お金がないと、フレンチブルドッグは養えませんか?
フレンチブルドッグはとっても可愛いし面白いし、なんてったって最高の相棒になれる犬種であるとオーナーの私たちは胸を張って言えるけれど、やっぱりフレブルを養うにあたっての大きな課題のひとつにあげられるのが「お金」。
お金の話だなんてなんだか世知辛いわ〜…と思いつつも、一般的にお金がかかる犬種だとされているフレンチブルドッグを語る際にお金の話題は避けては通れませんよね。でも、なんでフレブル=お金がかかる、と言われているんだろう。そして実際にブヒを養うには、どんなものにどの位の費用が必要なのだろう。さらに、フレブル費用をスリム化できるアイデアまで、今回はフレブルのお台所事情にフォーカスします!
そもそもなんでお金がかかるって言われるのさ?

Africa Studio /shutterstock
フレンチブルドッグに限らず、犬と暮らすにはお金がかかって当たり前。
フードやおやつといった食費に各種ワクチンやフィラリア薬、病院代などの医療費、さらにはリードやカラーといった小物類と、ここまではどんな犬種であろうが必ず発生する費用です。
ならば、フレブルだって他犬種と比べてそんなに費用差はないんじゃない?トイプードルみたいに定期的にカットしなくても大丈夫だし。と思いますよね。
確かに全てのフレンチブルドッグに特別お金がかかるというわけではありません。が、上に書いた必要最低限の経費以外に、フレブルにとって必須となるのが「目に見えないものにかかるお金」です。
それは例えば光熱費やペット保険料が代表的で、夏場なら冷房は24時間フル稼働が絶対。人間にとってはまだ冷房は要らないかな?と思える気温でも、ブヒが熱中症にならないためにオーナーが寒さに耐えながら部屋を涼しく保つ、なんてのも普通のこと。
また、ブヒには生まれつきの皮膚疾患や骨の異常、目の角膜が弱いコが多いため医療費も馬鹿にならず、病院へ通う回数が他犬種と比較して多いためにペット保険に加入するのが一般的です。
その保険料は保障額や保険会社によって様々ですが、やはり通院回数の多さから50%〜90%の保障を付けているケースが中心。
なお参考までに、この記事を書いているライターの愛ブヒ(4歳)が加入している保険料は治療費用負担50%のタイプで1年間約26,000円。
エアコンは光熱費を考え、ブヒを迎える時に省エネ性能に優れたその当時最新のタイプに買い換えました。
また、フードに関してもアレルギー体質のコの場合はどのフードでもOKとはいかず、必然的に素材にこだわったフードを選ぶ必要があるので割高になる傾向にあると言えるでしょう。
確率的に「お金がかかる」ブヒが多いってこと

Mary Swift/shutterstock
今のご時世、ペット保険も夏場のエアコンフル稼働も特別なものじゃない。ワンコと暮らすならブヒ以外だってそれらのことは普通では?というお声もあるでしょう。
ただ、フレンチブルドッグが他犬種と比べ圧倒的に多いとされているのが病気です。
先天的・後天的な病気に加えデリケートな肌を持つがゆえの皮膚トラブルなど、他犬種よりもそういった病気にかかるリスクが高く、犬種別で見た場合の確率的に“お金がかかる”個体が多いのがフレンチブルドッグである、ということ。
もちろん、中にはアレルギーも先天的な病気もなく丈夫なコだってたくさんいるので、そういったブヒのオーナーさんにとってはあまりお金がかかる犬種だという認識はないかもしれません。
が、それでも病気予防のために年に1度は健康診断を受けたり、体を健やかに保つためにフードもこだわりのものを食べさせたりしている人が多く、それは(見た目とはうらはらに)繊細なブヒの身体を思ってのこと。
病気にかかりやすい犬種だからこそ、フードなどの基本経費がお高めになるのです。
これはあくまでも参考程度ですが、犬の健康診断費用は血液検査を含む簡単なコースが約10,000円、レントゲンや心電図などを含むものが約30,000円、より詳しく細部を診断する場合は約50,000円が目安で、検査項目や費用は病院によって様々。
なお、健康診断は予防医療になるために保険の適用外となることも多いので、少なくとも通常の医療費に加え、上記分くらいのプラスは覚悟しておきましょう。
ちなみに、何に対してアレルギー反応が出るのかを詳細に調べる検査も約50,000円が目安です。
さらに、ブヒといえばお洋服が似合う犬種(勝手に)No.1!冬場は寒がることもあってかお洋服の着用率も高く、気づけばついつい買ってしまうオーナーさんも多いはず。
中にはオーナーよりも衣装持ちかも?と思われるファッショニスタブヒもいて、年間の服飾費は知らず知らずのうちに膨れ上がってるというケースも。
もちろんお洋服は必須ではないものの、フレブルのファッションアイテムが充実していることもあり、お財布の紐が常時ユルユルになるのもフレブルオーナーあるあるのひとつではないでしょうか。
ブヒの家計簿スリム化アイデア

