2024年8月11日2,747 View

フレブルにも役立つ意外なアイテム『たすき掛け』の効果とは

着物を着る機会がめっきり少なくなった現代では、「たすき掛け」と言ってもピンとこないかもしれません。もともとたすき掛けは着物着用時に用事などをする際、袖が邪魔にならないようにたすきを使ってコンパクトにまとめるものです。旅館の仲井さんやお祭の衣装などできっと見たことがあるはずですが、たすき掛けってフレブルたち犬にとっても意外な効果があるのです。今回は覚えておくと役に立つかもしれない、ブヒのためのたすき掛け効果について紹介していきますね。

ゴロゴロ雷にはたすき掛けで対策を

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Chekyravaa/shutterstock

 

ゴロゴロという雷やドーンとお腹の底に響く花火の音が苦手な犬は結構多く、フレンチブルドッグの中にも「雷キライ派」は一定数いるでしょう。

 

これらの音が苦手なフレブルは雷などが鳴り始めるとソワソワし、ガハガハと息が荒くなったりパニックになり涎をとめどなく流したりします。

 

愛ブヒが怯えている姿は見ているだけでも辛いもので、早くこの音よ過ぎ去ってくれ、とひたすら願うばかり。

 

実はこういう時に愛犬にたすき掛けをしてあげると落ち着くというデータがあり、実際に試して効果を感じたというオーナーさんは少なくありません。

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Tienuskin/shutterstock

 

なぜたすき掛けで落ち着くのかというと、体を一定の力で締め付けることで抱っこと同じような効果があり、緊張や不安を和らげるから。

 

犬の雷対策には「サンダーシャツ」や「ボディーラップウエア」と呼ばれる不安解消用の服が販売されていますが、これは犬の胴体を適度な圧力で包むことで不安を軽減するもの。

 

たすき掛けも原理は同じで、かつ、わざわざ服を買わなくてもタオルや手拭いなどで代用でき、アウトドアでも手持ちのタオルですぐにできるのでお手軽です。

 

雷の音が聞こえたらとりあえずたすき掛けをしてあげる、これだけで少しでも愛ブヒの恐怖や不安を和らげることができるかもしれません。

 

これからの季節はゲリラ豪雨や台風も多く、雷のメインシーズン。

 

そのためたすき掛けを覚えておくと、いざという時に役立つかもしれませんよ。

 

前足に力が入らない時のサポートにも

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Larissa Chilanti/shutterstock

 

高齢で前足に力が入りにくい、筋肉の衰えで前脚がハの字に開いて立ち上がりづらいなど、フレブルも年齢を重ねたり病気などによって立ち上がりや一歩踏み出す仕草が出来にくいことがあります。

 

グデッと前脚が広がって立ち上がりにくいという友人のレジェンド年齢ブヒは、そのサポートとしてたすき掛けを取り入れているそう。

 

たすき掛けをすることで自然と姿勢が整い、歩行や立ち上がりなどがスムーズになるんだとか。

 

コツは伸縮性のあるテーピングを使い、強く巻きすぎないこと。

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Patryk Kosmider/shutterstock

 

ちなみに人間にもたすき掛けの効果はさまざまあり、猫背や巻き肩の改善、肩こり、冷えなどに役立つようなので、これらのお悩みがある人は試してみてはいかがでしょうか。

 

なお、フレブルも高齢になると介護が必要になったり歩行そのものにサポートが必須になることがありますが、この際もたすき掛けをしているとたすき部分を掴んで引き上げや補助ができます。

 

フレンチブルドッグは筋肉質で見た目よりもずっしりと重たい子が多いので、何もない状態で体を掴んで支えるのは一苦労。

 

将来的なもしものことも視野に入れ、たすき掛けを覚えておくことをおすすめします。

 

で、たすき掛けってどうやるの?

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kwanchai.c/shutterstock

 

これまでたすき掛けのメリットを紹介してきましたが、そもそもたすき掛けをしたことがない人だってもちろんいるでしょう。

 

昭和生まれの筆者でさえ、今までの人生で自らたすき掛けをした記憶はありません。

 

そこで一番肝心な「たすき掛けのやり方」ですが、細長い布を愛ブヒの首の下に通し、背中で交差させてお腹の下を通して背中側でぎゅっと結ぶだけ。

 

「犬 たすき掛け やり方」などで検索すれば動画や図解ですぐに出てくるので、文字でピンとこない人は一度検索を。

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VDB Photos/shutterstock

 

たすきは細長い布で体に負担のかからないものであれば特に指定はなく、タオルや手ぬぐいを結んで繋げて長くする、伸縮性のある包帯を使うなど、身近にあるもので大丈夫です。

 

たすき自体もネット通販などで手に入りますが、身近にあるもので代用が効く手軽さもたすき掛けの魅力のひとつ。

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Anna Puzatykh/shutterstock

 

まずはタオルや手拭いで試してみてはいかがでしょうか。

 

ところで雷や花火の音を怖がるフレブルの中には、たすき掛け程度ではパニックが治らない場合もあります。

 

あまりにも過剰に怖がるようであれば動物病院で相談し、鎮静薬などを処方してもらう方法も。

 

雷や花火時に多いのがパニックに陥って脱走してしまうケースですが、花火大会や雷注意報が出ている時には散歩を控える、家のドアや窓などをきっちりと閉めておくといった対策もどうかお忘れなく。

 

おわりに

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eva_blanco/shutterstock

 

さて、この記事を書いている間、実際やってみなくてはいけないと思い筆者は手ぬぐいを繋ぎたすき掛けをしながら執筆しています。

 

するとどうでしょう、普段は背中を丸めた弛んだ姿勢でパソコンに向かうのが、たすきのおかげで背筋が伸びている…。

 

自然と姿勢が矯正されるのをしっかりと実感した次第なので、愛ブヒにも、そしてオーナーさんもたすき掛けをぜひ取り入れてみてくださいね。

 

 

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