季節の変わり目に愛犬の体調を崩させないためには?晩夏こそ『食』と『ケア』の両面から元気をチャージ!
立秋を過ぎ暦の上ではもう秋ですが、猛暑の勢いが止まらない今年の夏は9月いっぱいまで残暑が厳しい模様。まだまだ冷え冷えグッズが手放せそうにありませんが、いわゆる晩夏にあたる今の時期は、体調を秋に向けて整えるベストシーズン。室内で共に暮らすフレブルは、私たち同様に冷房や暑さで夏の間に体が疲弊しているため、今のうちに体調を整え、秋に備える準備をすることが元気に季節の変わり目を乗り切るコツなんです。
夏に疲弊した胃腸を『食事』でケア

Lee waranyu/shutterstock
そうめんにアイスコーヒー、そしてかき氷…暑いからと冷たいものばかりを食べていた夏。
人間はもとより、皆様の愛ブヒもお水に氷を浮かべてもらったりオヤツにスイカを食べたりと、思いのほか胃腸が冷えてはいませんか?
獣医さん曰く「季節の変わり目は嘔吐や下痢で来院する子が顕著」だそうですが、フレブルにも多い夏場のお腹の不調は冷えが原因かも。

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食に加え、彼らブヒは1日の大半を常に冷房が効いているお部屋で過ごしています。
体を冷やす食事と冷房のWパンチで、これはいわばお腹の内と外から胃腸を冷やしている状態。
愛ブヒのご飯を手作りしているオーナーさんは、夏の間は体を冷やす夏野菜をトッピングに使うことも多かったはずです。

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ただ、朝晩の気温が下がり始める時期からは体を冷やす夏野菜を控え、お水は常温に。
トッピングに使う野菜はカボチャやイモ類など体を温めるものにシフトしましょう。
カボチャやサツマイモはブヒにも好まれる食材なので、蒸したり茹でてそのままオヤツにも使えますよ。

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またキノコ類もこれからが旬ですが、中でも免疫色をアップさせるβグルカンが豊富な舞茸がおすすめ。
細かく刻み肉類と一緒に煮込んでスープにすればブヒも食べやすく、人間用にはお味噌汁や炊き込みご飯の具にするのも良いでしょう。
晩夏はまだまだ冷たいメニューが恋しい時期ですが、冷えた体を温めるためにもそろそろ食事内容を切り替えて。
乾ききった皮膚に潤いをプラス

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暑さを凌ぐため冷房に頼り切りだった私たち。この時期、人もブヒも共通して気になるのが肌の乾燥です。
冷房や強力な紫外線で髪や肌がパサパサになるけれど、元々私たちよりずっとデリケートな皮膚を持つフレブルにとって乾燥は大敵。
冬場は乾燥を気にして加湿器を導入したりもしますが、意外と夏場の乾燥には気づかなかったりするんですよね。

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皮膚が乾燥すると毛並みが悪くなったりフケが出たり、さらに酷くなると痒みを発症し皮膚トラブルの原因となります。
特に皮毛が薄いお腹周りや足の付け根、肉球が乾燥しやすいため、散歩後は丁寧にブラッシングをして皮膚の状態をチェックしつつ、肉球には専用の保湿クリームを。
夏場は湿度が高い日が続きますが、10月にかけて徐々に湿度は下がっていきます。

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そのため愛ブヒを自宅でシャンプーをしている場合、秋冬はシャンプー剤をサッパリ系から保湿ができるしっとり系にチェンジするのもおすすめ。
肌のターンオーバーがしっかりできている健康な皮膚の場合は保湿クリームなどをあえて塗らなくても大丈夫ですが、血行を促進し肌トラブルにいち早く気づくためにも毎日のブラッシングは欠かさないでくださいね。

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また、被毛や皮膚を健康で美しく保つためには食事が大切。肉や魚の動物性タンパク質に加え、体内で作れないリノール酸やオメガ3脂肪酸といった必須脂肪酸を摂取することも肝心です。
必須脂肪酸は青魚やアマニ油などに多く含まれるため、フードのトッピングに少しプラスしてあげましょう。
人間の場合はクルミなどのナッツ類をオヤツにつまむのも効果的ですよ。
お散歩復帰はブヒのペースで

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異常な暑さだったこの夏、お散歩を控えていたというフレブルも多いことでしょう。
筆者はお散歩推進派であるものの、さすがに体温より気温が高い日は散歩を断念することが多々ありました。
暑さに特に弱いブヒの場合は夏場ほとんど散歩に行かない子もいますが、晩夏の朝晩は気温も落ち着き再びお散歩に出やすくなります。

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そんなお散歩リスタート組が気をつけたいのが、久々の散歩にテンション爆上がりになる愛ブヒの制御。
お散歩に行ける嬉しさでスイッチが入り興奮状態になると、必然的に体温も上昇し熱中症リスクが高くなります。
涼しくなってきたとはいえまだ気温は高いため、愛ブヒを落ち着かせながらゆったり歩くのがポイント。

Anastasiya Tsiasemnikava/shutterstock
私たちもつい久々のお散歩だからとしっかり歩こうとしますが、人間よりも暑さに敏感な彼らのペースに合わせ、過度に運動させないように気をつけてくださいね。
あと、晩夏のお散歩の大敵といえば蚊です。
蚊は30度以上の気温だと活動を控えるため、真夏よりも気温が落ち着く晩夏の朝晩が一番活発に吸血活動をする時期。

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もちろんフィラリア対策はされていると思いますが、蚊に刺されると痒いのはフレブルも同じ。
気温が25度を下回るまではペット用の蚊除けアイテムを使い、フィラリア予防薬も11月までは飲ませておきましょう。
ちなみに、もし愛ブヒが蚊に刺されても人間用の痒み止めを塗るのはNGです。

MeBream/shutterstock
中には動物用と同成分のものもありますが、あくまで人間用の容量で成分が配合されています。
もし刺された場所の腫れや赤みがなかなか引かない場合は獣医さんに相談してくださいね。
おわりに

yhelfman/shutterstock
そろそろ早朝や夜の空気に秋の匂いを感じるようになってきましたが、季節の変わり目に不調に陥るフレブルは結構多いもの。
それを防ぐには季節を少し先取りし、食とケアの両面から健康をサポートしてあげることが大切なんです。
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