【必読】新米パパママに伝える『これ、超大事』の数々。ミドルシニアブヒかーちゃんの、様々な本音。 [特集:ミドルシニアLIFE]
筆者が愛ブヒである“大福”を迎えてはや5年。超絶甘えたでやんちゃだった彼も今や5才となり無事“ミドルシニア期”に突入したのですが、ということは私自身もフレンチブルドッグオーナー歴が5年になるということ。そこでミドルシニア期の相棒を持つかーちゃんだからこそ、パピーブヒを迎えた、あるいはこれから迎えようと思っている新米オーナーさんにお伝えできることがあるのではと考えました。そう、ズバリ“今までにやっておけば良かったこと、やっておいて良かったこと”という、実体験に基づくフレブルと暮らす上での安堵と後悔。実はいまだに「なんでパピーの頃から習慣にしておかなかったんや…」と後悔することも少なくありません。だからこそピカピカのパピーブヒと暮らすママさんやパパさんにお伝えしたい、そんなアレコレをまとめました。
日常ケアの中でも習慣づけるべきはコレ!

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ブラッシングや顔のシワのお手入れなど、フレンチブルドッグにとって毎日のケアは欠かせないもの。
我が家でも毎日のブラッシングやシワのお手入れはこまめにするのですが、正直に白状してしまうと、歯磨きだけは自信を持って「きちんとできています」とは言えませんすみません。
というのも、大福自身が心地良いと感じているであろうブラッシングやシワの隙間の拭き取りケアは喜んでさせてくれるのですが、パピーの頃から歯磨きだけはどうもお気に召さないよう。

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なだめてすかして歯ブラシを使ってみたり、歯磨きシートやジェルを駆使してはいるものの、思うように磨かせてくれないのでついこちらもお手入れがおざなりになってしまっています。
3才以上の犬の約80%が歯周病にかかっているというデータを見るにつけ「これではいかん」と改めて歯磨きの重要性を肝に銘じるのですが、パピーの頃からしっかり習慣づけておけなかったせいでいまだ歯磨きの時は四苦八苦。
奥歯の根元まで磨きたくとも体をグネらせて腕を振りほどき、そそくさとテーブルの下へと逃げ込んでしまう始末。

Marina Kadyrova/shutterstock
もし歯周病が悪化すると呼吸器感染症や心臓、腎臓にも悪影響をもたらすことがあるため、これは今からでも改善せねばと思っているのですが、やはりパピーの頃から、毎晩できれば歯ブラシを使って歯磨きをする癖をつけておけばどれほど良かっただろうと後悔しきり。
最近は麻酔なしで歯石除去をしてくれる動物病院も増えたけれど、それでも日々のケアに勝るものはありません。
これは自分への戒めとしても言えるのだけれど、相棒が苦手なお手入れは小さな頃から習慣づけることがとっても大事ですよ~。
おすわり、待て、を徹底させるべきだった。

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犬のしつけでまず誰もが思い浮かべるのは「お手、おすわり、待て、伏せ」ではないでしょうか。
そもそもお手っているかしら? なんて思いつつもこの基本動作はなんとなくしつけていた我が家。
ご飯の前にはおすわりをさせて待てをさせるというローテーションも知らず知らずのうちにやっていました。
が、ご飯やおやつをあげる際にこれらのしつけを行なったためか、人に対してのおすわり&待てがあやしい大福。

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そんな彼は散歩中に可愛がってくれる知人を見つけると大喜びで駆け寄るのですが、その時に思い余って飛びついてしまうことが多々あります。
もちろんリードを離すことはないにせよ、相手が年配の方や小さな子どもの場合はその衝撃で転ばせたらどうしようと冷や汗がドバッ。
慌ててリードをぐっと引きますが、そんな時に「おすわり、待て」のひと言で落ち着いてくれたらどれほど安心かと思うのです。

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フレンチブルドッグはたとえ体が小さくともそのパワーはかなりのもの。
トン(むしろドッスン)と前足でタッチするのが大人の太ももの高さということもあり、足腰が弱いご老人ならば後ろに転んでも不思議じゃない…。
これもまた、早くからもっと丁寧にしつけておくべきだったと後悔することのひとつに入ります。
やっておいて良かったのは室内トイレと病院慣れ。

