飼い主なら絶対やって!愛犬を守る台風の停電対策
うだるような暑さの日、ザッと夕立でも降ってくれたら少しは涼しくなるのになんて思うのは、きっと筆者が昭和生まれだからかもしれません。ここ数年の夏の雨といえばゲリラ雷雨が基本ゆえに、ひと昔前の強い夕立の後は道路が冷えて気温も下がる、なんて情緒あるものではなくなりました。最近も日本各地で激しいゲリラ雷雨が発生していますが、何が怖いって停電です。この暑さの中エアコンが使えないとなれば、フレブルたちの命に関わってきますからね。そのため、エアコンが必須な時期はもしもの停電への備えが必須なのです。
停電はいつ誰の身にも起こり得ること
つい先日も東京都内で一時ゲリラ雷雨による停電がありニュースになっていましたが、台風や雷が頻発する夏の時期、停電はいつどこで起きても不思議ではない事象です。
この時期のフレブルオーナーといえば、自分が在宅していてもいなくても愛ブヒのためにエアコンは常に稼働させているのがお約束。
その際は冷気が逃げないように部屋の窓は閉め切っているだろうから、仮にエアコンが停止したらじわじわと室温が上昇し、風も流れないためにまるで息苦しいサウナのような空間になるのは想像に難くありません。
そんな中で愛ブヒが過ごしていると考えただけで冷や汗がドバッと噴き出しますよね。
在宅中なら応急ケアとしてアイスノンなどで対策できるけれど、もし外出中だったら…。
時間や場所によってはすぐに帰宅することも叶わず、停電ともなると電気機器のリモート操作やペット見守りカメラも役に立ちません。
そういうことが起こりえないとは言い切れないため、やはりもしものことを考え備えておくに越したことはないのです。
アプリを活用しつつクールアイテムを常備
フレブルオーナーさんは夏の時期、ケーキなどについている保冷剤をクールネック用にと冷凍庫にストックしている人が多いかと思います。
保冷剤は停電でエアコンが使えない時はすぐに使えるひんやりアイテムとして本当に役立つので、場所は取ってしまうけれど普段から多めにストックしておくべし。
さらに大容量のクーラーボックスも必須で、停電になったらまずクーラーボックスに保冷剤を丸ごと移し、溶けないよう開閉は最小限にとどめつつ活用してください。
ちなみにクーラーボックス自体を日の当たる場所に保管していて使う際に本体が温まっていると保冷力が落ちるので、普段からクーラーボックスは涼しい場所に保管しておくのも鉄則。
そして現在の停電の状況を知るためにスマホに入れておきたいのが、各エリアの電力会社が無料配布している停電情報アプリです。
各電力会社がカバーしているエリア全域の停電情報がリアルタイムで確認できるほか、登録地域で停電が発生すると通知が来たり、復旧状況や復旧見込み時間がわかる仕組み。
これだと外出先で自宅付近に停電が起きても気づくことができるので、すぐに対策を取るために行動できます。
また、基本的なことだけどスマホを常に充電しておくことや充電済のモバイルバッテリーを用意しておくことも大切。
集合住宅では水を汲み上げるポンプが電動で稼働するタイプになっている場合もあるので、愛ブヒと人間用の飲み水を普段からストックするのをお忘れなく。
なお、ミネラル成分が豊富なミネラルウォーターは特に尿結石などの問題を抱えるフレブルには良くないため、ペット用としてペットボトルで売られているお水を買い置きしておくのをお勧めします。
ご近所の犬友を頼ることも考えて
どうやら自宅一帯が停電しているらしいと気づいた時、すぐに帰宅できないということも当然ありえます。
そんな時に頼れる人がいるかどうかで愛ブヒの状況も大きく変わるため、いざという時に助け合える人間関係はとても大事。
近所だと同様に停電していたとしても、クールダウンのためのケアをお願いできるし、一時的に預かってもらえるので安心です。
ただ鍵を預ける関係になるという点で躊躇するかもしれませんが、例えば夏の台風シーズンだけお互いに相手の鍵を預け合うなどのルールを決め、普段から互いに犬連れで家を行き来するような信頼できる友人にお願いするのが得策です。
自宅にいる場合は停電していない友人の家に愛ブヒ連れで避難させてもらうか、時間帯にもよるけれどドッグカフェなどで過ごすこともできます。
突然の停電はパニックになりがちだけど、まずは落ち着いてどのくらいで復旧しそうかを判断し、冷静に自分と愛ブヒの命を守る行動をとってくださいね。
停電時に自宅で復旧を待つ場合、窓を開けて風を通し、濡れたバスタオルなどでブヒの体を包んで首や足の付け根を重点的に冷やしてあげて。
また、アウトドア用のポータブルバッテリーならホームセンターなどでも購入できるので、普段から停電に備え1台持っておくと便利ですよ。
おわりに
台風や地震などで起きる停電と異なり、局地的なゲリラ雷雨で発生する停電は比較的復旧までの時間は短い傾向に。
ただ、それでも夏の高気温の中の数時間はブヒにとって命懸けなので、日頃からもしもの停電に備えて準備しておくことが何より肝心なのです。
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