2022年9月3日2,056 View

夏の終わりはここに注意! この時期、愛犬のために飼い主が気をつけるべきコトとは?

昼間はまだ暑くても、朝晩はすっかり涼しくなりお散歩が少しずつ快適になってきた今日この頃。日毎に季節の移ろいを感じ、あれほど暑くて早く終われと願っていたくせに今頃になって過ぎ去る夏に一抹の寂しさを感じたり。心なしかフレブルたちも涼しさにイキイキし始め、お散歩の足取りも軽快になってきました。しかし、しかーし! 夏から秋に移行するこの時期は朝晩の涼しさのせいで油断しがちですが、まだまだ熱中症のリスクが高いってことを忘れてはいけないのです。

昼間のエアコンは継続を推奨。

フレンチブルドッグ,季節,健康

Sbolotova/shutterstock

 

大阪在住の筆者ですが、先日は久しぶりに窓から吹き込む涼しい風で快適に眠れました。

 

愛ブヒも自然の風が心地よいのかすやすや寝ており、そろそろ夜間のエアコンは入れなくても大丈夫そうかなと電気代を考えてひと安心(笑)。

 

とはいえ、昼間はまだ30度を上回ることも多々あり、朝の散歩から帰宅して日がどっぷりと沈むまでの間はもれなくエアコン稼働中です。

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LightField Studios/shutterstock

 

ただ、毎日お勤めしている人だと、朝の涼しい時間帯に出勤し夜気温が下がってから帰宅するため、体感ではもうすっかり涼しいのだと思い込むこともあるはず。

 

昼間はオフィスの空調が効いているから、むしろ肌寒さすら感じているかもしれません。

 

そこで「もう大丈夫だろう」と自宅のエアコンをオフにしてフレブルをお留守番させるのは時期尚早です。

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Oksamutnaya/shutterstock

 

愛ブヒの留守番時に冷房を入れ始める・切るタイミングって実は結構難しく、筆者も毎年初夏と初秋には頭を悩ませています。

 

なぜなら設定温度より外気温が低く、エアコン稼働中の室内の方が暑いなんてことも多々あるから。

 

これが在宅中だとブヒの様子や温度計を確認してこまめに調節できるのですが、外出時は心配ですよね。

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Stepan Khadzhi/shutterstock

 

なので初夏と初秋は設定温度を真夏より気持ち低めにし、寒かったらブヒが潜れるようにブランケットを置くようにしています。

 

特に気密性の高いマンションだと日差しが入ると室温が上がった状態で保たれるので、最高気温が25度を下回るまでは留守番中のエアコンは必須だと思っておいてくださいね。

 

日中のお出かけには冷え冷えを。

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Trin Wi/shutterstock

 

夏の間自宅に引きこもっていたフレブル&オーナーにとって、秋めいてきた今の時期は再び一緒にお出かけができるとテンションが上がるシーズン。

 

これが秋も深まる11月なら心配はさほどないけれど、地域によるものの10月いっぱいまでは熱中症対策が必須です。

 

今年は残暑が長引くと言われていますが、過去にも秋の運動会や学園祭シーズンに思いのほか暑く、汗だくになってイベントに参加した思い出があるなんて人もいるでしょう。

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Ground Picture/shutterstock

 

今の時期から日差しは徐々に弱まってくるものの、毛皮をまとっているフレブルたちからすればまだ決して涼しいとは言い難く、日中のドッグランなどは要注意。

 

運動したり興奮すると体温がいっそう上がるので、お出かけにはクールアイテムを持参し、日中暑さを感じたら運動を切り上げたり日陰で十分休息させることが大事です。

 

人間ってカレンダーを見て「もう秋だ」と頭で理解することで秋=涼しい、と思いがちですが、フレブルにとっては気温が全て。

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Aleksandra-Baranoff/shutterstock

 

もう秋だし大丈夫、という思い込みで熱中症対策をおろそかにしていると危険です。

 

犬が熱中症になりやすい気温は25度が目安だと言われていますが、鼻ぺちゃのフレブルにとっては25度でも日差しの下では十分暑いと感じているはず。

 

過去の天気を見ても10月でも25度を超える日がちらほらあるので、まだしばらくはお散歩の時間も昼間は避け、水分補給も意識的にしてあげましょう。

 

突然の寒さにも備えておく。

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Bitenkav2/shutterstock

 

昨日まではTシャツで快適だったのに、今日はいきなり寒い! なんて震えた経験ありますよね。

 

一気に季節が進んだように急激に気温が下がる日があれば再び暑くなるなど、激しめの気温差が起こりやすいのも夏から秋にかけての特徴です。

 

こういった気温差で体調不良を起こしやすいのが、持病がある子やパピー、シニアのフレブルたち。

 

自分でうまく体温調節ができない彼らにとって、その日の気温に合わせて室温や洋服で対策をするのはオーナーの役割。

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Patryk Kosmider/shutterstock

 

寒い地域にお住まいの場合は夜間から朝方にかけては洋服を着させるなど、気温に合わせた体調管理が必須になります。

 

基本的に犬は寒さに強い子が多いので本格的な暖かアイテムは冬の到来まで出番はなさそうですが、シニアやパピーなら話は別。

 

暖房とまではいかなくても、突然の気温低下に備えて少し早めの時期から毛布などの準備をしておくと安心です。

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GH Studio/shutterstock

 

また、涼しくなるとよく目にするのが、お買い物の間車内で待たされている犬たち。

 

夏場はさすがに見かけませんが、秋になるとスーパーの駐車場などで目にする機会が増えてきます。

 

秋とはいえ日光が差し込む車内は十分危険。

 

熱中症はもちろん誘拐といったリスクにも晒されるので、季節を問わず車内でお留守番をさせるのはNGですよ。

 

おわりに

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OlgaOvcharenko/shutterstock

 

朝晩の涼しさで秋の訪れを実感するものの、それでもまだ日中は汗が噴き出る気温です。

 

涼しくなることで夏場にあれほど対策していた熱中症に対しつい油断しがちですが、まだ気を緩めずにしっかり熱中症予防をしてあげてくださいね。

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

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