Lined Photo/shutterstock
フレンチブルドッグについての記事を書いている割にどうも後悔が多い我が家のしつけ事情ですが、もちろんこれはやっておいて本当に良かったと、まさに自分で自分を褒めたい…なんて思うこともたくさんあります。
まず、室内トイレシートでの排泄。中にはパピーの頃はトイレシートでしていたのに、お散歩に出て外で排泄するようになると室内ではしなくなったというケースもあるそうですが、室内トイレの習慣は絶対につけておくのがベスト。
外でしかしない癖がついてしまうと散歩時間まで排泄を我慢させることになり、特にミドルシニア期以降は排泄を我慢することで腎臓病や膀胱炎の発症リスクが高まります。

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さらに、大雨や台風、猛暑といったお散歩に適さない日でも怪我や熱中症のリスクを冒して排泄のために散歩に出なければならず、仮にオーナーが風邪でダウンしようとも体を引きずりながら散歩にすることも‥。
また、シニア期になって足腰が思うように動かなくなった時のことを考えれば、家の中に設置されたトイレシートで排泄できるかどうかは相棒のQOLの向上に大きく関わってきますよね。
そしてもうひとつ良かったことは、動物病院に慣れていること。これは意識して病院に通っていたわけではないものの、フレブルのパピー期というのはとにかくデリケート。

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ゆえに些細なことでも病院へ連れて行き、普段から頻繁に行く場所として認識したためか自然と待合室でも落ち着いて待てるようになっていました。
お薬やフードだけを受け取りに行く場合は人間だけで行く人も多いけれど、こうしたなんでもない時にこそ愛犬を病院にともない、「ここに来ても嫌なことをされない時もある」と覚えさせるのもポイントです。

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フレンチブルドッグと暮らす以上、歳を重ねるほどに病院にお世話になる機会はどうしても増えがち。だからこそ小さなうちから獣医さんの白衣や動物病院の匂い、雰囲気に慣れておくと、ミドルシニア期以降、病院にかかりがちになった時も安心です。
筋肉づくりを意識したお散歩

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しつけ以外の部分で個人的にやっておいて良かったといえば “体づくり”について。
体づくりについては愛ブヒがミドルシニア期になってからより感じるのですが、フレブルは先天的に骨や股関節などに異常があるコが多いため、将来的にヘルニアを発症したり足腰を痛めるケースがとにかく多いもの。
それを予防するためには、やはりパピー期からいかに適度な運動を習慣づけるかが大きく関わってきます。そのためにまず意識したのが、日常的にしっかり歩いて筋力をつけること。

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我が家も犬のイベントなど人混みに出かける際にはペットカートを使いますが、逆にそれ以外の時にペットカートは全く使いません。
レジェンドと呼ばれる元気なご長寿ブヒにお話を聞いても、年齢を重ねても自分の足で歩くコは日頃からしっかり歩いていることが多く、人間同様に加齢による筋力低下を日頃の運動でカバーすることの大切さを強く感じます。もともと大福はお散歩が大好き。
ボクどこまでも歩くで~というタイプなので、朝晩それぞれ1時間はしっかりテクテク。
週末は芝生の上を駆け回れるドッグランなどへ行き、自分のペースで走ったり休んだりができる運動をさせるなど、メリハリをつけた散歩を意図的に取り入れています。

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また、手作りフードにはタンパク質だけでなくDHAやEPAが豊富に含まれるマグロのアラをたっぷり入れるなど、普段のご飯にもひと工夫。食事と運動はミドルシニア期以降の健康を大きく左右するので、パピーの頃から愛ブヒに適したバランスを心がけてあげてくださいね。
まとめ

Amornpant Kookaki/shutterstock
フレンチブルドッグとの暮らしが長くなると、ああしていれば良かった、もっと小さな頃から習慣にしておけば良かったと思うアレコレが本当にたくさん出てきます。
それらの中には相棒であるブヒの今後の健康を左右しかねないことも少なくないため、ミドルシニア期の今からでも遅くないと日々奮闘する毎日。
ただ、やっぱり早いうちの方が何事も習慣づけやすいのは事実。だからどうか、多くのブヒオーナーさんが後々後悔することが少ないフレンチブルドッグライフを送ってくれることを願います。
文/横田愛子
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