シニア犬との旅行で大事にしたいこと[特集:ミドルシニアLIFE]
全国から多数のフレブルが集合するフレブルLIVEの日程も発表され、今年は我が家も愛ブヒと参加しようかな? なんて迷っている方も多いかと思います。特に、今まであまり遠出をしてこなかったシニアブヒのオーナーさんだと、「もうシニアだし旅行やイベントは難しいかな」と敬遠してしまうかも。けれど毎年フレブルLIVEには数多くのシニアブヒが遊びに来てくれ、レジェンド年齢で参加してくれるブヒも年々増えています。そこで今回、ミドルシニアよりも少し年齢層の高いシニア期のフレブル向けに、無理なく楽しく旅行をするコツをお届けしますね。
最初は短時間、かつ近場を攻める

Oksamutnaya/Shutterstock
フレブルとの旅に慣れている人がいる一方で、お出かけは普段のお散歩が中心でブヒ連れでの遠出や旅行はしたことがない、という人も一定数います。
そんな旅初心者ブヒが若くて体力満点ならともかく、7歳を超えシニア年齢と呼ばれる年頃だと環境が一変する旅行は少し不安があるかもしれません。
筆者の周りにも「家以外の場所での宿泊経験がない愛ブヒを連れて、旅行やイベントに行くのは心配」というオーナーさんもいて、確かにシニアからの旅行デビューはハードルが高く感じるもの。
けれど愛ブヒとの旅はとびきりの思い出になるし、日常を飛び出すことで新たな刺激に触れられるため、シニアブヒにとっても良いカンフル剤となるでしょう。

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とはいえ、いきなり遠出や宿泊を伴う旅行に連れ出すのではなく、まずは短時間かつ近場から慣らすべし。
遠出が不慣れなシニアブヒにとっては長時間の移動や急な環境変化は大きな負担になるので、目的地は車で30分以内の公園やドッグカフェなどが良いでしょう。
旅行では家以外の場所でご飯を食べますが、ドッグカフェなら外で食事をとる練習も兼ねられますよ。そんな近場のお出かけに慣れてきたら、今度は日帰り旅行にチャレンジ。
コツは少しずつ距離を伸ばしていくことで、移動のメイン手段となる車の中は快適さと安全性を最優先に考えて。

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特にこれからの季節は熱中症が心配なので、エアコンをつけていても日差しが差し込む場所だと体感はかなり暑いです。
移動中もこまめに水分補給をし、シートベルト付きドライブボックスやバリケンなどで安全を確保しましょう。
なお、休憩は1〜2時間おき、休憩時にはトイレを兼ね短時間の散歩をさせてストレスを軽減するのも大切です。
いよいよ旅行へ。スケジュールや宿泊先選びは?

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日帰り旅行に慣れてきたら、次はいよいよ宿泊ありの旅行です。
せっかくの旅行だしとつい観光地をたくさん回りたくなるけれど、シニアブヒとの旅で念頭におくべきはブヒに合わせたゆったりスケジュールを意識すること。
移動は日に2〜3回程度に抑え、食事や起床・就寝時間は普段通りを心がける。
暑い日中の街歩きは避け、涼しい場所で過ごせるスケジューリングを。

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そして大事なのはお宿選び。
最近は犬同伴OKのお宿も増えているけれど、その中でも「愛犬と一緒に心地よく過ごす」ことをコンセプトにした宿もあれば、「ペット連れでも宿泊可能」という宿もあります。
前者はいわゆるペットリゾートなどと呼ばれる施設になりますが、おすすめは断然こちら。
ペットとの宿泊が前提なのでドッグラン併設や滑りにくい仕様の床材、愛犬と一緒に食事が取れる部屋食やレストランのペット同伴OKなど、オーナーさんと愛犬に優しい内容になっています。
また、他の宿泊客もペット同伴なので、ペットを連れていない人に気を遣うことも少ないでしょう。

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ペット同伴OKとひと口に言っても、実際どこまでペットフレンドリーなのかはお宿ごとに大きく異なります。
事前に口コミなども活用し、愛ブヒと落ち着いて過ごせそうなお宿を選んでくださいね。
なお、宿や旅の目的地が決まったら、そこから近い動物病院を調べておくこともお忘れなく。
もし旅先でフレブルが体調を崩した場合、事前に近隣の動物病院を知っていると早めに対応できますよ。
多少嵩張っても愛ブヒの持ち物は抜かりなく

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シニアブヒと一緒に旅行を楽しむために必要なのは、普段通りにできるものは同じにし、いつもとの変化を軽減すること。
特にシニアともなれば食事の変化は体調不良に直結するので、いつも食べているフードやおやつは必ず持参し、初めての物は食べさせないで。
常備薬やサプリはもちろんですが、自宅や自分の匂いがついたブランケットやタオルといった安心グッズ、マナーパッドやペットシーツも多めに持っていきましょう。

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また、迷子札の装着や予備のハーネスやリード、それにこれからの季節だと熱中症対策グッズは不可欠です。
筆者の場合、今の季節の旅行だとかなり大きなサイズのクーラーボックスにクールネック用に凍らせた保冷剤をたっぷりと詰め、旅の途中に何度もロックアイスを買って保冷剤が溶けないようにしていますが、それというのも旅先で保冷剤は手に入っても、凍っている保冷剤を手に入れるのは至難の業だからです。
シニアになると体温調節もしにくくなるので、熱中症対策グッズ以外にも冷房が効いた場所での保温グッズも持参すると安心ですよ。
おわりに

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シニアブヒとの初めての旅行は心配事もあるけれど、準備を万端に整えればほとんどの不安は解消されます。
そして何より旅先では無理をさせず、のんびり、ゆったりを合言葉にスケジュールを組みましょう。
ちなみにフレブルLIVEはオーナーさんもブヒも思い思いにのんびり過ごせるイベントなので、シニアブヒやレジェンドブヒにもぴったりですよ♡
文/横田愛子
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