2023年9月3日2,779 View

ぼくらフレブルが幸せを感じるのは、こういう時間なのだ。

取材でさまざまなフレブルオーナーファミリーのお話を伺っていると、当たり前だけれど、どのおうちもみんな違っていて、その家ごとの愛し方とフレブルライフがあることに気づきます。これが正しいフレブルライフ、だなんて正解はなく、みんな違ってみんな良い。それはそこの家のブヒの表情を見ればひと目でわかること。だってね、みんな幸せこの上ないって顔をしているんだもの。

出会いはさまざま、悩みも色々

フレンチブルドッグ,幸福,家族

tigercat_lpg/shutterstock

 

たまたま覗いたペットショップで一目惚れしたり、ネットで存在を知り遠方のブリーダーさんの元まで遠征したり、トライアルを経て里親として愛ブヒと出会ったというオーナーさんもいます。

 

みんな出会いはそれぞれ異なるけれど、「出会うべくしてこの子と出会ったように思うんです」とお話ししてくださる方ばかり。

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もちろん、フレブルだってみんな違った個性を持つ生き物だから、おっとりさんからやんちゃタイプまで千差万別。

 

至極当然のことながら、家族の一員として迎えられたその日からお利口にできる子なんて基本いません。

 

だけど根気よく教えれば、いつかはちゃんと覚えてくれる。

 

それは先輩ブヒオーナーさんたちがちゃんと証明してくれていますよね。

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こういったお迎え当初のお悩みで多いのは、やはり留守番トレーニング。

 

お話を伺ったなかには、もはや笑うしかない、というくらい留守番中に愛ブヒにしてやられた経験を持つご家族もいました。

 

ちなみにそのお家では、ソファーにおしっこ机上にうんち、仕上げはカーテンに勢いよく飛びついてレールごと落下させるというもの。

 

うんうん、とんでもないインパクトですよね。

 

それでもやっぱり、可愛いのです。

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samoila ionut/shutterstock

 

今時は夫婦共働き世帯が多いため、フレブルを迎えるにあたり留守番時間の長さが心配だったという声もよく耳にしますが、理想だけを言えば留守番がないに越したことはないのだろうけれど、フレブル自身が家族の生活パターンを理解することで徐々に留守番にも慣れるもの。

 

これには一緒にいる時間の向き合い方が鍵のようです。

 

一緒に過ごせる時間にどれだけ愛を注ぐか

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あなたは1日のうちどのくらいの時間を愛ブヒのために使っているでしょうか。

 

在宅勤務でほぼ丸一日ブヒと一緒という人もいれば、平日の昼間に留守番をさせる分、週末は全部フレブルとの時間に充てる人もいるでしょう。

 

大事なのは、一緒に過ごせる時間に思い切り愛を注ぎ、それを伝えること。

 

「うちのご主人は忙しいけれど、それでも思い切り愛されてるのは分かってる」こうブヒが思ってくれれば、その子は愛されているという自信に満ちた幸福そうなお顔になっているはず。

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Happy Moments/shutterstock

 

最近は保護犬を迎えるフレブルオーナーさんも増えていますが、とりわけ表情に変化が感じられるのがこの子たちです。

 

彼や彼女がどんな過去を過ごしてきたのかは詳しくわからなくとも、“ずっとのおうち“と愛情をたっぷりくれる家族に出会ったブヒたちは、最初はこわばっていた表情がどんどんと柔らかくなり、優しく穏やかな眼差しへと変わってきます。

 

あまり感情を表に出さなかった子が甘えるようになり、自己主張をするようになり、時には大きな笑顔を見せてくれる。

 

こんな変化をもたらすのも、オーナーさんが一緒に過ごす時間にしっかりとフレブルに向き合い、愛を伝えているからこそ。

 

だから彼らの顔を見れば、どれだけ愛され可愛がられているかが他人の目からも一目瞭然なんですよね。

 

ブヒの数だけ幸せもある

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その子が愛されているかどうかは表情を見ればすぐにわかる。

 

これって、裏を返せば愛されていない場合もすぐに見抜かれるってこと。

 

筆者が取材を通してお話を伺うブヒはどの子も愛情豊かな家族に恵まれている子ばかりなので、悲しい顔をした子はいません。

 

それでも、多くのオーナーさんは「まだもっとこの子にしてあげられること」を考え、「我が家では不十分じゃないのか」なんて悩んだりもしています。

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けれど仮に理想があったとしても、それが正解かどうかはわからない。

 

自分でできる目一杯で、とことん愛し可愛がり、お世話をする。

 

その方法は家庭によって異なって当たり前なので、みんなそれぞれに「我が家流の幸福の定義」を持っているのだと思うのです。

 

時には他のフレブルオーナーさんの話を見聞きし、自分と比べて羨ましくなったり愛ブヒに対して申し訳なく感じることもあるかもしれません。

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でも隣の芝生が青く見えるのは仕方のないこと。

 

それよりも目の前のまあるい存在に向き合い、ちゃんと大好きだよと言葉と行動で伝えてあげて。

 

それが幸せの根っことなり、変わらず愛を注ぎ続けることで枝が伸び葉が茂り、綺麗な花が咲くのです。

 

これが生涯を通して生き物を愛し、名実共に家族の一員となるってことなんじゃないかな。

 

おわりに

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癒されたり笑わせてくれたり、時には予想を遥かに超えた悪戯で白目になりそうなこともあるけれど、まあるくて毛深い彼らが今日も変わらずそばにいてくれる。

 

これに勝る幸福って他にありません。

 

一緒にいるだけでこれだけ私たちを幸せにしてくれるフレブルだもの。

 

フレンチブルドッグライフをよりハッピーにするコツは、どんなことも前向きに楽しむこと。これに尽きるような気もします。

 

 

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フレブルが「本当の家族になった」と感じた瞬間

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