健康維持に欠かせない快眠。 改めて、フレンチブルドッグの“快適な眠り”について考える
連日雨が降り続いた長い梅雨が明けたと思ったら突然の猛暑日の連続で、いきなりやって来た真夏に体がついていかず早くも夏バテになっていませんか。特に暑さに弱い犬種の代表的存在である我らがフレンチブルドッグにとって、気温の高い夏場は苦手な季節。人間でも夏バテの予防に必須なのが快食と快眠だけれど、疲れた体と脳をゆっくりと休める為の睡眠はフレブルの健康維持にとっても欠かせません。そこで今回は「眠り」に注目し、どうすれば愛ブヒが質の良い眠りを手に入れられるのかをとことん探ってみました。
ブヒにとって快適な寝床を確保。
ペット用ベッドは数あれども、バリエーションがありすぎてどんなタイプを選べば良いのかさっぱり。
結局デザイン重視で買ったものの相棒が気に入っているかどうかはよくわからないなんてこと、結構ありますよね。
どんなデザインであれペットベッドを選ぶ際のポイントは、
・愛ブヒの体のサイズに合っているか
・季節に応じた素材のものを使い分けられているか
の2点です。
私たち人間も夏と冬では寝具を買えるように、体感温度に敏感なフレンチブルドッグにとって寝具の快適さは我々の想像以上に重要な事項。
例えば私たちが手足を存分に伸ばして眠れるベッドを選ぶように、そして熱帯夜は羽毛布団ではなくタオルケットをチョイスするように、彼らにも季節や体格に応じた寝具が必要不可欠。
そもそも眠りというのは脳と体を休め、疲れた心身をリセットするための大切な儀式。
これって、健康を維持するには必要不可欠なことなんです。
だからこそ、今一度愛ブヒの寝具が果たして彼らの「休養」に役立っているか見直す必要があるのではないでしょうか。
犬の睡眠時間は人間より多いのが普通。
人によって満足いく睡眠時間は個人差があるけれど、平均約7時間、もし毎日8時間しっかり眠ることができたなら理想的だと思う人、結構いるように感じます。
ちなみに成犬の平均睡眠間は10~12時間で、彼らワンコ族は私たちより多くの睡眠を必要とするってこと、ご存知でしょうか。
もっと言えば、理想的な成犬の睡眠時間は12~15時間と言われていて、この数字は実に1日の半分を寝て過ごす計算になります。
ではどうしてこれほどの睡眠が必要なのかを紐解けば、その理由は起きている時間の活動を支えるエネルギーを蓄える必要があるからに他なりません。
確かに彼らフレブルの様子を見ていると、起きているときは何事にも全力投球で、常にオーナーの動向を意識して(もしくはストーキングして)気が休まる暇はなさそう…。
その集中力を支えるのが睡眠であり、睡眠不足に陥るとストレスが蓄積するだけでなく、寿命に大きく関係すると言われているのです。
睡眠が十分に取れないと心身のバランスを崩して体調を壊す、これって、人もフレブルも共通なのです。
快適な眠りが長寿への近道。
さてさて、フレンチブルドッグをはじめワンコにとってどれほど睡眠が重要な役割を果たすのかはご理解いただけたのではないかなと思うのですが、ここで再び、いざ彼らの睡眠を妨げない工夫をしていますか? という疑問が湧いてきます。
本当に愛ブヒは心地よく眠れているのかしら、どうすれば睡眠の質を上げられるのかしらと思った時にチェックすべきは、まず環境。
フレブルが本気で眠る時、まず周囲から少し隔絶された場所であること。
次に、あまりふかふかだと安定性を欠いで落ち着かなくなる犬の特性を理解し、そこそこ硬さのあるベッドを選ぶこと。
最後に、音や振動に敏感な彼らのために床に寝床を直置きせず、少し高さのある場所やケージの中にベッドを設置しいているかどうかを確認してください。
なお、ヘリが高くなってるヘッドレスト付きのペットベッドをよく見かけますが、これはぜひ推奨したい機能のひとつ。
ちなみに人間の頭の重さは体重のおよそ10%と言われており、体重が50kgの人の場合頭の重さは約5kg。犬の体格上、頭が体の割合より大きくなるフレブルはきっとそれ以上です。
そのため重たい頭をゆったりもたせかけられるヘッドレスト付きが彼らには心地よいはず。
そして最後に、寝床は家族が常に集まる場所へ置くこと。
フレブルはもちろんのこと、多くの犬は集団での生活が本能に刻まれているため周囲に家族の気配を感じることで安らぎを覚えます。
だから眠る時もなんとなくみんなの気配が感じられる場所こそ、彼らが心から落ち着けるスポットと言えるのです。
まとめ
フレブルと睡眠。そして睡眠と健康の相互作用。
これって実は、フレンチブルドッグに限らず全ての生き物に当てはまる公式なのかも。
私たちも睡眠が不足しているとイライラしたり集中力を欠くことが多々ありますが、同じく動物である彼らも同じ。
だからこそ改めて睡眠を見直し、寝苦しい季節も彼らが心地よく眠れる工夫をすること。
これはきっと、彼らの健康寿命を延ばす一因になるかと思うのです。
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