Lined Photography/shutterstock
フレンチブルドッグを家族にしようと決めた時に、きっと皆さんある程度の出費は覚悟したことかと思います。
でも、できることならばブヒに我慢させることなくかかる費用を抑えたい、その抑えた費用をさらに愛ブヒの健康やレジャーのために使いたい、と考える人は多いはず。
そのアイデアとして、まず真っ先にオススメしたいのが手作り。
例えばドッグフードなら、最近プレミアム系フードの主流となりつつあるのが「ヒューマングレード」というもの。
これは人間が食べられる食材を使っています、というものですが、私たちが近所のスーパーで買える素材で手作りすることでまさに「人間が食べられる」フードが完成するというわけ。
もちろんワンコにはNGな食材など基本的な犬の栄養について知る必要はあるけれど、書店に行けば愛犬のための手作りご飯レシピ本などがズラリと並んでいるので、そのレシピを参考にすれば簡単。
ただし、鹿肉や馬肉といったジビエ系のお肉は手に入り辛いので、ネットスーパーを活用するなどの必要があるかも。
なお、毎日手作りする時間がない場合は、まとめて作り置きして1日分ごとに小分けして冷凍しておくと便利です。
また、フードと同じく、ワンコのおやつも手作りがおすすめ。
市販されているドライフードメーカーを使えばササミジャーキーやドライフルーツが自宅で作れるので、素材から安全なものを選べる上、既製品を買うよりもお手頃です。
ドライフードメーカーは3,000円台から売っているので、コスパはかなり良いでしょう。
そして次に、医療費のスリム化については「ついでに検査もしてもらう」という方法が効果的。
例えばフィラリア薬を処方してもらう際は必ず血液採取するけれど、その時にフィラリアの陰性・陽性だけでなく他の血液検査も一緒にしたり、何らかの症状で病院へ行った際はその時にできる範囲の検査やケア(爪切りや肛門腺絞りなど)をお願いしたりと、診察や検査、ケアをまとめるべし。
この方法なら通院ごとに発生する初診料や再診料を節約できるだけでなく、ブヒにかかるストレスや負担も減らせます。
特にレントゲンやエコーなど、通常で検査するとなれば高額になるものはまとめた方がかなりお得だと言えるでしょう。
おわりに

Viva_Viktoriia/shutterstock
フレンチブルドッグのお台所事情は家庭によりけりですが、いちブヒオーナーとしては「やっぱりそこそこお金がかかる犬種だな」と。
そのお金とは主に健康や予防医療に使う費用で、もしもの大怪我や病気に備えては保険の加入以外にも愛ブヒ用の「もしも貯金」をしており、これはいくら保険に加入しているとはいえ高度医療となるとかなり高額になるため(例えばMRIやCTスキャンは各100,000円〜*体重や撮影部位による。プラス麻酔費や基本診察費などが別途必要)。
また、周囲のブヒオーナーに多いのが、夫婦2人の家庭やすでにお子さんが独立した家庭で、子供にかかる費用がない分ブヒにお金をかけられるのではないかなという気もしています。
結論として、フレンチブルドッグを養うためにお金は必要。
けれども、そこは自分のものを我慢したり賢く節約したりしてカバーすることも不可能ではなく、何より必要なのはブヒを心から大切に思う気持ち。その気持ちさえあれば、何かを我慢してブヒのために予算を回すことも苦じゃなくなりますからね♡
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