夏の終わりはここに注意! この時期、愛犬のために飼い主が気をつけるべきコトとは?
昼間はまだ暑くても、朝晩はすっかり涼しくなりお散歩が少しずつ快適になってきた今日この頃。日毎に季節の移ろいを感じ、あれほど暑くて早く終われと願っていたくせに今頃になって過ぎ去る夏に一抹の寂しさを感じたり。心なしかフレブルたちも涼しさにイキイキし始め、お散歩の足取りも軽快になってきました。しかし、しかーし! 夏から秋に移行するこの時期は朝晩の涼しさのせいで油断しがちですが、まだまだ熱中症のリスクが高いってことを忘れてはいけないのです。
昼間のエアコンは継続を推奨。

Sbolotova/shutterstock
大阪在住の筆者ですが、先日は久しぶりに窓から吹き込む涼しい風で快適に眠れました。
愛ブヒも自然の風が心地よいのかすやすや寝ており、そろそろ夜間のエアコンは入れなくても大丈夫そうかなと電気代を考えてひと安心(笑)。
とはいえ、昼間はまだ30度を上回ることも多々あり、朝の散歩から帰宅して日がどっぷりと沈むまでの間はもれなくエアコン稼働中です。

LightField Studios/shutterstock
ただ、毎日お勤めしている人だと、朝の涼しい時間帯に出勤し夜気温が下がってから帰宅するため、体感ではもうすっかり涼しいのだと思い込むこともあるはず。
昼間はオフィスの空調が効いているから、むしろ肌寒さすら感じているかもしれません。
そこで「もう大丈夫だろう」と自宅のエアコンをオフにしてフレブルをお留守番させるのは時期尚早です。

Oksamutnaya/shutterstock
愛ブヒの留守番時に冷房を入れ始める・切るタイミングって実は結構難しく、筆者も毎年初夏と初秋には頭を悩ませています。
なぜなら設定温度より外気温が低く、エアコン稼働中の室内の方が暑いなんてことも多々あるから。
これが在宅中だとブヒの様子や温度計を確認してこまめに調節できるのですが、外出時は心配ですよね。

Stepan Khadzhi/shutterstock
なので初夏と初秋は設定温度を真夏より気持ち低めにし、寒かったらブヒが潜れるようにブランケットを置くようにしています。
特に気密性の高いマンションだと日差しが入ると室温が上がった状態で保たれるので、最高気温が25度を下回るまでは留守番中のエアコンは必須だと思っておいてくださいね。
日中のお出かけには冷え冷えを。

Trin Wi/shutterstock
夏の間自宅に引きこもっていたフレブル&オーナーにとって、秋めいてきた今の時期は再び一緒にお出かけができるとテンションが上がるシーズン。
これが秋も深まる11月なら心配はさほどないけれど、地域によるものの10月いっぱいまでは熱中症対策が必須です。
今年は残暑が長引くと言われていますが、過去にも秋の運動会や学園祭シーズンに思いのほか暑く、汗だくになってイベントに参加した思い出があるなんて人もいるでしょう。

Ground Picture/shutterstock
今の時期から日差しは徐々に弱まってくるものの、毛皮をまとっているフレブルたちからすればまだ決して涼しいとは言い難く、日中のドッグランなどは要注意。
運動したり興奮すると体温がいっそう上がるので、お出かけにはクールアイテムを持参し、日中暑さを感じたら運動を切り上げたり日陰で十分休息させることが大事です。
人間ってカレンダーを見て「もう秋だ」と頭で理解することで秋=涼しい、と思いがちですが、フレブルにとっては気温が全て。

Aleksandra-Baranoff/shutterstock
もう秋だし大丈夫、という思い込みで熱中症対策をおろそかにしていると危険です。
犬が熱中症になりやすい気温は25度が目安だと言われていますが、鼻ぺちゃのフレブルにとっては25度でも日差しの下では十分暑いと感じているはず。
過去の天気を見ても10月でも25度を超える日がちらほらあるので、まだしばらくはお散歩の時間も昼間は避け、水分補給も意識的にしてあげましょう。
突然の寒さにも備えておく。

