2024年6月27日2,638 View

【比べない】フレブルとの暮らしをより豊かにするマインド

うちの子って、ちょっとアレなんだよねえ〜。と話すとき、アレの部分にどんな言葉が当てはまろうが、オーナーさんの顔はちょっぴり緩んでいるはず。おバカな子ほど可愛いなんていうけれど、うちの子になってしまえばどんな個性の持ち主だってとびきり可愛いものです。けれど中には、愛ブヒに完璧を求めるあまり疲れてしまったりストレスを感じる人もいる様子。でもね、完璧よりも大事なことは、特別であることなんです。

あなた自身は、完璧ですか?

フレンチブルドッグ,個性

 

例えばフレブルが多く集まるイベントに行ったり、お散歩中に顔を合わせるブヒを見て、その子が穏やかでお利口さんなら羨ましく思う気持ちになりますよね。

 

なんでうちの子ったらガウガウしちゃうんだろう、ガサガサ落ち着きがないんだろうなどと少し落ち込んでみたり。

 

けれど、どの子もみんな賢く愛すべき存在なんです。

 

そもそも完璧なんてものは考え方によって大きく違うもので、ヤンチャで元気が一番だと考える人にとっては、いたずら好きで落ち着きのないフレブルこそが完璧なのかもしれません。

フレンチブルドッグ,個性

Cristi Croitoru/Shutterstock

 

それに、ふと自分自身を振り返ってみれば、私たちだって大いに不完全な存在ではないでしょうか。

 

完璧になりたいと思いつつもだらしない部分があったり、失敗をしたり、意地悪な気持ちになることも当然あります。

 

完璧を辞書で引くと「ひとつも欠点がなく完全なこと」とありますが、欠点は言い換えれば「愛すべき隙」みたいなもの。

 

どこかしら欠けている部分があるからこそ、そこを補ってあげたいと思う。

 

こういう気持ち、愛ブヒに対して抱いている人も多いのではないでしょうか。

フレンチブルドッグ,個性

Sinseeho/Shutterstock

 

確かに悪さもせずオーナーさんの言う事をよく聞き、みんなとフレンドリーに接するフレブルは理想的ではあるけれど、少々面白みに欠けると捉える人もいるでしょう。

 

フレンチブルドッグは一癖も二癖もある犬種。

 

だからこそ愛されるし、一度夢中になるとどっぷりとフレブル沼にハマる人が多いのではないでしょうか。

 

そんな彼らには、完璧よりも特別って言葉の方が似合うように思いませんか?

 

どの子も誰かの特別な存在

フレンチブルドッグ,個性

Goami/Shutterstock

 

他のブヒを羨む。

 

そんな時は無意識に我が家のブヒとその子を比べてしまっているのだけれど、お利口でいいなあと思う反面、「でも可愛いのはうちの子だ」と全フレブルオーナーさんは実感していることでしょう。

 

悪戯ばかりで粗相もするけど、結局愛おしいのは我が子なんです。

 

それって、あなたにとっては愛ブヒが何者にも変え難い「特別」な存在だから。

 

出会って家族に迎えようと決めたその瞬間から、そのフレブルはあなたにとって特別だったはず。

 

あなたが彼らを選んだようで、実のところフレブルの方が「この人の特別になりたい」とあなたを選んだのかもしれませんね。

フレンチブルドッグ,個性

Serhii Yushkov/Shutterstock

 

もちろん彼らは生き物だから、個性もあれば自我もあり、こちらの思う通りにはなりません。

 

しつけを通してコントロールできる部分もあるけれど、持って生まれた性格や特性とはずっと付き合っていくことになります。

 

私たちだって楽天家もいれば心配性もいて、穏やかな人も落ち着きのない人もいる。

 

けれど、こういう部分も含めてのその人らしさ。

 

フレブルにも「その子らしさ」がちゃんとあり、そこを認め、補える部分はオーナーがサポートすることで良き相棒になれるのではないかなと思います。

 

隣の芝生が青く見えることもあるけれど、目の前の存在はあなたにとって唯一無二の特別。

 

そんな特別に出会えたことがまず、奇跡みたいなものなんです。

 

よそはよそ、うちはうち

フレンチブルドッグ,個性

katyapulka/Shutterstock

 

筆者は子どもの頃に「誰々は持っているから〜」と何かをねだろうとした時によく「よそはよそ、うちはうちです」と言われました。

 

誰かと比べて羨ましがったり嫉妬をしたりするのって、決して良い気分ではありませんよね。

 

「よそはよそ、うちはうち」という言葉、これは本当にその通りだと大人になった今は思います。

 

いくらよそのブヒがお利口に見えたって、うちの子とは違う。

 

うちの子は私にとっての特別なのだから、羨む必要なんてないのです。

フレンチブルドッグ,個性

Anastasiya Tsiasemnikava/Shutterstock

 

それに、しつけられることなら根気よくトレーニングすればこの先改善が見込めるし、性格的な部分の問題であればそれは個性の範疇。

 

その個性を理解し、愛するのもオーナーとしての役割だと思うのです。

 

よその子は確かにお利口かもしれないけれど、うちの子は特別。

 

これが今感じる「よそはよそ、うちはうち」です。

フレンチブルドッグ,個性

BlkG/shutterstock

 

フレブルオーナーに限らず愛犬家や人間の子どもを持つ人の中には、よその子と比べることで焦ったり落ち込んだりする時があるけれど、決して「交換してほしい」とは思いませんよね。

 

なぜならよその子はあなたにとっての特別ではないからで、特別だからこそ、どんな子だって愛おしいんです。

 

ね、完璧より特別であることの方が、ずっと素敵だと思いませんか?

 

おわりに

フレンチブルドッグ,個性

Gerain0812/shutterstock

 

生き物と暮らすことは、相手の性格や個性を受けいれることでもあります。

 

それがフレブルの場合だと、こちらが譲歩したりサポートすることが多いのは当たり前。

 

愛ブヒに完璧を求める人も中にはいるかもしれないけれど、彼らは一緒に人生を楽しむために迎えた家族。

 

完璧でなくとも、そこにいるだけで特別な存在なのです。

 

 

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