2023年3月12日14,535 View

興奮しやすいフレブルを落ち着かせる大切な方法。

フレンチブルドッグは往往にして興奮しやすかったり急激にテンションが上がる犬種。ブヒによっては怖がりでお散歩中や近所の工事の物音なんかにビクッとしちゃう子もいるでしょう。そんな“愛ブヒが平常心を失いがちな時”、どうやって彼らの心をカームダウンさせるかというのはオーナーにとって結構大きな問題。カームダウンというのは落ち着かせたり冷静にさせることで、興奮状態にあると息遣いが荒くなり熱中症のリスクも上がるし、何よりストレスが多くかかるはず。だから愛ブヒが安心できる言葉や方法をアナタとブヒ、ふたりの間で持っておくことが大事なんです。

大丈夫ということを体にも伝える。

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Tienuskin/shutterstock

 

お散歩中にトレーラーが大きな音を立てて脇を通った時や苦手な場所で愛ブヒが緊張している時など、筆者は必ず愛ブヒに「大丈夫、安心」と声をかけます。

 

この言葉が我が家におけるふたりの合言葉であり、思い返せば我が家に迎えた当初から同じ言葉をかけ続けています。

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Joanna Plisko/shutterstock

 

その際は「だーいじょーうぶ、あーんしん」と節をつけながら、節に合わせて体に優しくゆっくり6回触れるのがお約束。

 

すると愛ブヒはちょっぴり安心するのか、筆者の顔を見て普段通りの様子に戻るのです。

 

この言葉の意味を彼が理解しているのかどうかはわかりませんが、のんびりとした口調で語り掛けられる聴き慣れたワードにふと我にかえり、心に余裕が生まれるのでしょう。

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これはドッグランなどで興奮した時にも有効で、今もこの言葉を言わない日は1日たりともありません。

 

その際、言葉だけでなく体に触れるのにはいくつか理由があるのですが、まず直接触れることで手の温もりとすぐそばにいるということを伝えたいから。

 

それにこれから先ハイシニアになり目や耳が衰えても、6回の優しいタッチで何を伝えているかを理解できるようにするため。

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ちなみに、この言葉は何も興奮状態にある時にだけ使うわけではなく、愛ブヒが心地よく寛いでいるときや日向ぼっこしながら微睡んでいるのんびりとしたシーンでも多用します。

 

それはなぜでしょう。

 

リラックス状態の時に覚えてもらう。

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ひだまりでウトウトしている時に聞こえる「大丈夫、安心」の声と体に感じる6回のタッチ。

 

安心しきってリラックスしている状態の時にあえてこの言葉をかけるのは、この状態が言葉の意味そのものだから。

 

大丈夫であり安心である時にこのワードを繰り返すことで、愛ブヒもあの言葉を聞けばこの状態を思い出せばいいのだと身をもって覚えてくれると考えたからです。

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ベルを鳴らして犬にご飯をあげるのを繰り返すと、ベルの音を聞いただけで犬がよだれを出すようになる「パブロフの犬」という実験を知っている人は多いかと思います。

 

これは条件反射を利用したもので、動物は訓練や経験によって後天的に条件反射を身につけることができる生き物なんです。

 

ならばとびきりリラックスしているときに「リラックスお上手」だとか、「のんびりの天才」だなんて言葉をかけて褒めることで、カームダウンしてほしい時の合言葉になるのではと思った次第。

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我が家はたまたま「大丈夫、安心」という声掛けですが、ワードはそのお家ごとに言いやすいものにすると良いでしょう。

 

その時にはタッチを添え、触れることでより一層の安心感やリラックス感を伝えて。

 

私たちにも聞くと安心する言葉がありますが、それはきっとブヒも同じ。

 

犬とのコミュニケーションは撫でる、遊ぶ、話しかけるなどたくさんあるけれど、それらを組み合わせることでよりコミュニケーションの質が上がるんです。

 

動作をつけることの大事さ。

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ふたりの合言葉に添える6回のタッチ以外に、お座りや待てといったコマンド全部に動作を添えるのが我が家のルール。

 

これはジェスチャーやハンドシグナル、ハンドサインなどともいうけれど、言葉に特定のジェスチャーをつけることでブヒによりわかりやすいコマンドにすることができるんです。

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今はフレブルだって長寿の時代。

 

誰しも歳を重ねると目や耳、鼻が利かなくなってくるものだから、今のうちからさまざまな方法で意思疎通のアイデアを実践しておくこと。

 

ちなみにフレブルはじめ犬たちは撫でられることが大好きですが、毛流れに添いながら優しく撫でるとリラックス効果があります。

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落ち着いてほしい時には優しく声掛けをしながら手のひらでゆったりと背中を撫でカームダウンへ導くのも良い方法。

 

なお口周りや鼻、耳や手足の先は感覚が敏感な場所なので、リラックスしてほしい時に触れるのは避けたほうがベターですよ。

 

おわりに

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今回はカームダウンのための合言葉をテーマにしましたが、愛ブヒとの合言葉はそれこそオーナーさんとブヒの数だけあるはず。

 

人と犬で言葉を共有することで躾をはじめ日常のさまざまな面でのQOLが向上するので、みなさまもぜひ我が家流の合言葉を作ってみてはいかがでしょう。

 

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

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