犬との旅行をめいっぱい楽しもう!〜犬連れ旅のススメ&満喫するためのコツ〜
旅をすること。それは家から離れ他の土地へ移動することでもあり、いつもとは異なる環境に身を置いて訪れた土地を五感をフル活用して楽しむことでもある。私たちヒトにとっても旅はスペシャルな体験だけれど、大好きなオーナーと一緒に“非日常”を味わうこと。この経験は、その一生が決して長くはない犬にとってきっと特別な時間で、いつの日か思い出を振り返った時にそれは、多いほどにいい。思い出の場所がたくさんあることは、ヒトと犬、互いの心を幸せな記憶で満たしてくれるのです。
旅、それは一緒に成長する機会。

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非日常に身を置くことはとても素敵だけれど、日常ではないからこそ様々なハプニングが起きるのは旅のお約束。
そんな時に、どれだけ冷静に対処できるか、どういう旅なら犬の負担が少なく訪れた場所を楽しめるのかなど、ブヒ連れで旅をすると決めた瞬間から始まるアレコレ。
実はこれ、オーナー自身が愛犬のことをよく理解していないとかなりの難題なのです。

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例えば、他の犬が苦手なフレブルを犬が集まるドッグリゾートに連れて行っても楽しめないだろうし、あれもこれもと欲張ったプランに、ブヒの体力が伴うかどうかも考える必要が。
さらに、訪れる場所に関しても、自分自身はもちろん相棒も同じように楽しめる場所なのか。
これらの課題をクリアするために必要なのは、何よりも“愛犬への理解”。

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何が好きで何が苦手かを知っていることはもちろん、年齢や体力に合ったプランを立てること。
こんなプランを元に出かける旅のカタチ、それを『我が家の旅スタイル』と呼ぶのです。
だからそのスタイルは千差万別で、犬とオーナーの数だけ旅のカタチがあるもの。

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これが正解ですよという答えがないからこそ、相棒との旅は何ものにも代えがたい、貴重な体験になるのでしょう。
そして旅を通して何を得るか、その答えも様々だけれど、共通して言えるのは「オーナーとブヒ、お互いの成長」だということなのです。
心の栄養を得ながら成長する。

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漁港の町で新鮮な魚を食べる、マイナスイオンに満たされるべく森林浴へ出かける、都心のペット同伴可ホテルでアーバンリゾートを決め込むなど、旅の目的地は多種多様。
しかしどんな旅でも絶対にぶれてはいけないのが、愛犬が中心であること。
犬って生き物は、自分のテリトリーを非常に意識する動物がゆえ、見知らぬ場所へ行くのは不安がつきもの。

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そんな不安を払拭し、旅の良きガイド役となれるのはオーナーだけなので、旅行中は普段より愛ブヒの表情や仕草を見て体調を確認しつつ、普段以上に声をかけて緊張をほぐしてあげること。
旅慣れているフレブルだと、オーナーとの旅行が特別なお散歩だとわかるけれど、初めての旅行だったりするとなかなか落ち着かないものなのです。

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だから旅行中はブヒの方もいつも以上にオーナーさんの反応やテンションを注視しているので、怖がったり怒ったりというマイナスの感情をなるべく持たないで。
こちらも好奇心を全開にし、目新しいものをブヒと一緒に楽しみ尽くそうという気持ちでいてくださいね。
人間同士でもそうですが、一緒にいる人が楽しんでいれば自然と自分も楽しくなるのと同じで、楽しさやうれしさって伝播するんです。

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旅につきもののトラブルも笑い飛ばすくらいの気持ちで非日常を味わい尽くす、これが心の栄養になったりのちに笑える思い出になったりするんですよ。
また行きたくなる旅にするために。

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フレブルの中には頻繁に旅を楽しむ子もいますが、そんな旅のエキスパートでない限り、気をつけたいのが日程です。
パピーやシニアで体力に自信がない場合、普段と寝床が異なることが負担になることがあるので、日帰りや1泊程度に抑えるのがベスト。
旅先では空気の匂いや周囲の物音が普段と違うため、神経質なタイプの子は寝付けなくて疲れてしまうことが多々あります。

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逆に元気いっぱいの子ならば2泊、3泊と長めの旅にも挑戦しやすいけれど、こちらはオーナーさんの体力とも要相談。
犬連れ旅行というのは人間だけの旅と比べると体力も気力も使うシーンが増えるので、自分が無理なく動ける範囲でプランを組むのが成功の秘訣となります。
旅ってね、クタクタで帰宅してもまたすぐに出かけたくなるワクワク感があったり、自分や相棒の新たな一面を発見する楽しみがあるもの。

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旅に出ると決めたらつい欲張って予定を詰め込みがちだけれど、愛ブヒとの旅は「いつもよりスローに」が合言葉です。
予定満載の弾丸旅行だとあらゆる面で気が急ぎ、それがトラブルの原因にもなるので、スケジューリングは少し緩めに。
ちょっぴりもったいないかな? くらいの余裕を持って、贅沢な時間を楽しんでくださいね。
おわりに

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ちなみにこれからの季節、ブヒ連れ旅に必須なのは熱中症予防のための保冷剤。
多めに持参するのはもちろんですが、クーラーボックスに入れていても、時間が経つと溶けてしまいます。
宿泊先によっては部屋の冷蔵庫に冷凍機能がないこともあるので、そんな時はフロントに相談して、まとめて冷凍庫に入れてもらうようにしましょう(多くの場合快く引き受けてくれますよ)。

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ちなみに筆者の場合ですが、5月初旬の3泊4日の旅で持参した保冷剤は80個。
溶けないよう大きな保冷剤と保冷袋&クーラーボックスを駆使しましたが、それでも毎晩凍らせてもらわないと追いつかないほどでした。
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