Bitenkav2/shutterstock
昨日まではTシャツで快適だったのに、今日はいきなり寒い! なんて震えた経験ありますよね。
一気に季節が進んだように急激に気温が下がる日があれば再び暑くなるなど、激しめの気温差が起こりやすいのも夏から秋にかけての特徴です。
こういった気温差で体調不良を起こしやすいのが、持病がある子やパピー、シニアのフレブルたち。
自分でうまく体温調節ができない彼らにとって、その日の気温に合わせて室温や洋服で対策をするのはオーナーの役割。

Patryk Kosmider/shutterstock
寒い地域にお住まいの場合は夜間から朝方にかけては洋服を着させるなど、気温に合わせた体調管理が必須になります。
基本的に犬は寒さに強い子が多いので本格的な暖かアイテムは冬の到来まで出番はなさそうですが、シニアやパピーなら話は別。
暖房とまではいかなくても、突然の気温低下に備えて少し早めの時期から毛布などの準備をしておくと安心です。

GH Studio/shutterstock
また、涼しくなるとよく目にするのが、お買い物の間車内で待たされている犬たち。
夏場はさすがに見かけませんが、秋になるとスーパーの駐車場などで目にする機会が増えてきます。
秋とはいえ日光が差し込む車内は十分危険。
熱中症はもちろん誘拐といったリスクにも晒されるので、季節を問わず車内でお留守番をさせるのはNGですよ。
おわりに

OlgaOvcharenko/shutterstock
朝晩の涼しさで秋の訪れを実感するものの、それでもまだ日中は汗が噴き出る気温です。
涼しくなることで夏場にあれほど対策していた熱中症に対しつい油断しがちですが、まだ気を緩めずにしっかり熱中症予防をしてあげてくださいね。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【乗ってみた】クルマ界のフレンチブルドッグ「ルノー カングー」を愛ブヒと1年間、乗り回し中です!
「クルマ界のフレンチブルドッグ」とも称されるルノーカングー。その愛らしいスタイルと抜群の実用性は、フレブルオーナーたちに超話題です。愛ブヒを乗せるのにもジャストフィットする広々としたスペースと、日常使いにうれしい最高の積載力。そして、何よりもその可愛いデザインが、多くの人の心を引きつけます。
今回はそんなカングーの「1年間無料貸出しキャンペーン」に当選したオーナーさんにお話を聞いてみました。ますますカングーが欲しくなる…!
(PR ルノー・ジャポン株式会社)
PR -
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【PUFFY出演決定!】フレブルLIVE 出演アーティスト発表【第一弾!】
今年の『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
「フレブルLIVE」の特徴は、二日間でコンテンツが異なること。
一日目は愛ブヒとオーナーさんが主役の参加型コンテンツ。そして二日目は、アーティストによる音楽フェスが中心です!
今回は、音楽フェス(二日目)の出演アーティスト発表第一弾!
なんと、オーナーにも「世代」が多いPUFFYの出演が決定しました!
フレブルLIVE -
【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE -
【ドッグフードの闇を暴く】フレンチブルドッグに本当におすすめの食事とは?
私たちが「フレブルライフ」をスタートして8年。雑誌「BUHI」も含めると、約20年フレンチブルドッグに関する情報だけをお届けしてきました。
そしてフレンチブルドッグを知れば知るほど、犬種によってかかりやすい病気や性格、運動量が異なることを痛感しています。
犬によってカラダもライフスタイルも大きく違う! なのに…日本のドッグフードは「全犬種同じ」ものが売られているのです。
しかも日本はペット「後進国」。フードにおいては、闇深い点がたくさんあります。
今回はフレブルライフ読者の皆さまだけに、ドッグフードの闇や矛盾を伝えさせてください。
もちろん最後には解決策もお伝えしていますので、どうかご安心を!
-
【イベントレポ】5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人が集まった「フレブルLIVE2024」の全貌!
11/9(土)-10(日)の二日間にわたって開催された『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』。
今年はのべ5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人のフレブルオーナーが集まりました!
day1の司会はフレブルラバーのロッチさん。day2の音楽フェスには世代ど真ん中のPUFFYが出演するなど、例年以上に豪華なラインナップ。
北は北海道、南は鹿児島県から。全国のフレンチブルドッグが一堂に会した「フレブルLIVE2024」の模様を、詳しくお届けです!
最後には2025年の情報もありますので、要チェックでございます!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】FBL編集部の「アバウトな幸福論」
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。