2023年2月6日8,879 View

フレブルの冬の健康には『温活』を!何からやればいいの?

10年に1度レベルの寒波が到来した日本列島。寒波の影響は落ち着いたとはいえ、気象庁の予報では2月も厳しい寒さが続くそう。この寒さにすっかりこたつの番犬になっているフレブルも多いですが、夏の暑さほどではなくとも冬の寒さだって相当体に堪えます。この時期はお腹の調子を崩すワンコが多発しますが、その原因のひとつが腸の冷え。腸が冷えると栄養を十分に取り込めなくなり免疫力の低下に繋がるので、意識して腸を温めるご飯やオヤツを取り入れて真冬の健康をサポートしてあげましょう。

 

体を温める食材選びからスタート。

フレンチブルドッグ,健康,温活

KPV89/shutterstock

 

柔らかな毛に覆われたフレブルのまあるいボディ。

 

まるで打ち上げられたトドのように寝そべるその体をくるりとひっくり返してみれば、アラ不思議。お腹の辺りにはほとんど毛が生えていませんよね。

 

そのつるりとしたお腹にそっと触れてみて、「冷たい」と感じたらそれは腸が冷えている証拠です。

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hypersoulz/shutterstock

 

以前から犬にも腸活が有効だと記事にしてきましたが、お腹、つまり腸が冷えると下痢や便秘といったトラブル以外にも、代謝不足や免疫力の低下、疲労感に全身の冷え、さらには病気のリスクが上昇することもわかっています。

 

腸を温めて血流を良くすることで冷えも改善できるので、寒さ厳しい時期は積極的に「体を温めること」を愛ブヒにしてあげるべき。

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その第一歩が最も手っ取り早く体を温められる「食事」なんです。

 

食物には栄養素以外にも体を温めたり冷やす効果があることはよく知られていて、夏野菜は体を冷やし、冬野菜は体を温めるものが多数。

 

例えば大根やゴボウ、にんじんといった冬野菜の代表である根菜類は、血行促進を促すビタミンEや鉄分の吸収を良くするビタミンCが豊富で体内で熱を作る働きがあります。

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フレブルが大好きなサツマイモも体を温めてくれ、ほかにもカボチャや玄米、納豆に赤身のお肉などが腸の温活に役立つ食材。

 

一般的には地中で育つ野菜や水分が少ない野菜は体を温め、土の上で育つ水分が多い野菜(トマトやキュウリなど)は体を冷やすと言われています。

 

ブヒオーナーさんは手作り食やトッピングをする人が多いので、冬の食材選びの際はその食材が体を温めるかどうかにも着目してみてください。

 

美味しく食べて体もポカポカに!

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Patryk Kosmider/shutterstock

 

体を温める食材をトッピングに使い、ドライフードも肉の煮汁やお湯でふやかし温めてからあげる。

 

これだけでも腸の温活には効果的ですが、もう一歩踏み込んでオヤツにも温活を意識したいところ。

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全部とは言いませんが、市販されている犬のオヤツの大部分には添加物が含まれています。

 

添加物の安全性は検証されてはいるものの、例えば保存料として使用されているソルビン酸によって有用な善玉菌が影響を受けやすいという研究結果も報告されているのです。

 

オーナーとしても自分が自宅で作ったものをあげるのが一番安心だと思いますが、犬のオヤツを手作りするのって難易度が高そうですよね。

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それを簡単に解決してくれるのが、冬の定番、焼き芋や蒸しカボチャ。

 

自然のままの甘みがあり価格も手頃、かつレンジで簡単に作れるので、材料と電子レンジがあれば誰でもすぐに完成。

 

より本格的な美味しさを目指すなら、焼き芋専用の鍋なんて商品も売られていますよ。

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Matias Faundez/shutterstock

 

ちなみに筆者はガス火対応の焼き芋鍋を愛用していますが、スーパーで買ったサツマイモをホイルで包んでじっくり弱火で焼くだけで、かなり美味しい焼き芋が食べられます。

 

ほくほくのお芋やカボチャは食べやすい温度に冷ましてそのままあげてもいいし、少し潰してヨーグルトと混ぜるのもおすすめ。

 

昔ながらのヘルシーなオヤツは無添加な上、体を温める効果にも優れているんです。

 

内側からの温活にプラスαを。

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毎日のご飯やオヤツで温活食材をしっかり摂るだけで腸の温活ができますが、それに付け加えたいのが腹巻きや湯たんぽ。

 

外出時にはしっかり厚着をしているフレブルも自宅では裸族のことが多いけれど、仮に服を着せていてもトイレがしやすいようお腹側の丈は短めだったりしませんか? 

 

常にフレブルがいる部屋の温度を温かく保っているのなら問題ありませんが、夏場の冷房と比べ、寒冷地以外のエリアだと安全面からも冬の留守番時は暖房を切って出かける人が多いようです。

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Odor Zsolt/shutterstock

 

室内とはいえ底冷えすることもあるため、そんな時はタオルを巻いた湯たんぽをブヒのベッドに仕込んでおいたり、フレブルのお腹をピンポイントで温める腹巻きを着せてあげるのがおすすめ。

 

洋服が嫌いなブヒでも腹巻きなら嫌がらず着けさせてくれたりするので、1枚持っていると安心ですよ。

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なお、積雪のある地域では散歩から帰宅したらブヒの足がキンキンに冷えているかと思います。

 

そんな時は洗面器に足先が浸かる程度のお湯を張り、5分を目安に足湯をするのが効果的。

 

人間も足湯をすると全身が温まりますが、これは犬も同じ。散歩後の肉球ケアを兼ね、足湯を冬場の習慣にするのも温活に役立ちますよ。

 

おわりに

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Kotelnikov Andrii/shutterstock

 

早く暖かくならないかな〜と思いつつ、暑いよりも寒い方がフレブルたちは過ごしやすそう。

 

けれども体が冷えてしまうと様々な不調を起こしやすくなるので、そこはオーナーさんがしっかりとケアをしてあげることが大切です。

 

人間でも特に女性は冷え性に悩む方が少なくないので、この機会に愛ブヒと一緒に温活してはいかがでしょう。

 

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

愛ブヒが病気だと診断された。その時にまずやるべきこと。

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