欠かせない存在です。
JERRYはまだまだ修行中ですが、ふたりとも一生懸命さは負けないので、ぜひ会いにきていただければ嬉しいです!
おわりに
素敵な夫妻が営む「Planet Platinum」には、ユニークで味のあるヴィンテージ商品が多数並んでいます。
お近くの方も、そうでない方も是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
運が良ければ、とってもキュートなJAMちゃんと、たまーに出勤のJERRYちゃんがそろってお出迎えしてくれるかもしれませんよ。
撮影・取材・文/サワカズタカ
【Planet Platinum】
1950年代を中心に1940〜80年代の古着と雑貨を取り扱うビンテージショップ。看板犬はJAMとJERRY(※JERRYは不定期出勤)
ADDRESS |
宮城県仙台市青葉区一番町1-10-34 |
---|---|
TEL |
022-224-7339 |
OPEN |
12:00〜20:00 ※水曜定休日 |
|
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