5歳以降のフレブルが元気でいるために必要なこと。[特集:ミドルシニアLIFE]
ルーティンが好きなフレブル含むわんこたち。いつもの時間にいつもと同じような行動をすることを好む傾向にある彼らだけれど、一方で好奇心を刺激するような体験にも心躍らせてくれます。フレブルもミドルシニア世代ともなれば経験値も上がり、日々のルーティンサイクルがしっかりと出来上がってくる頃。しかしそのかわりに「初めての体験・経験」に出会う機会が減るのも事実。けれど適度な刺激や新鮮な経験は、“ココロの若さ“を保つためには不可欠なんです。
若々しさをキープする秘訣とは
年齢を重ねても好奇心旺盛で果敢に新しいことにチャレンジしている人って、側から見ていてもすごく若々しいですよね。
お稽古ごとだったり仕事のチャレンジだったりとその方向性は多種多様だけれど、いつまでも他者や社会と関わり続けるのは紛れもなく若さを保つ秘訣。
フレブルたちも同じく、慣れ親しんだルーティンの中に時々イレギュラーな体験を組み込むことで、好奇心を刺激し若さをキープしてくれるのです。
こういった日常の刺激の話でよく耳にするのは、愛ブヒに弟や妹ブヒを迎えること。
兄弟となるブヒの登場に母性や父性が刺激されたり、はたまたライバル心が働くのか、急激に若さを取り戻したよ、というエピソードは筆者も過去に何度も聞き、その都度多頭飼いに憧れました。
ただしフレブルの多頭飼いはどのお家でも取り入れられるアイデアではないし、ブヒ同士の相性の問題もあるので難易度でいうと相当高めですよね。
けれども少し周囲を見渡せば、もっと身近にできる初めての体験って意外とたくさんあることに気づくはず。
普段のお散歩のコースや移動手段、他の犬との触れ合いや新たな人との出会いなど、いつもの日常に少しの変化や彩りを与えることでブヒたちの好奇心を満たしてあげることができるんです。
ミドルシニアからの初めてデビューその1
お散歩コースで出会う人や犬も、ある程度時間が決まっていると大抵は慣れ親しんだメンバーに偏りがち。
けれど少し散歩時間をずらしてみれば、ご近所にもかかわらず初めましてのわんこが多いことに驚くはず。
筆者は夏と冬で散歩時間を大幅に変えるのですが、まさかご近所にこんなに色々な犬種がいたなんてと思うほどに出会う面々が変わります。
愛ブヒも「おや、初めましてですなあ」みたいな表情で興味津々にご挨拶をしているし、なかなかに新鮮さを感じている様子。
同様に散歩コースに変化をつけるのもおすすめで、少し遠出して行ったことのない公園に行くのも好奇心を掻き立てる手軽な方法です。
初めての場所を不安に感じるブヒもいるだろうけれど、そこは信頼のおけるオーナーさんと一緒だから心強いはず。
初めて嗅ぐ匂いや踏みしめる土の感覚など、屋外にいることで五感が刺激されるため、自然と脳が活性化されるのです。
また、少し視点を変えて移動手段を自転車にするのも素敵なアイデア。
自転車だと暑い季節は熱を吸収しやすいアスファルトの上を歩かせずに済むし、行動範囲は多少限られるけれど車よりもずっと手軽でしかもエコ。
今は「ペット乗せ自転車」などで検索すればペットを安全に乗せることをコンセプトに作られた自転車も多数ヒットするし、その多くがデザイン性も高いものばかり。
自転車に乗ってスイスイーっと風を感じながら移動する経験は、フレブルにとってもかなり心躍る体験となるでしょう。
ミドルシニアからの初めてデビューその2
散歩はご近所、基本は家族とばかり接しているフレブルは退屈しがち。
日常にあまりにも変化がないとつまらないので寝てばかり、ということも多々あります。
元々犬は群れで生活してきた動物なので社会性のある生き物。
時には初めましての人や犬と過ごすことも若々しさのキープには必須なんです。
例えば同じくドッグオーナーの友人と、互いに犬連れで外出するのはいかがでしょう。
人間同士が良い関係だと犬はそれを察知するので、犬同士も緊張を解きリラックスできるそう。
今まで他の犬とあまり接していない子の場合は、いきなりドッグランなどで多くの犬の中に入れるより、まずはオーナーの気心の知れた犬友とのふれあいから始めてみて。
また、今まではドッグイベントに参加したことがないフレブルにとっては、イベントデビューはかなり良い刺激に。
おりしもこの秋にはフレンチブルドッグライブ2023も開催され、ここなら集まるわんこもフレブル中心。
たくさんの仲間たちと出会えるだけでなく、季節の変化や自然の香りを思う存分に体感できる富士山麓での開催とロケーションも抜群です。
こうして日常とは違う環境に身を置いたり新しい経験を積み重ねることで、目指すはいつまでも若々しく老けないフレブル。
体は老いるけれど心はいつまでだって成長期。新たな経験をすることで、フレブルの好奇心の火は燃え続けるのです。
おわりに
いつもの毎日の中で手軽にできる新鮮な体験から少し遠出をして楽しむ経験まで、愛ブヒの好奇心を刺激する方法はたくさんあるはず。
新しい何かに踏み出す瞬間、私たちは少し緊張し、でもそれ以上に胸が高鳴るのと同じように、フレブルたちも目を輝かせながら楽しんでくれるでしょう。
ミドルシニアなんてまだまだひよっこ、これからも数多くの体験をオーナーさんと一緒に味わってくださいね。
文/横田愛子
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