あなたの家は安全?犬にとって危険なインテリアとは
フレブルオーナーさんにはおしゃれな方が多い。これに異論がある人はいないと思います。ブヒ好きの欲目としては、そもそもフレブルそのものがなんだか個性的でおしゃれなイメージのある犬種だと思うのですが、そんな彼らを相棒に選ぶ人々もやはり個性的。その個性はファッションはもちろん、インテリアなどの住まいにもしっかり反映されていて、SNSでフレブルの背後に映り込むインテリアに視線が釘付けになることも。しかし先日同じくフレブル好きの友人と話していて気づいたことがあります。「もしかしたらさ、危ないインテリアってあるかもね」と。
素敵だけれど危険かもしれないもの
「おや、アレなんだろう??」。
好奇心旺盛なフレブルが気になる何かを見つけたら、まずはぺちゃんこの鼻を近づけて匂いをスンスン、次に前足でちょいちょいと触れてみて、最後は口に入れてしまう。
これはフレブルはじめ多くの犬たちの基本行動ですが、オーナーさんたちはそれを理解しているので基本的にブヒが届く範囲には細々としたものを置かないようにしているかと思います。
各種リモコンやメガネなどを破壊され、それらの置き場を見直したなんて経験を持つ人もきっといるでしょう。
犬と赤子のいる家では床置きNGというのはもはや定説ですが、意外と盲点なのがラグやカーテン、クッションカバーに付いているタッセルやボタンなど。
タッセルは糸などを束ねて房状にした飾りで、ファブリック類のアクセントになることからタッセルが付属したデザインの布製品って多いんですよね。
確かに可愛いし素敵なんだけれど、遊びたい盛りのブヒにとってはおもちゃに見える可能性も。
よくパーカーの紐に狙いを定めて齧って引っ張るフレブルがいますが、ブヒにとってはタッセルやボタンもきっと同じ感覚。
誤飲してしまうとうまく排泄されなければ開腹手術になるため、日常的にフレブルが乗ったり使用するソファーやベッド、クッションなどには付属品がついているものはなるべく避けるのが正解です。
カーテンの留め具にもタッセルがあしらわれていることが多いですが、この場合もフレブルが立ち上がっても届かない位置で留めるなど、ちょっとした工夫が必要です。
その観葉植物、大丈夫?
素敵なインテリアを実践している人のお宅に大体あるもの。
それは観葉植物です。
筆者調べでは100%と言ってよいほどおしゃれなインテリアのお部屋にはグリーンがあるのですが、中にはインテリアグリーンのど定番ながらも犬にとっては危険な植物もあるってご存じでしたか?
実は観葉植物としての人気が高いアイビーやポトスは犬にとってはデンジャラス。
ともに犬に対して有害な成分を含んでいるため、うっかり食べてしまうと嘔吐や下痢、目や口の痛み、喉の腫れからくる呼吸困難を引き起こします。
なおポトスはサトイモ科の植物ですが、サトイモ科の植物には茎や葉に有害成分が多く含まれており、ポトスと同様にモンステラもサトイモ科。
インテリアに取り入れる場合は天井から吊り下げたり届かない場所に置くなどしてくださいね。
なお、チューリップやヒヤシンスなどのユリ科の植物には強い毒性があり、重篤な場合は死に至ることも。
花や茎だけでなく、それらを活けているお水を飲むことにも注意が必要です。
花瓶は基本フレブルの届く範囲には置かないだろうけれど、猫もいるお家の場合は猫が花瓶を倒したり落とすこともあるため、なるべくユリ科の花は避け、無害な花を選ぶようにしたいですね。
ちなみにお庭などによく植えられているアロエですが、人間にとっては体に良いイメージがあるものの、犬に対しては毒性のある成分が含まれています。
庭や部屋に何かしらの植物を取り入れる際には、まず犬に対しての毒性の有無を調べてからが安心ですよ。
もしもの時のことも考えた部屋作りを
インテリアがおしゃれな人の部屋って、ものが少なかろうと多かろうと飾り方がまず素敵なんですよね。
小物や植物を標本瓶に入れてみたりと、まるで美術館や博物館を思わせる装飾センスに憧れます。
ただ、もし地震が来たら大丈夫かしらと心配になることも。
例えば高所に置いたり吊り下げていたガラス製品や陶器が落下したり、壁に立てかけてあるだけの大きな絵画が倒れるなんてことを想像してしまいます。
それを言い出したらキリがないけれど、もしオーナーさんの留守中に大きな地震が起きた場合、なるべく愛ブヒを危険な状況に晒したくないのはきっと誰しも同じ。
ペットと暮らす家のインテリアというのは、そういう「もしも」の時のことを想定しておくことも大事なんです。
