この言葉は愛犬に言わないで!いつも笑顔が見たいから。
フレブルたちの命、それは私たち人間と比べるととても短いもの。一生を早足で駆け抜けるようにすら思えるからこそ、筆者は愛ブヒに対して言わないでおこうと決めている言葉があります。それは、「今度」。この言葉は日頃かなり言いがちなワードだし、人間同士の会話ならば日常的に使うもの。でもね、今この瞬間を目一杯生きる彼らフレブルにとっては、なんとなく不向きなんじゃないかなと思うのです。
今度っていったいいつ来るのだろう

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フレブルと日々接する中で、当たり前のように愛ブヒに話しかける。
これはブヒのみならず様々なペットオーナーさんが毎日していることでしょう。
筆者もかなり頻繁に、それも人間相手に話すのと同様に「会話」をしています。
可愛いだとか好きだよ、といった愛情を伝える言葉以外でもっともよく使うのが「待って」のひと言。

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例えばご飯を待ちかねてキッチンでソワソワしている時や、散歩の時間を察し玄関先で急かす様子を見せる時。
そんなシーンでつい口からこぼれる「待って」。
実はこの言葉、以前は「あとで」と言っていたのを途中から言い換えたものなんです。
それは、フレブルにとって「あとで」はどのくらい先なのかが分かりにくいし、「今度」にいたっては、それが叶う日は本当に来るのだろうかと思ったから。

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もちろん、ご飯や散歩をの時間を少し先延ばしにするくらいの「あとで」なら、数分か数十分待ってくれたら叶えてあげられる。
けれども仮に、もっと先の約束をする「今度」の場合、それが半年後や1年先の話なら、それまで愛ブヒが元気でいてくれる保証なんてどこにもないことに不意に気付いたのです。
この感覚はパピーやまだ若いフレブルと暮らしている人にとって、なかなかピンとはこないかもしれませんね。
けれど彼らはずっと今日のように元気でいてくれるわけじゃない。
この元気がずっと未来まで続くことを願うけれど、それは誰にもわからないことなんです。
だから先延ばしにしない

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ある日を境に「今度」という言葉を愛ブヒに言わなくなったこと。
正直なところフレブル自身は、「今度」や「あとで」が「待って」に言い換えられたところで何ひとつ気にしてはいないかもしれません。
だけど、例えば散歩に行こうと外に出たら雨が降り出し散歩を断念せざるを得なくなった時なんかには、あからさまにガッカリと残念そうな表情をします。

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これはきっと、散歩に行くという愛ブヒにとっての楽しみであり、かつ筆者と結んだ毎日の約束事が叶わなかったから。
雨だもん、仕方ないよと言い訳をしてみるものの、自分の中に残るモヤッとした罪悪感。
この子たちの長くはない一生の中で、なるべく残念だとか悲しいだとかの気持ちを味わわせたくない。
そう思って以来、こと愛ブヒに関することは先延ばしにしないようにしています。
殊更それがお散歩やお出かけといった愛ブヒの好きなことに関しては、行くぞ、と決めたらすぐ動くようにする。

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なにしろフレブルたちは今を目一杯生きる生き物なので、愛する彼らと一緒に過ごせる間は、今この瞬間にブヒが感じているであろう喜びや胸の高鳴りを共有していたいのです。
それに、犬は人間の5〜6倍のスピードで年を取ると言われますよね。
だから人間にとっての1時間は犬時間で約5時間に相当します。
私たちが気軽に口にする「あとで」が例え1時間後を指していたとしても、彼らにとっては5時間待たされているようなもの。
ね、だから先延ばしにするってことは、ブヒたち犬にとってはとても我慢のいることなんです。
年を重ねるごとにその思いはより強く

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私事で恐縮ですが、先日愛ブヒが手術をしました。
その時、“今度なんていつ来るのかわからない”と改めて思ったのです。
もしかしたら今度の約束が叶う日はもうこないかもしれない。
その感覚は愛ブヒの手術や闘病を経験した人ならわかるはず。
フレブルも年齢を重ねるとともに、健康上不都合なことが起こりやすくなります。
それに加え、加齢による変化で思うように動き回ったり遊びに行くことが難しくなることだってあるでしょう。
もし愛ブヒがそうなった時に叶えられなかった約束があるのは、オーナーにとっても辛いこと。

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だから今一緒にできることは、今する。
人間の世界では楽しみは先にとっておくなんて考え方の人もいるけれど、フレブルたちにその考えは通用しません。
今・この瞬間。
それを目一杯大好きなオーナーさんと楽しむことこそが、彼らにとっては最高の喜びであり幸福だと思うのです。
おわりに

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あなたは、いつの日か愛ブヒと交わした「今度」の約束を叶えられてますか?
もちろん未来の計画を立てるのは楽しいけれど、散歩やスキンシップといった日々の楽しみを先延ばしにするのはそれとは別物。
人によってはつい「後で」と先延ばしにするクセがあったりもするけれど、愛ブヒと並んで過ごせる間は決して長くはないんです。
だからどうか、今この時をまあるい相棒と存分に楽しんでくださいね。
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