なお、自身はすっかり成長して家具や物を齧ったり悪戯をすることがない愛ブヒと暮らしていても、時には家族や友人が犬連れで遊びにくることもあるでしょう。
我が子は大丈夫でもよその子が危険な物を齧らないとは限らないので、なるべく犬にとっての危険物は避けることが事故の回避につながりますよ。
おわりに
筆者と同じタイミングで愛ブヒを見送った友人との会話の中で、再びフレブルパピーを迎えたら物の置き場に気をつけないとね、という話題になりました。
落ち着きのあるブヒや人間だけでの暮らしだと意識せずに置いている物でも、パピーややんちゃ系ブヒには危険なことも多々ある。
それをカバーしつつ素敵なお部屋で暮らせたならと、散らかりまくった部屋でぼんやり思うのでした。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【愛ブヒの旅立ちを語る】BUHI編集長小西・FBL編集長チカ・代表ケンタ【鼎談(ていだん)】前編
愛ブヒの旅立ちはとても悲しいけれど、かならず迎えることになる現実です。けれども、その死はたくさんのことを教えてくれます。
わたしたちがそれを受け入れるのならば、あの子の存在はもっと強くなる。
愛ブヒを亡くした三人(BUHI編集長小西秀司・FBL編集長チカ・代表ケンタ)が、その思いを赤裸々に語りました。
虹の橋 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【編集Yの太鼓判はコレ!】留守番中も爆睡!究極の癒しベッドー編集部厳選!本当に使えるドッグギア #44
全員フレブルオーナーである『FRENCH BULLDOG LIFE』の編集部員たちが、自分たちで愛用している「本当に買ってよかった!」ものだけを紹介するこの連載。
今回は編集Yが、すべてのフレブルが大好きだと確信する極上のドッグベッドをご紹介! 留守番中もぐっすり、埋もれる姿は激カワ、さらに高確率で「へそ天」が見られます!
特集 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【イベントレポ】のべ6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグが集結!「フレブルLIVE2023」の全貌大公開!
第二回『French Bulldog LIVE 2023(フレブルLIVE)』が、無事閉幕しました!
今年は思い切っての2daysチャレンジ。当日までどうなるかドキドキでしたが…なんと、のべ「6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグ」が集結。
開催地の山中湖はもちろんのこと、道中のサービスエリアもフレブルだらけで、他犬種のオーナーさんは「何があるんですか!?」と驚いていたとか(そりゃそうだ笑)。
さぁみなさん、いよいよ「フレブルLIVE 2023」のレポートをお届けです!
今年参加してくださった方も、来年こそと意気込んでくださっている方も、臨場感たっぷりのレポートをお楽しみください!
フレブルLIVE -
【たった30秒でマイナス6℃!】進化する熱中症アイテム。保冷剤のいらないクールウェアは、この夏必須!
暑さに弱いフレンチブルドッグたち。そろそろ本格的な熱中症対策が必要なシーズンになってきました。
今回ご紹介するのは、日本初の保冷剤がいらないクールウェア。
獣医師監修で、さらに実用新案・特許も取得した、今フレンチブルドッグに最もオススメしたいクールアイテムです!
(PR 株式会社スウィートマミー)
PR -
【わずか3ヶ月で5万食突破!】フレンチブルドッグ専用「THE fu-do(ザ・フード)」が選ばれる理由。
フレンチブルドッグのためだけに作った総合栄養食「THE fu-do(ザ・フード)」。
販売スタートからわずか3ヶ月で、5万食を突破しました!
私たちにとって、ひとつの集大成ともいえる「THE fu-do(ザ・フード)」。
今回は特徴と、食べつづけた先にどんな未来が待っているのかをご紹介したいと思います!
実際にお試し頂いた50頭のフレンチブルドッグの声もお届けしていますよ。
元気なレジェンドブヒを目指すみなさま、どうかじっくりご一読くださいませ!
ザ・フード
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】We wanna meet FBF! ー編集部が、会いたいキミのもとへ。
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。